2010年11月02日
グアルディオラ監督「メッシのような選手に監督はさして重要ではない」
2日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第4節のコペンハーゲン戦の前日会見に臨んだバルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督は、昨季デンマーク・スーペルリーガ2連覇を達成した同クラブについて「恐るべき相手だ」と述べ、あらためて警戒を強めた。
「コペンハーゲンは恐ろしく手ごわいチームだ。相手は強いフィジカルを備えたアグレッシブなチームで、テクニック、戦術ともに高いレベルを持っている。デンマークリーグの覇者であるということが、彼らの実力を証明している。スペインでは国内のチームばかりクローズアップされる傾向があるが、外に目を向ければ、ピッチを自在に動き回り、いいサッカーを実践しているチームがたくさんある。したがって、今はグループリーグを通過することだけに集中したい。レアル・マドリー戦との“エル・クラシコ”(伝統の一戦)はリーガの中の1試合に過ぎないし、しかもその前にヘタフェ、ビジャレアル、アルメリア戦も控えている」
グアルディオラ監督は、対戦相手の長所を評価すると同時に、勝てば決勝トーナメント進出に大きく前進するコペンハーゲン戦が、チームにとって1つの区切りとなることも認めた。
「コペンハーゲンは統率の取れた守備と鋭い攻撃を併せ持ち、空中戦でも強さを発揮する手ごわい相手だ。リーガ・エスパニョーラにいれば、間違いなく上位に入ってくるだろう。コペンハーゲンに勝てれば、決勝トーナメント進出に向けて大きく前進できる」
またグアルディオラ監督は、先月30日に5−0で圧勝したセビージャ戦を振り返り、「いいサッカーをすることが長いシーズンを戦う上で重要な要素である」との考えを指摘した。
「順位と結果が大事なのは言うまでもないが、すべては『試合内容の良し悪し』にかかっている。長い目で見たとき、良いサッカーをしていれば、おのずと結果もついてくるものだ」
一方、バルセロナの司令塔シャビが、同日「レアル・マドリーは偉大な選手をそろえているが、僕はあのチームでは苦しむことになるだろう」とコメントしたことに対して、グアルディオラ監督は、同選手のクオリティーがどのチームでも通用することを保証した。
「シャビはどのチームでも完ぺきにプレーできるだろう。もちろん、バルセロナでプレーしてくれるに越したことはないが、彼はどこへ行っても通用するだけの高いクオリティーを備えている」
また、グアルディオラ監督の在任中に「リーガ通算100得点達成」が期待されるエースのリオネル・メッシについては、その実績が自身の功労によるものではないことを強調した。
「メッシのような選手が開花するのに、監督の助けなど必要ない。彼のような才能を持った選手にとって、監督はさして重要ではないということだ。メッシはキャリアを通じてゴールを量産してきたし、これからも得点し続けるだろう。メッシクラスの選手に対して、監督はただ彼らが気持良くプレーできるよう努めるだけだ。“特別”なのは彼らの方なのだから」
グアルディオラ監督は一方で、圧勝したセビージャ戦のメンバーが“理想のイレブン”であるという意見についてはきっぱりと否定した。
「あのメンバーで、全試合を5−0で勝てるわけではない。われわれは1カ月間ではなく、2年間ともにプレーしてきたのだ。その間、負けもしたし勝ちもした。仮にセビージャ戦のメンバーで10試合を戦って全勝したとすれば、それだけの結論が出て当然だろうがね」
グアルディオラ監督は最後に、前節バルセロナに大敗を喫したセビージャのグレゴリオ・マンサーノ監督が「リーガの優勝候補はレアル・マドリーとバルセロナに絞られた」と断言したことに対して「ほかのチームにも優勝の可能性がある」との見解を示した。
「ほかのチームが、優勝争いから取り残されているとは思えない。3位ビジャレアルとの差はわずか2ポイントだ。つまり、最後にどうなるかはまだ分からないということだ」
「コペンハーゲンは恐ろしく手ごわいチームだ。相手は強いフィジカルを備えたアグレッシブなチームで、テクニック、戦術ともに高いレベルを持っている。デンマークリーグの覇者であるということが、彼らの実力を証明している。スペインでは国内のチームばかりクローズアップされる傾向があるが、外に目を向ければ、ピッチを自在に動き回り、いいサッカーを実践しているチームがたくさんある。したがって、今はグループリーグを通過することだけに集中したい。レアル・マドリー戦との“エル・クラシコ”(伝統の一戦)はリーガの中の1試合に過ぎないし、しかもその前にヘタフェ、ビジャレアル、アルメリア戦も控えている」
グアルディオラ監督は、対戦相手の長所を評価すると同時に、勝てば決勝トーナメント進出に大きく前進するコペンハーゲン戦が、チームにとって1つの区切りとなることも認めた。
「コペンハーゲンは統率の取れた守備と鋭い攻撃を併せ持ち、空中戦でも強さを発揮する手ごわい相手だ。リーガ・エスパニョーラにいれば、間違いなく上位に入ってくるだろう。コペンハーゲンに勝てれば、決勝トーナメント進出に向けて大きく前進できる」
またグアルディオラ監督は、先月30日に5−0で圧勝したセビージャ戦を振り返り、「いいサッカーをすることが長いシーズンを戦う上で重要な要素である」との考えを指摘した。
「順位と結果が大事なのは言うまでもないが、すべては『試合内容の良し悪し』にかかっている。長い目で見たとき、良いサッカーをしていれば、おのずと結果もついてくるものだ」
一方、バルセロナの司令塔シャビが、同日「レアル・マドリーは偉大な選手をそろえているが、僕はあのチームでは苦しむことになるだろう」とコメントしたことに対して、グアルディオラ監督は、同選手のクオリティーがどのチームでも通用することを保証した。
「シャビはどのチームでも完ぺきにプレーできるだろう。もちろん、バルセロナでプレーしてくれるに越したことはないが、彼はどこへ行っても通用するだけの高いクオリティーを備えている」
また、グアルディオラ監督の在任中に「リーガ通算100得点達成」が期待されるエースのリオネル・メッシについては、その実績が自身の功労によるものではないことを強調した。
「メッシのような選手が開花するのに、監督の助けなど必要ない。彼のような才能を持った選手にとって、監督はさして重要ではないということだ。メッシはキャリアを通じてゴールを量産してきたし、これからも得点し続けるだろう。メッシクラスの選手に対して、監督はただ彼らが気持良くプレーできるよう努めるだけだ。“特別”なのは彼らの方なのだから」
グアルディオラ監督は一方で、圧勝したセビージャ戦のメンバーが“理想のイレブン”であるという意見についてはきっぱりと否定した。
「あのメンバーで、全試合を5−0で勝てるわけではない。われわれは1カ月間ではなく、2年間ともにプレーしてきたのだ。その間、負けもしたし勝ちもした。仮にセビージャ戦のメンバーで10試合を戦って全勝したとすれば、それだけの結論が出て当然だろうがね」
グアルディオラ監督は最後に、前節バルセロナに大敗を喫したセビージャのグレゴリオ・マンサーノ監督が「リーガの優勝候補はレアル・マドリーとバルセロナに絞られた」と断言したことに対して「ほかのチームにも優勝の可能性がある」との見解を示した。
「ほかのチームが、優勝争いから取り残されているとは思えない。3位ビジャレアルとの差はわずか2ポイントだ。つまり、最後にどうなるかはまだ分からないということだ」
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