2016年06月14日
トリニティ・ラバン
トリニティ・ラバンの最大の特徴はそのカリキュラム/コースの
豊富さにある。音楽とダンスに特化した大学であるだけに、
コンテンポラリー・ダンス学士コース、1〜2年(または1学期間)の
留学コース、コンテンポラリー・ダンス修士コース、振付修士コース、
また研究を主とする博士コースまで、12コースが準備されている。
高校卒業後、バレエからコンテンポラリー・ダンスへ転向していく
ダンサーにとって、またそれまで多様なダンスを経験してきた学生に
とっては、まさに本流の刺激と、教育を受けるにうってつけの大学だろう。
学士コースの卒業生の6ヶ月以内の就職率が98%であることも、その
他名門校に匹敵する教育レベルの高さを示している。専属ではないが
校舎から徒歩圏内に大学寮を配し、新規開発地区の中心として、
広く英国のダンス教育に貢献している。
詳 細
場所:クリークサイド(グリニッジ/ロンドン)
入学年齢:18才〜
学校寮:無し(一般の大学生用寮、ホームステイ、ルームシェアなどを利用)
コース期間:1〜3年
修得コース:学士コースBA (Hons) in Contemporary Dance
授業料:£16,100 (2014/2015年)
オーディション:イギリスの大学受験システム(CUKAS)から願書を提出し、
通過するとオーディションへ呼ばれる。日本ではまだないが、欧州や
アメリカでは現地オーディションを実施している。オーディション内容は、
バレエクラス、コンテンポラリークラス、即興、グループディスカッション。
また1年間のコンテンポラリー・ダンス・コースもあり、教育システムの
異なる日本からの留学生は、まずはこのコースに申請することが推奨される。
サマーコース
例年8月中の2週間に開催される。著名な講師、振付家の
実施するクラスを自由に選択して参加する方式。
コメント
トリニティ・ラバン(ダンス科)の校舎を前にすると、英国のコンテ
ンポラリー・ダンス教育がいかに世界をリードするものかという
ことが、痛いほど実感される。まさにステイト・オブ・アートといった
ガラス張りの校舎は15のスタジオ、ピラティス・ルーム、劇場、
カフェ、図書館、講義室といった施設を備え、クリエーターとしての
本能を刺激される。同じトリニティの音楽大学との交流も多く、
コンテンポラリー・ミュージックとのコラボレーションなど、興味深い
試みが繰り返されている。非英語圏出身の学生も多いが、コンテン
ポラリーを学ぶ上では言語(英語)で自分の意見を述べる能力が
必須であるが、言語に限らないコミュニケーション能力を身につける
など、しっかりとした準備をしてから留学に臨みたい。
学校HP: http://www.trinitylaban.ac.uk/study/dance
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