2010年11月09日
永井が中国黙らせた!関塚日本初陣3発制圧!!…アジア大会
サッカー男子1次A組 中国0―3日本(8日・天河スタジアム) サッカー男子のU―21(21歳以下)日本代表が1次リーグA組初戦で中国に3―0と圧勝した。尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件などで日中関係の緊張が高まり、数千人の公安官が監視する異例の厳戒態勢下の試合だったが、FW永井謙佑(21)=福岡大=の1得点1アシストの活躍などで、相手観客を黙らせた。
騒ぎを起こす気力も奪った。3―0。日本の圧勝に、冷え冷えとしたスタンドの観客がおとなしく出口に急ぐ。中国を黙らせた。関塚ジャパンが相手を完膚なきまでに叩きのめした。
前半11分に先制点を決めたMF山崎は「楽しくやれた。そんなにプレッシャーも感じなかった」と余裕の表情。「超、楽しかったス。面白かったス」DF比嘉は満面の笑みだ。異例の厳戒態勢下、選手たちはプレッシャーを力に変えていた。
日中関係の緊張が高まる中での一戦。暴動を警戒した中国側は、日本の警官にあたる公安官約4000人を私服、制服姿でスタンドに配置。観客に交じってブーイングなどを取り締まった。スタジアムは5万6000人収容だがチケット発売は約2万枚。警備の都合で一般観客を絞り、大量の公安官と、当局が動員した“ハリボテ観客”を投入していた。
さらに治安部隊にあたる「武警」約500人が競技場を巡回。日本人サポーター約150人は集まってバスでスタジアム入りし、一区画に固まって観戦、日の丸の持ち込みも禁止された。04年の反日デモで店内を破壊された競技場近くの「ジャスコ」では約1000人の公安官が警戒するなど、周囲にも大きな影響を与えた一戦だった。
ボールを持てば静寂。相手が攻めると大歓声。そんな完全アウェーの中、後半13分に永井が追加点を決めた。歓喜する日本人サポーターを挑発と感じた現地観衆は、両手を振り上げ罵(ば)声の合唱。複数の人間が外につまみ出される一幕もあった。だが、直後の19分にDF鈴木が3点目を決めると静まり返った。
Jリーグの主力は招集できず、大学生とJの控え中心のメンバー。満足な準備期間も持てず、中国入り後も練習場の変更など敵地の洗礼を浴びた。それでも初陣でホスト国に圧勝。関塚隆監督(50)は「選手はリラックスしてやってくれた」と目を細めた。
騒ぎを起こす気力も奪った。3―0。日本の圧勝に、冷え冷えとしたスタンドの観客がおとなしく出口に急ぐ。中国を黙らせた。関塚ジャパンが相手を完膚なきまでに叩きのめした。
前半11分に先制点を決めたMF山崎は「楽しくやれた。そんなにプレッシャーも感じなかった」と余裕の表情。「超、楽しかったス。面白かったス」DF比嘉は満面の笑みだ。異例の厳戒態勢下、選手たちはプレッシャーを力に変えていた。
日中関係の緊張が高まる中での一戦。暴動を警戒した中国側は、日本の警官にあたる公安官約4000人を私服、制服姿でスタンドに配置。観客に交じってブーイングなどを取り締まった。スタジアムは5万6000人収容だがチケット発売は約2万枚。警備の都合で一般観客を絞り、大量の公安官と、当局が動員した“ハリボテ観客”を投入していた。
さらに治安部隊にあたる「武警」約500人が競技場を巡回。日本人サポーター約150人は集まってバスでスタジアム入りし、一区画に固まって観戦、日の丸の持ち込みも禁止された。04年の反日デモで店内を破壊された競技場近くの「ジャスコ」では約1000人の公安官が警戒するなど、周囲にも大きな影響を与えた一戦だった。
ボールを持てば静寂。相手が攻めると大歓声。そんな完全アウェーの中、後半13分に永井が追加点を決めた。歓喜する日本人サポーターを挑発と感じた現地観衆は、両手を振り上げ罵(ば)声の合唱。複数の人間が外につまみ出される一幕もあった。だが、直後の19分にDF鈴木が3点目を決めると静まり返った。
Jリーグの主力は招集できず、大学生とJの控え中心のメンバー。満足な準備期間も持てず、中国入り後も練習場の変更など敵地の洗礼を浴びた。それでも初陣でホスト国に圧勝。関塚隆監督(50)は「選手はリラックスしてやってくれた」と目を細めた。
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