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2023年10月28日

やっぱりおもしろい「家政婦は見た!」

こないだ久しぶりにドラマ「家政婦は見た!」の初期の頃の作品を見たのだが、
やはりこのドラマは最強だったと今さらながら再認識した。

今回見たのは、1986年に放送されたというシリーズ4作目のもの。
毎度おなじみ、市原悦子演じる主人公の家政婦・石崎秋子が派遣されるのは
とある名門女子大学の経営者一家が住まうご邸宅。

katoyoshikaseifu.jpg
とりあえず、昭和の名優、加藤嘉が出ているとわかった時点で
もう怪演の予感しかなくワクワクだったのだが

ほらきたやっぱり!
ScreenShot Tool -20231023000257.png
「いもよ〜」という耳慣れない言葉を発しながら、
物語序盤からいきなり市原悦子さまに襲いかかる加藤御大ww
期待を裏切りません。

ちなみに「いもよ」とは「妹(いも)よ」で、
万葉集に出てくる、愛しい女性に対する呼びかけの言葉とのこと。
今回、加藤御大は名門大学の学長兼理事長にして、万葉集研究の大家という役どころ。

そんな万葉集の大家が、秋子の横顔にいにしえの”天平美人”の面影を見て一目惚れ。
これも恋のなせる業か、それまで堅物で通ってきた老学長が突然「人生最後の著述のテーマを”女人の心”とすることにした」などと柄にもないことを言い出して周りを驚かせたり、はたまた、まじめな会議の席で万葉集の中でも選りすぐりのエチエチな恋の歌をいきなり声高らかに詠いだしたりとなかなかお騒がせなことに。
しかし、学長のおかしな言動は普段の生活でも顕著に表れるようになり、家族の間でにわかに認知症の疑いが浮上。それに伴い、以前から燻っていた一族内のし烈な跡目争いもますます過熱していき・・・
というのが大まかな内容。

はたして学長は本当に呆けてしまったのか否か(ひょっとして演技かも)というところがその後の物語のキーポイントになっていくのだが、後継をめぐって家族が骨肉の争いを繰り広げる中、唯一ほっこりするのが秋子と学長との滑稽ながらも心温まる交流だ。

学長に乞われるまま、とまどいながらも秋子が歌垣(男女の歌の掛け合い)に臨むシーンはおそらく劇中屈指の名場面。
ScreenShot20Tool20-20231026094802-thumbnail2.png
万葉の権威の口から繰り出される風流な古歌に対し、和歌の心得がない秋子は
とっさに都はるみの「浮草ぐらし」の一節で応戦する。
すると・・・

ScreenShot Tool -20231027112903.png
「おおおおお!いもよ〜!!」(学長様大興奮)

出た!!! いもよwwww
ハートにメガヒットです。

そんな調子で
全編を通じてとにかく笑いに事欠かないのだが、最後は少しだけほろっとさせられる。
老いていくことの悲哀や家族関係の難しさをつくづく痛感した。

ScreenShot Tool -20231024140353.png
ラストの痛ーいオチは相変わらずですが。

話の筋立てはさることながら、毒とユーモア、感動のさじ加減が実に絶妙。
おそらくシリーズ内でも指折りの傑作回でありましょう。

大沢家政婦紹介所のゆかいな面々が
珍しく一堂に会して真剣に労働に勤しむシーンなんかも見れたりする。
ScreenShot Tool -20231019122444.png
いつも紹介所の居間に集っては
くだを巻きまくってばかりいるイメージだけに新鮮です笑

よろしければぜひどうぞ。




『華やかなエリート家族の乱れた秘密 名門女子大がゆれる…』
1986年4月放送




『華やかなエリート家族の乱れた秘密 名門女子大がゆれる…』収録


2021年10月23日

プライム・ビデオ見散らかし【秋の夜長の007祭りB】

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illustration@Pixabay

スパイ映画の金字塔「007」シリーズの過去24作品がただいまAmazon Prime Videoで絶賛配信中!(2021年10月現在)あらためて第1作から見てみるとやっぱりおもしろいので、作品ごとにあらすじや登場人物などを備忘録的に簡単にまとめてみました。
ーおことわりー
ラスボスは作品によっては子分より先に倒される場合もありますが、基本的に敵側の首領級にあたる登場人物の名前を載せています。
ボンドガールは記事スペースの都合上メイン級の人物のみ紹介しています。
主題歌はYouTube上に公式音源(動画)があるものについてリンクを貼らせていただいております。<(_ _)>



四代目ジェームズ・ボンド ティモシー・ダルトン版



007 リビング・デイライツ
The Living Daylights
同僚の004が訓練中に暗殺されるという事件があった後、ボンドは西側に亡命を希望するソ連高官の護衛任務を命じられます。その後無事西側入りを果たした高官は、KGBの新任トップが英米の全スパイを抹殺しようと企んでいるとボンドらに打ち明けます。
主な舞台地:オーストリア、モロッコ、アフガニスタン他
ラスボス:コスコフ将軍(演:ジェローン・クラッベ)
  • 亡命希望のKGB高官。チャラい
ボンドガール:マリアム・ダボ(イギリス)
    • コスコフの恋人でチェロ奏者のカーラ役。朝ドラヒロイン系





    1987・英=米 2時間11分
    監督:ジョン・グレン
    主題歌:The Living Daylights(a-ha)/ED曲:If There Was a Man(プリテンダーズ)




