2010年12月08日
インテル完敗でベニテス監督にさらなる重圧 トッテナムは首位通過を決める/CL
チャンピオンズリーグは現地時間7日、グループリーグ最終節の8試合が行なわれ、グループAの昨季王者インテル(イタリア)は、敵地でブレーメン(ドイツ)に0対3と完敗した。一方、トッテナム(イングランド)は敵地でトゥヴェンテ(オランダ)と3対3で引き分けたが、グループ首位での決勝トーナメント進出を果たしている。ロイター通信が報じた。
昨季はモウリーニョ監督の下で3冠を達成しながら、今季はベニテス監督の下で不振に苦しむインテル。クラブW杯を見据えてMFスナイデルを温存し、風邪でDFルシオを欠いたベニテス監督は、同じく今季不振に苦しむブレーメンを相手に納得のいくパフォーマンスを見せられることができなかった。
インテルは38分、プレドルのヘッドで先制されると、49分にもアルナウトヴィッチに追加点を許してしまう。さらにメルテザッカーのヘッド、ハントのシュートはクロスバーに救われたものの、88分にはピサロにダメ押しゴールを奪われ、いいところなく敗れ去った。
インテルはこれで今季の公式戦7敗目。これはモウリーニョ前監督の下で昨季を通じて喫した敗戦と同じ数だ。インテルのモラッティ会長は先日、かつての自分ならすでにベニテス監督を解任していたと語った。近年は短気ぶりが身を潜めている同会長だが、この日の敗北で再びベニテス監督へのプレッシャーが増すことになるだろう。
だが、グループ2位で決勝トーナメントへ進むことになったベニテス監督は、伊『スカイ』TVに対し、「我々はすでにグループリーグ突破を決めてこの試合を迎えた。大事なのは前節トゥヴェンテ戦だったんだ」とコメント。「若手を試したし、ケガのリスクを増やさないようにした。私の将来がクラブW杯に懸かっているとは思わない」と強気の姿勢を強調している。
一方、初出場ながらすでにグループリーグ突破を決め、首位争いでもインテルとの直接対決の成績でリードしていたトッテナムは、相手GKボシュカールがバックパスを空振りし、オウンゴールという形で先制に成功する。だが、22分にランザートのPKで追い付かれると、試合は一進一退の攻防に。ケガで今季これまで1得点だったFWデフォーが2ゴールを決めるが、ロサレスとチャドリのヘッドでそれぞれ同点とされ、リードを守り切れずにドローに終わった。
勝利を目指した両チームだが、結果的には双方にとって納得の結末に。トッテナムはグループ首位の座を手に入れ、トゥヴェンテはグループ3位でヨーロッパリーグへ回ることが決まった。これにより、インテルを下したブレーメンは完全に敗退することとなっている。
ヤングボーイズ(スイス)とのプレーオフ・ファーストレグでは、前半に3点を先行されたトッテナム。その同クラブがグループ首位でベスト16へ進むと予想した者はいなかっただろう。
グループリーグ6試合で18得点も挙げ、3勝2分け1敗でインテルを勝ち点1上回ったレドナップ監督は、英『スカイ・スポーツ』に対し、「我々はゴールを量産しているが、相手に同じように失点も許している。試合には勝ちたいが、グループ首位で終えることが重要だった」とコメント。「私はこのグループが最もタフだったと思っている。首位で突破できたのは素晴らしい快挙だ」と喜びをあらわにした。
昨季はモウリーニョ監督の下で3冠を達成しながら、今季はベニテス監督の下で不振に苦しむインテル。クラブW杯を見据えてMFスナイデルを温存し、風邪でDFルシオを欠いたベニテス監督は、同じく今季不振に苦しむブレーメンを相手に納得のいくパフォーマンスを見せられることができなかった。
インテルは38分、プレドルのヘッドで先制されると、49分にもアルナウトヴィッチに追加点を許してしまう。さらにメルテザッカーのヘッド、ハントのシュートはクロスバーに救われたものの、88分にはピサロにダメ押しゴールを奪われ、いいところなく敗れ去った。
インテルはこれで今季の公式戦7敗目。これはモウリーニョ前監督の下で昨季を通じて喫した敗戦と同じ数だ。インテルのモラッティ会長は先日、かつての自分ならすでにベニテス監督を解任していたと語った。近年は短気ぶりが身を潜めている同会長だが、この日の敗北で再びベニテス監督へのプレッシャーが増すことになるだろう。
だが、グループ2位で決勝トーナメントへ進むことになったベニテス監督は、伊『スカイ』TVに対し、「我々はすでにグループリーグ突破を決めてこの試合を迎えた。大事なのは前節トゥヴェンテ戦だったんだ」とコメント。「若手を試したし、ケガのリスクを増やさないようにした。私の将来がクラブW杯に懸かっているとは思わない」と強気の姿勢を強調している。
一方、初出場ながらすでにグループリーグ突破を決め、首位争いでもインテルとの直接対決の成績でリードしていたトッテナムは、相手GKボシュカールがバックパスを空振りし、オウンゴールという形で先制に成功する。だが、22分にランザートのPKで追い付かれると、試合は一進一退の攻防に。ケガで今季これまで1得点だったFWデフォーが2ゴールを決めるが、ロサレスとチャドリのヘッドでそれぞれ同点とされ、リードを守り切れずにドローに終わった。
勝利を目指した両チームだが、結果的には双方にとって納得の結末に。トッテナムはグループ首位の座を手に入れ、トゥヴェンテはグループ3位でヨーロッパリーグへ回ることが決まった。これにより、インテルを下したブレーメンは完全に敗退することとなっている。
ヤングボーイズ(スイス)とのプレーオフ・ファーストレグでは、前半に3点を先行されたトッテナム。その同クラブがグループ首位でベスト16へ進むと予想した者はいなかっただろう。
グループリーグ6試合で18得点も挙げ、3勝2分け1敗でインテルを勝ち点1上回ったレドナップ監督は、英『スカイ・スポーツ』に対し、「我々はゴールを量産しているが、相手に同じように失点も許している。試合には勝ちたいが、グループ首位で終えることが重要だった」とコメント。「私はこのグループが最もタフだったと思っている。首位で突破できたのは素晴らしい快挙だ」と喜びをあらわにした。
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