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2020年11月02日

プライムビデオ見散らかし【日活映画見まくり編】

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photo from 写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

日活黄金期の作品を見散らかしてみました。意外とハマリます。



憎いあンちくしょう

石原裕次郎・浅丘ルリ子主演。日活初のヌーヴェル・ヴァーグ。でもって、浅丘ルリ子はこの作品でついに女優開眼(色々な意味で)ってことだったらしい(詳しくは林真理子著「RURIKO」をどうぞ。面白いです)。いわゆるロードムービー。ある日突然仕事も恋人もほっぽり投げて東京ー九州間を独りジープでかっ飛ばし始める石原裕次郎を、恋人役の浅丘ルリ子が「行っちゃイヤ!」と半ば半狂乱になりながらジャガーで追っかけていく笑。ヌーヴェル・ヴァーグというだけあって、たしかに斬新でフランス映画っぽい作り。昭和30年代の日本の、とくに地方都市の街並みは興味深かった。




(1962・日本)1時間44分




東京の暴れん坊

小林旭&浅丘ルリ子主演の痛快コメディ。小林旭扮する街のヒーロー”銀座の次郎長”が、持ち前のきっぷと腕っぷしの良さで銀座の街で起きるトラブルを次々と解決していく。小林旭はパリ帰りの料理人という設定。フランス語もこなす。オープニングのミュージカル風シーンもなんとなくA・ヘプバーンの「パリの恋人」を意識したような作り。それにしても小林旭がかっこいい。すっかりおっさんになってしまってからの小林旭しか知らない私にとっては、この頃の細マッチョの美男ぶりはとても新鮮でございました。




(1960・日本)1時間18分




銀座の恋の物語

銀座を舞台に繰り広げられる貧しい画家の卵(石原裕次郎)とお針子(浅丘ルリ子)の恋物語。銀座というよりパリの下町を舞台にしているような、なんとなくフランス映画っぽい雰囲気。歌のイメージからありふれたラブ・ロマンスを想像していたのだが、予想に反して意外とシリアスなお話だった。ひょっとして「ラ・ボエーム」をモチーフにしているのかな?と思ったり・・・。






(1962・日本)1時間32分




嵐を呼ぶ男

てっきりはちゃめちゃな痛快ムービーだと思いこんでたのだが、主人公の石原裕次郎がなんだかとってもかわいそうな、どうにもこうにもスッキリしないお話だった。
北原三枝が外国の女優さんみたいで素敵でした。





(1957・日本)1時間40分




紅の拳銃

殺し屋養成のお話。動く赤木圭一郎を初めて見ました。





(1961・日本)1時間26分




キューポラのある街

ずいぶん前からタイトルだけは知っていた作品だがようやく初鑑賞。高度成長期下の日本。急激な時流の変化に翻弄される市井の人々。父親の突然のリストラという不測の事態にみまわれながらも、明るく前向きに生きる少女を、当時まだ高校生だったらしい吉永小百合さまが早くも大女優の貫禄で生き生きと演じていらっしゃる。職人気質のとんでもなく不器用な父親役は初代黄門様。お母さん役は一瞬えっ大久保さん(佳代子)?と思ったが、「渡鬼」髄一の仏様キャラだった杉山とく子さんでした。




(1962・日本)1時間39分




南国土佐を後にして

ペギー葉山のヒット曲「南国土佐を後にして」にちなんだご当地ソング映画。ペギーさまご本人による歌唱シーンも数度にわたって堪能できる。小林旭は刑務所帰りの元賭博師の役。前科者の賭博師にしてはやけに清々しいけれども。当時プライベートでも交際中だったという相手役の浅丘ルリ子がとっても可憐で可愛らしい。






(1959・日本)1時間18分




鷲と鷹

洋上の貨物船を舞台にしたアクションサスペンス。わりと不気味な殺人シーンから始まる。石原裕次郎と三國連太郎のW主演。両人ともすらりと手足が長く「美丈夫」という言葉がぴったしのカッコよさ。そして特筆すべきは、女日照りの続く荒くれ者ばかりが乗り合わせる船に、なぜかしれっと乗り込んでいる月丘夢路&浅丘ルリ子の美女お二人だだだだ大丈夫なのか?安否のほどは本編でどうぞ。






(1957・日本)1時間54分





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うたたねスナック

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