    007 消されたライセンス
    Licence to Kill
    ボンドの親友CIAのライターが結婚。ボンドも式に出席しますが、その夜ライターは妻を殺され自らも瀕死の重傷を負います。犯人は凶悪な麻薬王。ボンドとライターとで逮捕したはずがその後逃走していたのです。怒りで公私を峻別できなくなったボンドはMI6を辞職。一個人として友の復讐に立ち上がります。
    主な舞台地:フロリダ、イスマス・シティ(中南米の架空都市)
    ラスボス:麻薬王サンチェス(演:ロバート・デヴィ)
    • 米麻薬取締局が長年追っていた南米の大物犯罪者。極悪非道
ボンドガール:キャリー・ローウェル(アメリカ)
    • CIAパイロット、パメラ役。競泳米国代表選手にいそう系





    1989・英=米 2時間13分
    監督:ジョン・グレン
    主題歌:Licence to Kill(グラディス・ナイト)
    ED曲:If You Asked Me To(パティ・ラベル)


    五代目ジェームズ・ボンド ピアース・ブロスナン版



    007 ゴールデンアイ
    GoldenEye
    相棒の006とともにソ連の化学兵器工場に潜入したボンド。任務は達成しますが006は敵に捕まり殺されてしまいます。それから9年後…ソ連が崩壊し世界情勢が一変する中、任務の一環でモナコを訪れていたボンドは、NATOの最新鋭のヘリコプターが何者かに強奪される事件に遭遇します。
    主な舞台地:モナコ、ロシア、キューバ
    ラスボス:アレック・トレヴェルヤン(演:S・ビーン)
    • ロシアの犯罪組織「ヤヌス」の首領
ボンドガール:イザベラ・スコルプコ(ポーランド)
    • ロシア人プログラマー、ナターシャ役。若い頃のかとうかずこ系





    1995・英=米 2時間10分
    監督:マーティン・キャンベル
    主題歌:Goldeneye(ティナ・ターナー)/ED曲:The Experience Of Love(エリック・セラ)




    007 トゥモロー・ネバー・ダイ
    Tomorrow Never Dies
    中国近海で英国の戦艦が撃沈される事件が発生。様々な情報が錯綜し政府が事実確認に追われる中、英国の一新聞が国の発表に先んじて「攻撃は中国によるもの」と報道したことに強い違和感を覚えたMI6の上官Mは、この新聞社を調査すべきと判断。報復攻撃に逸る国防相を説得し、ボンドを捜査に向かわせます。
    主な舞台地:ドイツ、ベトナム他
    ラスボス:エリオット・カーヴァー(演:J・プライス)
    • 英国のマスコミ界を牛耳るメディアグループの総帥
ボンドガール:ミシェール・ヨー(マレーシア)
    • 中国公安部員ウェイ・リン役。カンフーの達人系





    1997・英=米 1時間59分
    監督:ロジャー・スポティスウッド
    主題歌:Tomorrow Never Dies(シェリル・クロウ)/ED曲:Surrender(k.dラング)




    007 ワールド・イズ・ノット・イナフ
    The World Is Not Enough
    ボンドの上司Mの旧友である石油王のキング卿がMI6本部内で暗殺されます。犯人は国際的テロリストで、過去にキング卿の娘エレクトラを誘拐したことのある人物でした。次はエレクトラが狙われると見たMI6は、ボンドを彼女の護衛に向かわせます。
    主な舞台地:アゼルバイジャン他
    ラスボス:レナード(演:ロバート・カーライル)
    • 元KGBの国際テロリスト。後天的な特異体質を持つ
ボンドガール@:ソフィー・マルソー(フランス)
    • キング卿の娘エレクトラ役。ベテランの風格系
ボンドガールA:デニス・リチャーズ(アメリカ)
    • 核の専門家クリスマス・ジョーンズ博士役。チア・リーダー系





    1999・英=米 2時間8分
    監督:マイケル・アプテッド
    主題歌:The World Is Not Enough(ガービッジ)




    007 ダイ・アナザー・デイ
    Die Another Day
    極東某国の危険人物の暗殺任務で朝鮮半島に潜入したボンド。しかし正体を見破られ収容所に投獄されてしまいます。14か月後、ボンドは人質交換というかたちで救出されますが、今度は獄中で拷問に屈し機密情報を漏洩させたとの疑いで、上司のMから00ナンバーを剥奪されてしまいます。
    主な舞台地:朝鮮半島、香港、キューバ、アイスランド他
    ラスボス:グスタフ・グレーブス(演:T・スティーブンス)
    • 経歴がいまいち不明の英国の若きダイアモンド王。
ボンドガール:ハル・ベリー(アメリカ)

2021年10月15日

プライム・ビデオ見散らかし【秋の夜長の007祭りA】

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illustration : イラストダウンロードサイト【イラストAC】

スパイ映画の金字塔「007」シリーズの過去24作品がただいまAmazon Prime Videoで絶賛配信中!(2021年10月現在)あらためて第1作から見てみるとやっぱりおもしろいので、作品ごとにあらすじや登場人物などを備忘録的に簡単にまとめてみました。
ーおことわりー
ラスボスは作品によっては子分より先に倒される場合もありますが、基本的に敵側の首領級にあたる登場人物の名前を載せています。
ボンドガールは記事スペースの都合上メイン級の人物のみ紹介しています。
主題歌はYouTube上に公式音源(動画)があるものについてリンクを貼らせていただいております。<(_ _)>



三代目ジェームズ・ボンド ロジャー・ムーア版



007 死ぬのは奴らだ
Live And Let Die
米国とカリブ諸島で英国の諜報員3名が殺害される事件が発生。個別に活動していた彼らに共通していたのは、カリブの小国サン・モニクを調査していた、ということでした。事件を受け急遽米国に派遣されたボンドはCIAの協力のもと捜査を開始します。
主な舞台地:米国、サン・モニク島(カリブ海の架空の島)
ラスボス:Dr.カナンガ(Mr.ビッグ)(演:Y・コットー)
  • サン・モニクの大統領。裏の顔を持つ。
ボンドガール:ジェーン・シーモア(イギリス)
    • カナンガお抱えの占い師ソリテア役。東西ハイブリッド系





