2010年11月09日
ヘタフェ監督「大半のチームがレアルとバルサ相手に勝利をあきらめている」
リーガ・エスパニョーラ第10節のバルセロナ戦に1−3で敗れたヘタフェのミチェル監督は8日、スペインのラジオ局ラジオマルカとのインタビューに応じ、リーガの現状を分析した。
ミチェル監督はまず、中堅以下のチームがレアル・マドリーやバルセロナ戦に臨む消極的な姿勢に対して苦言を呈すると同時に、サッカー界に蔓延(まんえん)するクラブ間の「貧富の格差」を指摘した。
「大半のチームの選手や監督は、レアル・マドリーとバルセロナ相手に最初から勝利をあきらめている。選手たちは2強を恐れるあまり、『スター選手の足を踏むのではないか』とビクついてさえいるありさまだ。サッカービジネスのもたらすマネーは年々増加しているが、すべてのクラブが利益の恩恵を受けているわけではない」
ミチェル監督は一方で、7日に行われた“マドリー・ダービー”を2−0で制したレアル・マドリーについてもコメントし、毎回ほぼ同じ選手を起用するジョゼ・モリーニョ監督の手法がリーガで通用するか否かに疑問を投げ掛けた。
「シーズンは11月に入ったばかりだが、レアル・マドリーは残りシーズンも今のペースをキープしていかなければならない。モリーニョ監督はチェルシーやインテル時代でもローテーションを多用しなかったが、結果的にはそのやり方がうまくいった。とはいえ、リーガのサッカーがフィジカルやテクニックの両面でプレミアリーグやセリエAとは種類を異にするものであることも事実だ」
またミチェル監督は、アトレティコ戦で先制点を挙げたレアル・マドリーのポルトガル代表DFリカルド・カルバーリョを称賛しながらも、32歳の同選手のコンディションに対して懸念を表した。
「レアル・マドリーはここ数年“ペペのパートナー”を探していたが、今やペペが“カルバーリョのパートナー”とみなされるほど、カルバーリョの存在感は増している。ただ、カルバーリョがシーズン閉幕まで持ちこたえられるかどうかは疑問だ」
ミチェル監督は一方で、前節の対戦相手、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに対しても賛辞を惜しまなかった。
「メッシは現在世界ナンバーワンの選手だ。彼を止めるには、時としてスポーツマンシップに欠く方法に頼らざるを得ないこともある」
最後にミチェル監督は、バルセロナ戦での3失点目の引き金となったGKジョルディ・コディーナとDFダニエル・ディアスのミスについても触れ、失策は犯したもののチームを再三の危機から救った両選手を擁護した。
「不思議なことに、われわれは後半(3点リードされ)苦しい状況に陥ったときに本領を発揮することができた。コディーナと“カタ”(ディアスの愛称)はミスを犯したが、2人が何度もチームを危機から救ったのも事実だ。われわれはほとんどボールを持たせてもらえなかった。せっかく手にしたボールも、いとも簡単に相手に渡してしまった。これでは前線からプレスをかけることなど、とても不可能だ」
ミチェル監督はまず、中堅以下のチームがレアル・マドリーやバルセロナ戦に臨む消極的な姿勢に対して苦言を呈すると同時に、サッカー界に蔓延(まんえん)するクラブ間の「貧富の格差」を指摘した。
「大半のチームの選手や監督は、レアル・マドリーとバルセロナ相手に最初から勝利をあきらめている。選手たちは2強を恐れるあまり、『スター選手の足を踏むのではないか』とビクついてさえいるありさまだ。サッカービジネスのもたらすマネーは年々増加しているが、すべてのクラブが利益の恩恵を受けているわけではない」
ミチェル監督は一方で、7日に行われた“マドリー・ダービー”を2−0で制したレアル・マドリーについてもコメントし、毎回ほぼ同じ選手を起用するジョゼ・モリーニョ監督の手法がリーガで通用するか否かに疑問を投げ掛けた。
「シーズンは11月に入ったばかりだが、レアル・マドリーは残りシーズンも今のペースをキープしていかなければならない。モリーニョ監督はチェルシーやインテル時代でもローテーションを多用しなかったが、結果的にはそのやり方がうまくいった。とはいえ、リーガのサッカーがフィジカルやテクニックの両面でプレミアリーグやセリエAとは種類を異にするものであることも事実だ」
またミチェル監督は、アトレティコ戦で先制点を挙げたレアル・マドリーのポルトガル代表DFリカルド・カルバーリョを称賛しながらも、32歳の同選手のコンディションに対して懸念を表した。
「レアル・マドリーはここ数年“ペペのパートナー”を探していたが、今やペペが“カルバーリョのパートナー”とみなされるほど、カルバーリョの存在感は増している。ただ、カルバーリョがシーズン閉幕まで持ちこたえられるかどうかは疑問だ」
ミチェル監督は一方で、前節の対戦相手、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに対しても賛辞を惜しまなかった。
「メッシは現在世界ナンバーワンの選手だ。彼を止めるには、時としてスポーツマンシップに欠く方法に頼らざるを得ないこともある」
最後にミチェル監督は、バルセロナ戦での3失点目の引き金となったGKジョルディ・コディーナとDFダニエル・ディアスのミスについても触れ、失策は犯したもののチームを再三の危機から救った両選手を擁護した。
「不思議なことに、われわれは後半(3点リードされ)苦しい状況に陥ったときに本領を発揮することができた。コディーナと“カタ”(ディアスの愛称)はミスを犯したが、2人が何度もチームを危機から救ったのも事実だ。われわれはほとんどボールを持たせてもらえなかった。せっかく手にしたボールも、いとも簡単に相手に渡してしまった。これでは前線からプレスをかけることなど、とても不可能だ」
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