2019年10月15日
サッカーは体育の時間じゃありません!
「前に習えっ!」「回れ右っ!」「休めっ!」こんな言葉が飛び交うのが体育の授業です。
他にも行進や集団行動等・・・私達が何気無くやらされて来た事の多くは、軍事教練の名残なんだそうですね。(汗)
まぁ、言われてみればね〜なる程って感じなんですけど・・・言われなければ気にならない事でもあります。
そのくらい、私達は軍隊式のやり方や考え方が染み付いているとも言えそうなんです。(^^;
少年サッカーでも、体育の授業さながらキビキビとした行動を求める向きがあります。
そして、それを気持ち良い物として感じる大人達の姿がある訳です。
会場に来たら、先ず本部へ向かい・・・整列し、帽子を取り、大きな声で挨拶をする・・・試合終了後も同様に帰りの挨拶をする・・・この姿も見方によっては軍隊そのものです。
整列して声を出しながらジョッグする姿・・・試合後にベンチの前に並んで挨拶する姿・・・そのどれを取ってみても軍隊の様です。
そして、それを見て気持ち良いと思うんですよね・・・大人って。(^^;
それが正しいと言うよりも、礼儀だと思っている節がどうも日本人にはあるんです。
違和感を感じている人っていますかね?
殆どいないのだと思います。
スポーツの場にさえ、体育を持ち込んでしまっているのが日本人だ・・・と言えそうなんですね。
スポーツと体育とは、その根本からして違う物なんです。
なのに、それらの融合を図ってしまったのが日本と言う国の様なんですね。
だから、日本はスポーツに対する考え方も指導の仕方も外国と比べて異質なのかも知れません。
スポーツでさえ、日本では苦行なんですよね。(^^;
中学生以上にもなれば、先輩後輩と言う縦の関係を重んじる様になります。
先輩の言う事は絶対・・・その上にはコーチがいて、その上には監督がいて・・・と言う様に縦の関係は、社会に出てもそのまま維持されて行くのが当たり前でした。
命令する者とそれに従う者・・・この関係がハッキリしていたのが体育会系と言う生き物だったと言えます。
体育会系って、結局は『なんちゃって軍隊』の世界だったと言えそうなんですね。(笑)
その上、武道の影響もあったのでしょうから・・・もうメチャクチャな感じなんですけどね。(^^;
スポーツ自体は、社会の縮図として子供達に色々な事を教えてくれる場です。
自発的に考えて行動する事が求められているんです。
誰かに言われて動くのではなく、自分で判断して行動に移す事がスポーツの在るべき姿なんです。
だって、言われるがままに動いているだけでは楽しくなんかありませんものね?
スポーツとは楽しむ物ですから、全てに於いて自発的に行われて当たり前なんです。
ここに体育との決定的な違いがあると思うんですよね。
どうでしょう・・・少年サッカーの世界・・・自発的にやれている様に見えますかね?
やらされてる感ありませんかね?
ベンチからの声はどうでしょう?
親御さん達の声はどうなんでしょうか?
何より、子供達・・・サッカーを楽しそうにやれていますか?
サッカーはマスゲームじゃありません。
目的は1つでも、その表現方法は無数に在って良いスポーツです。
個性を潰してしまっているのは、案外『なんちゃって軍隊』的な価値観なのかも知れませんね。
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