    1973・英=米 2時間1分
    監督:ガイ・ハミルトン
    主題歌:Live and Let Die(ポール・マッカートニー&ウィングス)




    007 黄金銃を持つ男
    The Man with the Golden Gun
    MI6にボンドの暗殺を仄めかす黄金の銃弾入りの脅迫状が届きました。送り主は正体不明の謎の殺し屋スカラマンガ。事態を重く見た上司のMはボンドの身の安全を図るため一時的に彼を全ての任務から外すことにしますが、ボンドはMの制止を振り切り、独断でスカラマンガの捜索に向かいます。
    主な舞台地:香港、マカオ、タイ
    ラスボス:スカラマンガ(演:クリストファー・リー)
    • 乳首が3つあるのが特徴の謎の殺し屋
ボンドガール:ブリット・エクランド(スウェーデン)
    • MI6香港支局員グッドナイト役。おちゃめなドジ子系





    1974・英=米 2時間5分
    監督:ガイ・ハミルトン
    主題歌:The Man With the Golden Gun(ルル)




    007 私を愛したスパイ
    The Spy Who Loved Me
    英国とソ連の潜水艦が航行中に相次いで行方不明になる奇怪な事件が発生。英国の潜水艦についてはその航路が何者かによって完全に読まれていたことも判明します。国からの緊急指令を受けたボンドはさっそく事件の解明に乗り出します。
    主な舞台地:エジプト、イタリア(サルディーニャ島)
    ラスボス:K.ストロンバーグ(演:クルト・ユルゲンス)
    • 海運王。海底に設けた秘密基地に住んでいる。
ボンドガール:バーバラ・バック(アメリカ)
    • KGB諜報員アニヤ(トリプルX)役。小粋なシャム猫系





    1977・英=米 2時間5分
    監督:ルイス・ギルバート
    主題歌:Nobody Does It Better(カーリー・サイモン)




    007 ムーンレイカー
    Moonraker
    米国のスペースシャトル「ムーンレイカー」が英国に空輸される途中で突然消息を絶ちます。墜落した痕跡も輸送機以外には見つからないことから、英国政府はムーンレイカーが何者かにハイジャックされた可能性が高いと見てさっそくボンドに調査を命じます。
    主な舞台地:米国、イタリア、ブラジル
    ラスボス:ヒューゴ・ドラックス(演:M・ロンズデール)
    • 巨万の富を持つ謎の科学者
ボンドガール:ロイス・チャイルズ(アメリカ)
    • NASA派遣の女性科学者ホリー・グッドヘッド役。才色兼備系





    1979・英=仏=米 2時間6分
    監督:ルイス・ギルバート
    主題歌:Moonraker(シャーリー・バッシー)




    007 ユア・アイズ・オンリー
    For Your Eyes Only
    新型のミサイル誘導装置を搭載していた英国のスパイ船が機雷によって沈没。さらに英国の依頼で船体の引き揚げ作業にあたっていた海洋学者夫妻も雇われの殺し屋と思しき男に殺されてしまいます。英国政府はボンドに事件の黒幕探しを指示。まずは学者夫妻を殺した男をスペインに追い、手がかりを探ります。
    主な舞台地:スペイン、イタリア、ギリシャ他
    ラスボス:アリスト・クリスタトス(演:J・グローヴァー)
    • ギリシャの悪徳実業家。一見人当たりが良い
ボンドガール:キャロル・ブーケ(フランス)
    • 殺害された海洋学者の娘メリナ役。ヒロコ・グレース系





    1981・英=米 2時間8分
    監督:ジョン・グレン
    主題歌:For Your Eyes Only(シーナ・イーストン)




    007 オクトパシー
    Octopussy
    東ベルリンで活動中だったボンドの同僚009が何者かに殺害されます。死の間際、瀕死の状態で現地の英国大使館に駆け込んできた彼の手にはロシアの秘宝「ファベルジュの卵」が握られていました。MI6ロンドン本部はさっそくボンドに卵の秘密を探るよう命じます。
    主な舞台地:ベルリン、インド
    ラスボス:カマル・カーン(演:ルイ・ジュールダン)
    • アフガニスタンの元王族。インド在住
ボンドガール:モード・アダムス(スウェーデン)
    • 宝石泥棒団首領オクトパシー役。岩下志麻+結城しのぶ÷2系





    1983・英=米 2時間10分
    監督:ジョン・グレン
    主題歌:All Time High(リタ・クーリッジ)




    007 美しき獲物たち
    A View to a Kill
    ボンドの同僚003がシベリアで殉職。遺体からソ連から持ち出したと思われるICチップが発見されますが、そのICチップは本来ソ連にあるはずのない西側で極秘に開発された最新型のものでした。MI6は何者かがソ連に情報を漏らしていると判断。ICチップの製造元である仏企業が怪しいと睨みボンドに内偵を命じます。
    主な舞台地:パリ、サンフランシスコ
    ラスボス:マックス・ゾリン(演:C・ウォーケン)
    • 経歴が謎めいているフランス産業界の大物
ボンドガール:タニア・ロバーツ(アメリカ)

2021年10月14日

プライム・ビデオ見散らかし【秋の夜長の007祭り@】

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illustration : Tumisu@Pixabay


