2019年07月04日
試合に出してもらえない子の実際
試合に出してもらえないって事が、少年サッカーでは話題に挙がる事が未だにあります。
旧ブログでも、この辺は相当訴えて来た部分でもあるだけに・・・残念な気持ちで一杯なのですが・・・。
ただ、考えて欲しいのですね。
なぜ試合に出してもらえないのかって事を・・・。
私が指揮を執る試合では、基本全員出場で勝利を目指しに行きます。
基本・・・と言う言い方をするのには訳があって、自ら出場を拒否する子が時々いる為です。(^^;
体調が悪い事を理由に出場を拒む事が多いでしょうか・・・。
流石に、そこは無理強いできませんし、する気もありませんからね・・・仕方がありません。
今迄、罰として試合に出さなかったと言う事は無かったと思います。
当日来さえすれば、試合に出る意思があるとみなして試合構想に組み込んでしまいます。(笑)
もちろん、直前でのキャンセルも受け付けますけどね。(^^;
基本・・・子供達は、試合に出場する権利者ですから・・・自らその権利を放棄しない限りは、チームの勝利の為にフィールドを駆け回ってもらうのは、至って当たり前の事だと私は考えています。(^-^)b
ただ、指導者の数だけ・・・考える少年サッカーは存在する事も又事実なんです。
正解も不正解も、良いも悪いも、きっと無いのでしょう。
その為、試合に出られない子、出してもらえない子と言う存在が出て来る事がある訳なんです。
この問題、指導陣ばかりを責めてもいけない気もするんですよね。
もちろん、試合に出さない事自体は、JFAの掲げる育成年代の在り方に反する物である訳で、決してその行為を正当化してはいけない(少なくともJFAの傘下にいるのならですけど・・・)部分なんだと思います。
独善的な振る舞いである事には、何ら変わりはありませんからね。
ただ、そう言う事になってしまった原因は・・・もしかしたら、子供達にもあるのかも知れないって事も考えないといけない気がします。
試合に出る事が出来る子達と何が違うのか・・・考えた事がありますでしょうか・・・?
「試合に出してもらえない」って嘆く前に、実はここを考えて貰えたら・・・って正直思う所なんです。
私が今まで見て来た中で・・・でしか推測する事は出来ませんから・・・当て推量程度の意見として捉えて貰えれば良いのかと思うのですけど・・・少しでも参考になればと思います。
上手いとか下手だとか・・・色々と理由は考え付くかと思うのですけどね。
私が考える、試合に出る事が出来る子達との一番の違いはと言うと・・・自分に出来る事を手を抜かずにしっかり出来るか、やって来たか・・・と言う事に尽きるのかと思うのですよね。(^-^)b
この部分に関して、及ばない所があった子達が、学年が上がる度に・・・周囲との差が出来て・・・試合から遠ざかって行く様に・・・少なくとも私には映ります。
もっとも、この辺もチーム事情による所も大きいので一概には言えないのかと思いますけどね。
ただ、概ね試合に出られない、出してもらえない子達の特徴としては、思い当たる節もあるのではないかと思うのです。
出来るのにやらない、やろうとしない・・・こう言う子達の成れの果て・・・でもあるのかなと思います。
誰も出来ない事をやれとは言いません・・・多分。(^^;
出来る事をやらないから、やろうとしないから、周囲との差が開いて行き、次第に着いて行けなくなる・・・すると、面白くなくなってくるから、又練習にも力が入らない、そして又差が開いて行く・・・この繰り返しだったんじゃないのでしょうか?
