2016年03月26日
自動運転の1歩手前!?全車速クルーズコントロール
どうも、しょまみです。
最近よくCMで自動運転技術が取り上げられていますね。
現在、日本車では自動運転技術について
CM等で具体的に言及している企業は日産だけですが
実は、世界に目を向けてみると日産以上に技術開発が
進んでいるメーカーがいくつもあります。
今年の1月にカリフォルニア州の車両局が自動運転技術を開発中の
複数企業に対して技術開発の進捗状況に関するデータを求めました。
データはカリフォルニア州の公道で実際に行った走行実験の結果から
得られたものだそうで、それらのデータから現時点での各企業の
自動運転技術の開発がどれ程進んでいるのかが明らかになりました。
比較対象としたデータは
・自動運転状態での走行距離
・自動運転中に人間が介入した回数
・1マイルあたりに人間が介入した回数
の3項目です。
■自動運転状態での走行距離比較
---------------------------------------------------------------------------------------
下のグラフは自動運転状態での総走行距離を比較したものです。
<引用:https://www.washingtonpost.com/news/the-switch/wp/2016/01/15
/how-googles-driverless-car-stacks-up-against-the-competition/>
一番走行距離が少ないテスラが0マイル。
日産は下から数えて3番目の1485.4マイル。
自動車メーカーではフォルクスワーゲンとデルフィ(GMの子会社)
が飛び抜けていますが、それらを大幅に凌ぐ結果を残しているのが
IT大手のグーグルです。
総走行距離は424,331マイルと2位以下を大きく引き離す結果となりました。
IT大手のグーグルが自動運転技術の開発に本腰を入れて取り組んでいる
理由は、以前のコラムでも取り上げた"TED"の中で
Googleの副総裁であるセバスチャン・スランが語っていますので
詳しくは、こちらを見ていただくとグーグルがこの分野に
取り組んでいる理由が分かると思います。
↑画像クリックでTEDのサイト内の動画ページに移動します。
■自動運転中に人間が介入した回数比較
---------------------------------------------------------------------------------------
次のデータは、自動運転中に運転者がハンドル操作やブレーキ操作等で
手動運転に切り替えた回数のグラフです。
<引用:https://www.washingtonpost.com/news/the-switch/wp/2016/01/15
/how-googles-driverless-car-stacks-up-against-the-competition/>
このグラフだけを見ると日産の自動運転が
運転者の介入回数が少なく技術的に優れていると感じますが
走行距離が考慮されていないため
単位距離毎の介入回数を出さないと比較ができません。
■1マイルあたりに人間が介入した回数比較
---------------------------------------------------------------------------------------
単位距離毎の運転者の介入回数を出したグラフが
下のグラフです。
<引用:https://www.washingtonpost.com/news/the-switch/wp/2016/01/15
/how-googles-driverless-car-stacks-up-against-the-competition/>
この結果を見てもグーグルの出した成績はダントツです。
2位のフォルクスワーゲン、デルフィと比較しても
250分の1の介入回数という結果になっています。
日産は総走行距離が同程度のメルセデスベンツと比較すると
非常に優秀な結果を出しています。
現状は、フォルクスワーゲンやデルフィには及びませんが
今後、走行実験の距離が伸びれば順位が変わってくる可能性は
十分にあるのではないかと思います。
ところで完全自動運転を最終目標とすると
現在の自動運転技術のレベルはどの辺なのでしょうか。
アメリカの国家道路交通安全局が定義した内容が
現在の基準となっているようで、下記5段階のレベルが設けられています。
レベル0:車の運転に関してコンピュータが介在しない状態
レベル1:自動ブレーキやクルーズコントロールのように
部分的にコンピュータが介在する状態
レベル2:操舵(ハンドル機能)が複合的に加わった状態
レベル3:半自動運転。条件次第ではドライバーは監視義務から開放可
レベル4:完全自動運転
<引用:http://toyokeizai.net/articles/-/86602?page=2>
現在、市販車に搭載されるようになった、アイサイトや
セーフティーセンス等の運転支援技術はレベル2の段階です。
完全自動運転が実現するにはまだ時間がかかりそうですが