スパイ映画の金字塔「007」シリーズの過去24作品がただいまAmazon Prime Videoで絶賛配信中!(2021年10月現在)あらためて第1作から見てみるとやっぱりおもしろいので、作品ごとにあらすじや登場人物などを備忘録的に簡単にまとめてみました。
ーおことわりー
ラスボスは作品によっては子分より先に倒される場合もありますが、基本的に敵側の首領級にあたる登場人物の名前を載せています。
ボンドガールは記事スペースの都合上メイン級の人物のみ紹介しています。
主題歌はYouTube上に公式音源(動画)があるものについてリンクを貼らせていただいております。<(_ _)>



初代ジェームズ・ボンド ショーン・コネリー版



007 ドクター・ノオ
Dr.No
米国のロケット発射を妨害する電波の調査にあたっていた英国秘密情報部(MI6)の諜報員が赴任先のジャマイカで行方不明に。真相究明を任されたMI6きっての切れ者、"007”ことジェームズ・ボンドは捜査のため急ぎ現地へ向かいます。
主な舞台地:ジャマイカ
ラスボス:ジュリアス・ノオ博士(演:ジョゼフ・ワイズマン)
  • 中国系ドイツ人科学者。国際犯罪組織「スペクター」構成員
ボンドガール:ウルスラ・アンドレス(スイス)
    • 米国人女性ハニー・ライダー役。夏女ソニア系





    1962・英=米 1時間49分
    監督:テレンス・ヤング




    007 ロシアより愛をこめて
    From Russia With Love
    写真でボンドに一目惚れしたというソ連の美人スパイがMI6に亡命を希望。さらに西側脱出の際の同行者にもボンドを指名し、成功すればソ連の新型暗号解読機を英国側へ渡すと言ってきます。あまりに出来すぎた話に罠の匂いを感じつつ、ボンドはさっそく女性と落ち合うためイスタンブールに向かいます。
    主な舞台地:イスタンブール
    ラスボス:ローザ・クレッブ大佐(演:ロッテ・レーニャ)
    • ソ連諜報機関所属。裏の顔はスペクター幹部(通称No.3)
ボンドガール:ダニエラ・ビアンキ(イタリア)
    • ソ連諜報員タチアナ・ロマノヴァ役。正統派クラシカル系





    1963・英=米 1時間55分
    監督:テレンス・ヤング
    主題歌:From Russia with Love(マット・モンロー)




    007 ゴールドフィンガー
    Goldfinger
    英国の金が密輸によって大量に国外に流出しているとの情報が。本部から指令を受けたボンドはその黒幕と目される富豪の男、ゴールドフィンガーに接近を試みます。
    主な舞台地:米国(マイアミ、ケンタッキー州等)、スイス他
    ラスボス:A.ゴールドフィンガー(演:ゲルト・フレーベ)
    • 国際的な大富豪。強欲の権化たる人物
ボンドガール:オナー・ブラックマン(イギリス)
    • 敵側の女性パイロット、プッシー・ガロア役。クール&ビター系





    1964・英=米 1時間50分
    監督:ガイ・ハミルトン
    主題歌:Goldfinger(シャーリー・バッシー)




    007 サンダーボール作戦
    Thunderball
    国際犯罪組織スペクターが原爆を搭載したNATO機を強奪。爆弾の使用をちらつかせながら英米両国に対し1億ポンドもの身代金を要求してきます。期限は一週間。ジェームズ・ボンドが原爆奪還に動きます。
    主な舞台地:バハマ
    ラスボス:エミリオ・ラルゴ(演:アドルフォ・チェリ)
    • スペクター幹部(No.2)。イタリアンマフィア風
ボンドガール:クローディーヌ・オージェ(フランス)
    • ラルゴの情婦ドミノ役。ボンキュッボン系





    1965・英=米 2時間10分
    監督:テレンス・ヤング
    主題歌:Thunderball(トム・ジョーンズ)




    007は二度死ぬ
    You Only Live Twice
    米国の宇宙船が謎の飛行体によって捕獲される事件が発生。米国がソ連の関与を疑ったことから両国は一触即発の状態に陥りますが、米ソの仲介役を担う英国政府は件の飛行体が日本付近に存在するとの情報を入手。ソ連以外の何者かによる陰謀の可能性が高いとして真相究明のためボンドを日本へ派遣します。
    主な舞台地:日本
    ラスボス:E.S.ブロフェルド(演:ドナルド・プレザンス)
    • 犯罪組織スペクター首領。悪の親玉ついに登場
ボンドガール:若林映子・浜美枝(日本)
    • 共に日本でのボンドの協力者(アキ&キッシー)役。バタ臭系





    1967・英=米 1時間57分
    監督:ルイス・ギルバート
    主題歌:You Only Live Twice(ナンシー・シナトラ)


    二代目ジェームズ・ボンド ジョージ・レーゼンビー版


    女王陛下の007
    On Her Majesty’s Secret Service
    失踪したスペクターの首領ブロフェルドの行方を追うボンド。捜索は難航し、しびれを切らした上司のMから任務を解かれたりもしますが、とある女性との運命的な出会いをきっかけについにブロフェルドに繋がる有力な情報を入手。敵の元へ乗りこみます。
    主な舞台地:ポルトガル、スイス(アルプス山中)
    ラスボス:E.S.ブロフェルド(演:テリー・サバラス)
    • スペクターのドン。強すぎます
ボンドガール:ダイアナ・リグ(イギリス)
    • ワケありのご令嬢トレーシー役。じゃじゃ馬お嬢様系





    1969・英=米 2時間22分
    監督:ピーター・ハント
    挿入歌:We Have all The Time in the World(ルイ・アームストロング)