練習態度が悪いとか、頑張れないとか、真面目にやらないとか・・・色々な言葉で、表現される訳なんですけどね。
その心は、出来る事をしない、やろうとしない子達なんだろうと思います。
ただ、それを踏まえて考えたとしても・・・やはり、試合に出さないと言う事は正当化されるべき事ではありませんかね。(^^;
少なくともJFA登録チームとしては・・・。
公式戦なら、必ず大会要綱に掲げられている筈なんです。
全員が同等の時間出場できる様に努める事って・・・。(^-^)b
試合に出してもらえないって事自体は、少年サッカーの闇の部分として今後も色々な所で声が挙がる事と思います。
この問題は、今後も議論の的になって行くのだろうと思います。
正直、私には下らない論争の様に思えるのですけどね。
しかし、それが少年サッカーの世界の現実でなんです。
ちなみに・・・私の場合ですが、確かに子供達は全員出場する事が出来ます。
出来ますが・・・出来る事をしない、やろうとしない・・・そう言う子は、直ぐに交代となってしまいます。
もちろん、又再登場のチャンスも与えますけどね。(^-^)b
「出来ない事をしろとは言わない、ただ・・・出来る事はちゃんとやろうよ・・・」って一言だけ付け加えて送り出す様にしています・・・何度でも。(^^;
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>うちのチームに辞めた子がいるんですよね…
そう言う子っていますよね。
私も何人か知っています。
本当に気の毒に映るのですが・・・もう少しチームとしてやり方はなかったのかな・・・ってその度に思うんです。
>コーチが言うには「やる気が感じられない、本人にかかってる」
こう言う事は、良く耳にしますよね。(^^;
実際、そう映ってしまう子っているものです。
ただ、それが試合に出られない理由だったとしたら、ちょっと残念な気もしますよね。
>ママの言い分は「本人の努力も確かにあるけど、コーチのやり方がやる気を出させるものではない」
これもよく耳にする話です。
気持ちは物凄く分かるのですよ・・・。
ただ・・・両成敗にしたいんですよね・・・。(^^;
親としては、どうしてもそう言う見方をしたいものなのかも知れませんけどね。
>…どっちもうなづけるものでした。
私はその子の事を知らないので何とも言い難いのですけど・・・まるこさんが「どちらもうなずける」のでしたら、おそらくそう言う事だったんだと思いますよ。(^-^)b
コーチも親御さんも、言い分はあるのだと思うのですよ。
じゃ、その上で、その子に何をしてあげたの・・・?って部分が抜けている気がします。
大人がもう少し手を差し伸べられなかったんでしょうか・・・?
>最終的には本人がつまらない、というのがあって辞めてしまいました。
結局そうなってしまいますよね。
似た様な境遇で、辞めないで続けていられる子がどれ程凄いのかが分かりますよね。
それもその子の判断ですから・・・娘もそうでしたしね。(^^;
辞めて見えて来る物も在るんだと思います。
親も子も、そしてコーチもね。
それぞれが、成長する為に必要な事だったんだと信じたいですね。
>コーチがちゃんとみてくれない、下の学年と練習させられては本人が落ち込んでしまう…これはわがままなのかどうなのか。
チームの方針なんでしょうから、その辺は何とも言えないのですけど・・・。
息子のコーチは、それが嫌で・・・飛び級を受け付けずに、その学年だけで練習をし続けましたね。
それまでは、Bチームの子達が毎年下の学年とナイター練習をするのが常だったのですよ・・・うちの団も。
息子も一時期下の学年と一緒に練習をしていた時期があります。
その時は、私も他の親御さん達と一緒に、息子の学年に付きっ切りで、練習のサポートをした事を覚えています。
子供達にもプライドって物がありますからね。
やる気を損なわない様にして上げられるのは、大人の努力だけなんじゃないかと・・・。
>一生懸命やってもそれが感じられない、結果にでてこない、そんな子はどうしたらいいんでしょうね…
子供達に必要なのは、多分理解者なんだろうと思うのです。
それぞれ、ちゃんと見てあげて、理解しようとする大人・・・それが、甘えや逃げ道に繋がってしまうのではいけないのでしょうけど・・・それがコーチの役目でもある様に思います。
問題を一緒に解決する方法を考えるのもコーチングの守備範囲みたいですからね。(^^;
自分で考えろって吐き捨てるのは簡単なんですよね。
でも、一緒になってあ〜でもない、こ〜でもないって考え悩む事で見えて来る物もあるんです。
切り捨てるのではなく、拾い上げて行くのがコーチなんじゃないかな・・・って思いますけどね。(^^;
別のコーチの元でなら、又違う評価を受ける事もざらにありますからね。
辞めてしまうと言う選択も、本当にそれで良いのかどうか・・・難しい部分はある訳なんです。
ただ、大人ももっと頑張らないといけない部分は在りますよね・・・きっと。
また、コメント下さいね!
その子は息子が始めた当初から一緒にやってきた子でした。でもその頃から今までずっと出場の機会が少なく、なかなかうまくいかない感じでした。けれど練習にはちゃんと来るし、試合も出れなくても休まず来ていました。コーチが言うには「やる気が感じられない、本人にかかってる」ママの言い分は「本人の努力も確かにあるけど、コーチのやり方がやる気を出させるものではない」…どっちもうなづけるものでした。最終的には本人がつまらない、というのがあって辞めてしまいました。コーチがちゃんとみてくれない、下の学年と練習させられては本人が落ち込んでしまう…これはわがままなのかどうなのか。一生懸命やってもそれが感じられない、結果にでてこない、そんな子はどうしたらいいんでしょうね…