レベル2の段階とは言っても一昔前に比べれば驚くほどの技術革新が
進んでいます。
次のコラムでは、現在の市販車に搭載されている
運転支援システムの進化について紹介したいと思います。
最近よくCMで自動運転技術が取り上げられていますね。
現在、日本車では自動運転技術について
CM等で具体的に言及している企業は日産だけですが
実は、世界に目を向けてみると日産以上に技術開発が
進んでいるメーカーがいくつもあります。
今年の1月にカリフォルニア州の車両局が自動運転技術を開発中の
複数企業に対して技術開発の進捗状況に関するデータを求めました。
データはカリフォルニア州の公道で実際に行った走行実験の結果から
得られたものだそうで、それらのデータから現時点での各企業の
自動運転技術の開発がどれ程進んでいるのかが明らかになりました。
比較対象としたデータは
・自動運転状態での走行距離
・自動運転中に人間が介入した回数
・1マイルあたりに人間が介入した回数
の3項目です。
■自動運転状態での走行距離比較
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下のグラフは自動運転状態での総走行距離を比較したものです。
<引用:https://www.washingtonpost.com/news/the-switch/wp/2016/01/15
/how-googles-driverless-car-stacks-up-against-the-competition/>
一番走行距離が少ないテスラが0マイル。
日産は下から数えて3番目の1485.4マイル。
自動車メーカーではフォルクスワーゲンとデルフィ(GMの子会社)
が飛び抜けていますが、それらを大幅に凌ぐ結果を残しているのが
IT大手のグーグルです。
総走行距離は424,331マイルと2位以下を大きく引き離す結果となりました。
IT大手のグーグルが自動運転技術の開発に本腰を入れて取り組んでいる
理由は、以前のコラムでも取り上げた"TED"の中で
Googleの副総裁であるセバスチャン・スランが語っていますので
詳しくは、こちらを見ていただくとグーグルがこの分野に
取り組んでいる理由が分かると思います。
↑画像クリックでTEDのサイト内の動画ページに移動します。
■自動運転中に人間が介入した回数比較
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次のデータは、自動運転中に運転者がハンドル操作やブレーキ操作等で
手動運転に切り替えた回数のグラフです。
<引用:https://www.washingtonpost.com/news/the-switch/wp/2016/01/15
/how-googles-driverless-car-stacks-up-against-the-competition/>
このグラフだけを見ると日産の自動運転が
運転者の介入回数が少なく技術的に優れていると感じますが
走行距離が考慮されていないため
単位距離毎の介入回数を出さないと比較ができません。
■1マイルあたりに人間が介入した回数比較
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単位距離毎の運転者の介入回数を出したグラフが
下のグラフです。
<引用:https://www.washingtonpost.com/news/the-switch/wp/2016/01/15
/how-googles-driverless-car-stacks-up-against-the-competition/>
この結果を見てもグーグルの出した成績はダントツです。
2位のフォルクスワーゲン、デルフィと比較しても
250分の1の介入回数という結果になっています。
日産は総走行距離が同程度のメルセデスベンツと比較すると
非常に優秀な結果を出しています。
現状は、フォルクスワーゲンやデルフィには及びませんが
今後、走行実験の距離が伸びれば順位が変わってくる可能性は
十分にあるのではないかと思います。
ところで完全自動運転を最終目標とすると
現在の自動運転技術のレベルはどの辺なのでしょうか。
アメリカの国家道路交通安全局が定義した内容が
現在の基準となっているようで、下記5段階のレベルが設けられています。
レベル0:車の運転に関してコンピュータが介在しない状態
レベル1:自動ブレーキやクルーズコントロールのように
部分的にコンピュータが介在する状態
レベル2:操舵(ハンドル機能)が複合的に加わった状態
レベル3:半自動運転。条件次第ではドライバーは監視義務から開放可
レベル4:完全自動運転
<引用:http://toyokeizai.net/articles/-/86602?page=2>
現在、市販車に搭載されるようになった、アイサイトや
セーフティーセンス等の運転支援技術はレベル2の段階です。
完全自動運転が実現するにはまだ時間がかかりそうですが
レベル2の段階とは言っても一昔前に比べれば驚くほどの技術革新が
進んでいます。
次のコラムでは、現在の市販車に搭載されている
運転支援システムの進化について紹介したいと思います。