    初代ジェームズ・ボンド ショーン・コネリー復帰作品


    007 ダイヤモンドは永遠に
    Diamond Are Forever
    宿敵ブロフェルドを追って世界中を駆け回っていたボンドは、ついに彼の居場所を突きとめ、そして暗殺することに成功します。大役を終え国に戻ったボンド。しかし今度は休暇もそこそこに”地味で堅実な任務”としてダイヤモンドの密輸ルート解明の仕事を命じられます。
    主な舞台地:アムステルダム、ラスベガス他
    ラスボス:E.S.ブロフェルド(演:チャールズ・グレイ)
    • スペクターのドン。しかししぶといやっちゃ
ボンドガール:ジルセント・ジョン(アメリカ)

2020年12月02日

ドラマ「ミス・マープル」/バートラム・ホテルにて


ミス・マープル バートラム・ホテルにて
AT BERTRAM'S HOTEL

放送:1987年(全2話)BBC
主演:ジョーン・ヒクソン(ミス・マープル)
内容

甥から気分転換の旅行をすすめられたミス・マープルは、ロンドンの格式ある老舗ホテル「バートラム・ホテル」にしばらく滞在することにする。彼女がこのホテルを訪れるのは実に数十年ぶりのことだったが、イギリスの古き良き時代の面影を今に伝えるこのホテルは、まるで時計の針が止まってしまったかのように何もかもが昔と同じままだった。クラシカルで優雅な雰囲気は素晴らしく、ホスピタリティーにあふれたスタッフたちの対応も申し分がない。しかしミス・マープルは徐々に妙な違和感を覚え始める。ここはあまりにもいろんなことが”出来過ぎ”ているのだ・・・。


ミス・マープル シーズン2 第5〜6話 



主な登場人物

ミス・マープル
    • 推理好きのスーパーおばあちゃん。たぐいまれな勘の鋭さと人間洞察力をもつ。編み物が趣味。

バートラム・ホテルの宿泊客・訪問客
ベス・セジウィック
  • 著名な女流冒険家。スリルと刺激なしには生きていけないような非常に破天荒な性格の人物。男性遍歴も奔放で、過去に数度の結婚歴がある。
エルビラ・ブレイク
  • 学業を終えたばかりの若い娘。今般イタリアの学校を卒業しイギリスに帰国した。2歳で母親と離別、その後父親も他界したため、後見人の保護下で育った。まもなく父親の遺した巨額な財産を相続することになっている。
ラスコム大佐
  • エルビラの後見人をつとめている人物。エルビラからは”デリクおじさま”と呼ばれている。
ペニファーザー牧師
  • 高名な老牧師。公用でホテルに滞在。ミス・マープルとは古くからの顔なじみ。年のせいか物忘れがひどい。
セリーナ・ヘイジー
  • おしゃべり好きの老婦人。ミス・マープルとは旧知の仲で、このたび偶然ホテルで再会を果たした。ホテルの常連客にまつわる様々な噂話に精通しており、アフタヌーンティーを楽しみながらミス・マープルに色々と耳寄りな情報を聞かせてくれる。
ラドグローヴ判事
  • 老判事。最近、銀行強盗犯に間違われるという災難に見舞われたらしい。
ラジスラウス・マリノスキー
  • イタリア人カーレーサー。ハンサムだが、見るからに胡散臭さを漂わせている。
ホイッテカー博士
  • ペニファーザー牧師の知人
カボット夫人
  • 米国からの旅行客。夫婦でホテルに滞在している。

バートラム・ホテルの従業員
ハンフリーズ
    • 支配人
ミス・ゴリンジ
    • フロントチーフ
マイケル・ゴーマン
  • ドアマン。アイルランド出身の元軍人。
ヘンリー
  • 給仕長
ローズ・シェルトン
  • 客室係
アリス
  • フロント係

警察関係者
フレッド・デイビー主任警部
    • ロンドン警視庁の警部。ミス・マープル同様バートラム・ホテルに”何か”を感じ、独自に調査を進めている。滑稽な鼻歌を口ずさんだり、およそ警察の人間らしからぬ気さくな人物だが、刑事としての手腕は確かなもよう。
キャンベル警部補
    • フレッド・デイビー主任警部の部下。つねに冷静沈着。

    その他
    ブリジット・サザビー
    • エルビラの親友
    エジャトン弁護士
    • ラスコム大佐とともにエルビラの後見人をつとめる人物。
    コーニストン卿(名前のみ登場)
    • ベス・セジウィックの最初の結婚相手とされる人物。
ジョニー・セジウィック(名前のみ登場)
  • ベス・セジウィックの三人目の夫。競馬中の事故で死亡した。
マクレエ(名前のみ登場)
  • ペニファーザー牧師宅の家政婦。
ミセス・メルフォード(名前のみ登場)
  • イギリス国内でのエルビラの身元引受先の人物(いわゆる”ガーディアン”的存在か?)。劇中ではエルビラが”従妹”と呼んでいる。

ひとくち感想

ホテルそのものに何やら大きな秘密がありそうだという、これまでとはちょっと毛色の違う異色のミステリーに仕上がってました。イギリス式の食事のシーンが盛りだくさんで楽しかったです。





続きはこちら

2020年11月02日

プライムビデオ見散らかし【日活映画見まくり編】

325801_m.jpg
photo from 写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

日活黄金期の作品を見散らかしてみました。意外とハマリます。



憎いあンちくしょう

石原裕次郎・浅丘ルリ子主演。日活初のヌーヴェル・ヴァーグ。でもって、浅丘ルリ子はこの作品でついに女優開眼(色々な意味で)ってことだったらしい(詳しくは林真理子著「RURIKO」をどうぞ。面白いです)。いわゆるロードムービー。ある日突然仕事も恋人もほっぽり投げて東京ー九州間を独りジープでかっ飛ばし始める石原裕次郎を、恋人役の浅丘ルリ子が「行っちゃイヤ!」と半ば半狂乱になりながらジャガーで追っかけていく笑。ヌーヴェル・ヴァーグというだけあって、たしかに斬新でフランス映画っぽい作り。昭和30年代の日本の、とくに地方都市の街並みは興味深かった。




(1962・日本)1時間44分




東京の暴れん坊

小林旭&浅丘ルリ子主演の痛快コメディ。小林旭扮する街のヒーロー”銀座の次郎長”が、持ち前のきっぷと腕っぷしの良さで銀座の街で起きるトラブルを次々と解決していく。小林旭はパリ帰りの料理人という設定。フランス語もこなす。オープニングのミュージカル風シーンもなんとなくA・ヘプバーンの「パリの恋人」を意識したような作り。それにしても小林旭がかっこいい。すっかりおっさんになってしまってからの小林旭しか知らない私にとっては、この頃の細マッチョの美男ぶりはとても新鮮でございました。




(1960・日本)1時間18分




銀座の恋の物語

銀座を舞台に繰り広げられる貧しい画家の卵(石原裕次郎)とお針子(浅丘ルリ子)の恋物語。銀座というよりパリの下町を舞台にしているような、なんとなくフランス映画っぽい雰囲気。歌のイメージからありふれたラブ・ロマンスを想像していたのだが、予想に反して意外とシリアスなお話だった。ひょっとして「ラ・ボエーム」をモチーフにしているのかな?と思ったり・・・。






(1962・日本)1時間32分




嵐を呼ぶ男

てっきりはちゃめちゃな痛快ムービーだと思いこんでたのだが、主人公の石原裕次郎がなんだかとってもかわいそうな、どうにもこうにもスッキリしないお話だった。
北原三枝が外国の女優さんみたいで素敵でした。





(1957・日本)1時間40分




紅の拳銃

殺し屋養成のお話。動く赤木圭一郎を初めて見ました。





(1961・日本)1時間26分




キューポラのある街

ずいぶん前からタイトルだけは知っていた作品だがようやく初鑑賞。高度成長期下の日本。急激な時流の変化に翻弄される市井の人々。父親の突然のリストラという不測の事態にみまわれながらも、明るく前向きに生きる少女を、当時まだ高校生だったらしい吉永小百合さまが早くも大女優の貫禄で生き生きと演じていらっしゃる。職人気質のとんでもなく不器用な父親役は初代黄門様。お母さん役は一瞬えっ大久保さん(佳代子)?と思ったが、「渡鬼」髄一の仏様キャラだった杉山とく子さんでした。




(1962・日本)1時間39分




南国土佐を後にして

ペギー葉山のヒット曲「南国土佐を後にして」にちなんだご当地ソング映画。ペギーさまご本人による歌唱シーンも数度にわたって堪能できる。小林旭は刑務所帰りの元賭博師の役。前科者の賭博師にしてはやけに清々しいけれども。当時プライベートでも交際中だったという相手役の浅丘ルリ子がとっても可憐で可愛らしい。






(1959・日本)1時間18分




鷲と鷹

洋上の貨物船を舞台にしたアクションサスペンス。わりと不気味な殺人シーンから始まる。石原裕次郎と三國連太郎のW主演。両人ともすらりと手足が長く「美丈夫」という言葉がぴったしのカッコよさ。そして特筆すべきは、女日照りの続く荒くれ者ばかりが乗り合わせる船に、なぜかしれっと乗り込んでいる月丘夢路&浅丘ルリ子の美女お二人だだだだ大丈夫なのか?安否のほどは本編でどうぞ。






(1957・日本)1時間54分





2020年10月15日

最近のプライムビデオ見散らかし【邦画7連発】

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photo:StockSnap@Pixabay
気がついたら邦画しか見ていませんでした<(_ _)>



日日是好日

どこにでもいる平々凡々な女の子が、ひょんなことで足を踏み入れることになったお茶道の世界を通して、非常にゆっくりと、でも着実に心の成長をとげてゆくストーリー。地味で淡々としているけどとても良かった。
短い時間でさくっと見れるところもいい。





(2018・日本)98分




小さいおうち

昭和モダニズムの極み。奥さま役の松たか子が思っていた以上に良かったので驚いた。特に不倫相手の青年に会いに行く前に姿見を見ながらキュッと帯を締めるシーンは、同性でも一瞬ドキっとするような艶やかさがあり、美しかった。彼女の出演作品を全て見ているわけではないけれど、それにつけてもここでの役どころが、自分が知っている限りでいちばんのはまり役に思った。




(2014・日本)108分




万引き家族

カンヌ最高賞の話題作を遅ればせながらようやく。社会の底辺で暮らす人々の生活がリアルに描かれる。
住まい、服装、食事の仕方、ありとあらゆることがとにかくばっちい
安定の役者陣。子役がとても上手だった。





(2018・日本)120分




ストロベリーナイト

おすすめにあがってきてたので鑑賞。
劇中ずーっと雨が降っている。一か所だけ晴れのシーンがあるらしいが、全く気づかなかった。






祈りの幕が下りる時

松本清張タッチ。「砂の器」思い出しました。
キャスティング(特に脇役陣)がおみごとで、即感情移入してしまいました。
キムラ緑子さんがおっかないです
あと、開始後30分くらいまでは飲食は控えたほうがよろしいです。






Love Letter

今まで食わず嫌いしていたが、思いきって観てみたら意外とよかった。ヨーロッパの小品映画を見ている感じだった。范文雀さんが出てたんだなあ。わりと好きな女優さんだったので、久々に元気な頃の姿が見れて、それだけでも見たかいあったです。




(1995・日本)116分




岳-ガク-

山岳救助隊のお話。「フォール」という業界用語?を初めて知りました。(回収困難な遺体を崖下に投げ落としてから回収すること)命がけでこういうお仕事をしている人たちがいる。迷惑かけちゃいけないね。






(2011・日本)125分






2020年07月05日

思い出のドラマ

子どもの頃に見たドラマの話。

あるところに美しい姉妹がいて、お姉さん役が浅丘ルリ子で、妹役が今やどこかの議員さんになってる石井めぐみ。
二人はとても仲が良いのだけど、元々体の弱かった妹が不治の病(たしか白血病だったと思う)に侵され、余命わずかとなってしまう。心優しい姉はつとめて明るくふるまって妹の看病にあたるけど、まだまだ若くて美しい妹がこのまま思うように青春も謳歌できずに死んでいくのかと思うとかわいそうでしかたない。でもそんな姉の心配をよそに、妹はひそかに誰か男の人とつきあっていた。しかもかなり深い仲だった。たしかお姉さんはそのことを妹あてに頻繁に届く謎の手紙を盗み見て知ることになったと思ったが、妹が自分から打ち明けたような気もするし、そのへんの記憶が定かでない。姉は正直複雑な気持ちになるけど、でも妹が残された時間の中で、ほんの少しでも女性として幸せな時間を味わえているのならと、素直に妹の恋を喜ぶ。
やがて妹の病状は悪化。いよいよ死を迎えることになるのだけれど、死の間際、妹は衝撃の告白を残してこの世を去っていく。あの手紙は全部ウソだった。本当は恋人などおらず、自分で一人二役を演じ、自分で自分に手紙を書いていたのだと。

残念ながら覚えているストーリーはこの程度。だけどもうとにかく、恋愛模様を妄想して自分で自分に手紙を書いていたという行為が子どもながらにショッキングでしかたなく、見てはいけないものを見てしまったような、後々まで忘れられないドラマになった。キャストも覚えているのは姉妹役の二人だけ。でもタイトルだけは珍しくはっきり覚えていた。「魔笛」というドラマだった。読み方をその時母親に教えてもらった記憶がある。

その後ネットの世になってから、このドラマが太宰治の「葉桜と魔笛」という小説をもとにしたドラマだったということがわかった。日露戦争の頃が舞台になっている話なのだけど、現代風の怪談というか、怖いような悲しいような美しいような、不思議な余韻が残るお話だ。あのときのドラマもおそらくこの原作の世界観を、ストーリも含めてほぼ忠実に再現してたんだと思う。硬派なんだけどリリシズムにあふれているというか・・・。昔はこの手のドラマにときどきめぐりあうことがあったが、最近はめっきり少なくなってしまった気がする。懐古趣味と言われればそれまでだけど。

現在、青空文庫でも自由に読める「葉桜と魔笛」。5〜10分程度で読めるとっても短いお話です。
葉桜と魔笛(太宰治)−青空文庫より

どうしてももういちど見たいドラマなのだが、かなわぬ望みかな。

ちなみにドラマは石井ふく子先生プロデュースでした。


あせらず、おこらず、あきらめず
石井ふく子(著)

やるね!ふく子先生



2020年06月24日

プライムビデオ見散らかし【家事のついでのながら見編A】

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photo:StockSnap@Pixabay
ながら見なため、基本字幕を気にせず見れる邦画が中心です<(_ _)>



蛇のひと(2010・日本)

心理サスペンスものか?一見人当たりの良い好人物が、自分にとって有害だと判断した人物を、直接手を下すことなく、精神的に追い詰め破滅に導いてゆく。なかなか不気味でおもしろかった。111分。




幕末高校生(2014・日本)

現代の高校教師と教え子たちがひょんなことから幕末時代の江戸にタイムスリップ。未来の人間が過去に来てしまったことで歴史が変わりかけていることを知り、勝海舟らに出会って歴史の修正に奔走する。可もなく不可もなく。ながら見にちょうどよかった。108分。




スローなブギにしてくれ(1981・日本)

不思議なタッチの映画。わけわかんないとまではいかないが、どんな話?と聞かれても説明に窮するようなストーリー。おおざっぱに「男女の奇妙な三角関係の語」とでも言っておこうか。浅野温子が女子高生役。小粋なノラ猫のような魅力で初々しい。129分。




美女と液体人間(1958・日本)

核実験による放射能汚染の影響で生まれた「液体人間」が、普通の人間を襲って次々液体化させていくという、ゾンビやキョンシー、エイリアンみたいなお話。この手の映画は見慣れないせいか、何が何やらわからないうちに話が終わっていた。もはやシミーズ一丁で下水道を逃げまどう白川由美の姿しか覚えていない(あえて言おうシミーズと)。キャバレーのシーンとか全体的に演出がどこか洋画っぽい。86分。




青春の殺人者(1976・日本)

あらいやだ。ひさびさに見てはいけないものを見てしまった気分。市原悦子がとにかく哀しくて痛々しくて恐ろしい。おばさんデカ見て口直ししたい(涙)。実在の事件をモチーフにしたお話とのこと。115分。




プライベート・ライアン(1998・アメリカ)

大作ながら長いこと見逃してたので、見放題終了前に滑り込みで鑑賞。冒頭の数十分にわたるノルマンディ―上陸作戦のシーンのあまりの凄惨さに腰が抜けそうに。あんな生々しいシーンどうやって撮影したのか。一人の青年を生きて母親のもとに帰すという命令を遂行するために、多くの青年が戦場に命を散らしていく。彼らにも無事を待ってた家族がいただろうに。やっぱり戦争はいや169分。




ランボー(1982・アメリカ)

名作。遠い昔に見たきりでほとんど内容を忘れていたが、見直してみたらやっぱりよかった。ベトナム帰還兵の悲哀。敵役の保安官の憎たらしいことときたら。意外と短い映画だったのね。93分。



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8時だヨ!全員集合(バラエティ)

1978年8月5日放送分。なぜかやたらと尾藤イサオがフィーチャーされる回。そういえばドリフターズと尾藤イサオって一緒にビートルズ日本公演の前座をつとめたのだっけ。メインのコントは刑事もの。ゲストの歌はトライアングル「0(ゼロ)のメルヘン」、サーカス「愛で殺したい」、豊田清「黄昏のランデブー」、尾藤イサオ&ドーン「涙のギター」。以上、歌唱順。
イラスト画像:by acworks-san@イラストAC






2020年04月26日

ドラマ「ミス・マープル」/パディントン発4時50分


ミス・マープル パディントン発4時50分
4.50 from Paddington

放送:1987年
主演:ジョーン・ヒクソン(ミス・マープル)
内容

セント・メアリー・ミードのミス・マープル宅に、ロンドンから旧友のマクギリカディ夫人が遊びにやってきた。しかし夫人の様子がどこかおかしい。聞けばここへ来る道中、殺人を目撃してしまったという。パディントン駅4:50発の急行列車に乗った夫人は、隣の線路を並走する列車の中で、女性が男に首を絞められ殺されるところを見たというのだ。夫人はその場ですぐに駅員に通報したらしいのだが、年寄りの戯言とばかりに全く相手されず、あげくの果てには変わり者扱いされてしまったと憤っていた。翌日ミス・マープルは州警察に顔見知りのスラック警部を訪ね、事の経緯を報告。ようやく警察が動いたものの、どこを探しても死体は見つからず、結局捜査は打ち切られてしまう。しかし「死体は必ずどこかにある」と確信するミス・マープル。友人の名誉のためにも自力で事件を調べようと動き始める。

主な登場人物

ミス・マープル(ジェーン・マープル)
  • セント・メアリー・ミード村に住む推理好きのスーパーおばあちゃん。警察も一目置くほどの鋭い観察眼を持つ。
エルスぺス・マクギリカディ
    • ミス・マープルの友人。ミス・マープル宅へ遊びにくる途中、列車の中から殺人事件を目撃してしまう。
ルーシー・アイレスバロウ
    • フリーランスで活動する若きスーパー家政婦。エリート一家に育った才媛ながらあえて家政婦の道を選んだ変わり種で、完璧な仕事ぶりを武器に高報酬で仕事をする。ミス・マープルとは旧知の仲で、ミス・マープルに協力し遺体探しのためクラッケンソープ家に潜入する。好奇心旺盛。

クラッケンソープ一家および関連する人々
ルーサー・クラッケンソープ
    • クラッケンソープ家の現在の当主。事業で成功した先代(父親)の遺した広大な屋敷「ラザフォード邸」に娘と二人で暮らしている。気難しく風変わりなじいさま。病気を抱えてる様子。
エマ・クラッケンソープ
    • クラッケンソープ家の長女。病気がちの父親の面倒を見ながらラザフォード邸で暮らしている。父親に似ず気立てが良く慎ましやかな女性。
セドリック・クラッケンソープ
  • クラッケンソープ家の次男。画家。イギリスを離れ外国で暮している。女好き。
ハロルド・クラッケンソープ
  • クラッケンソープ家の三男。銀行家。別居中の妻がいる。
アルフレッド・クラッケンソープ
  • クラッケンソープ家の四男。自称ディーラー。
エドマンド
  • クラッケンソープ家の長男。フランスで戦死。
エディス
  • クラッケンソープ家の次女。故人。
ブライアン・イーストリー
  • エディスの夫で、元英国空軍の優秀なパイロット。妻亡きあと男手一つで息子を育てている。金髪の好男子。
アレクサンダー・イーストリー
  • ブライアンとエディスの子供。人懐っこく素直な少年。
ジェイムズ・ストッダード=ウェスト
  • アレクサンダーの友人。ぽっちゃり少年。
ジョン・クインパー
  • クラッケンソープ家の主治医。エマと交際している模様。
アーサー・ウィンボーン
  • クラッケンソープ家の顧問弁護士。
エミー・ギター
  • クラッケンソープ家に以前から仕えている、仕事ができない残念な家政婦。
マルティーヌ
  • エドマンドの未亡人を名乗る正体不明の女性。家族の誰も会ったことがない。

警察関係者
スラック警部
  • 州警察の警部。ミス・マープルとは以前にも他の事件で顔を合わせており密かな対抗心を燃やしている。いつも苦虫を噛み潰したような顔をしているがどこか憎めないところがある。
ダッカム警部
  • ロンドン警視庁の警部。ミス・マープルとは旧知の仲で、その類まれな人間洞察力に絶大な信頼を寄せている。
レイク
  • スラック警部の部下。

その他
アンナ・ストラヴィンスカ
  • マルチスカ・バレエ団のフランス人ダンサー。
マダム・ジョリエ
  • マルチスカ・バレエ団の団長。
フランソワーズ
  • マルチスカ・バレエ団のダンサー。アンナの友人。
メアリー
  • ミス・マープル宅のお手伝いさん

ひとくち感想

殺人あり、恋の三角関係あり(さりげなくじいさまも参戦で四角かも?)と盛りだくさんの一話です。ドクターXの家政婦版みたいなスゴ腕の女性が登場します。原作とは少し内容が異なるようですが、それなりに楽しめます。

細かいあらすじ

ネタバレ&長文


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うたたねスナック

    関東在住 趣味は読書・歩くこと
    最近は買い物の話題などを
    中心に書かせてもらっています
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