50代 気が向くママに

私は、地方の出身で京都市に住み27年。生まれ育った町より長くなりました。
田舎を出て、しばらくは大阪で仕事をし、結婚して京都に住むことになったんです。まさかの京都でした（笑）
現在は、離婚をし旧姓に戻ってますが。

京都市は、碁盤の目のように東西南北に道が出来てます。中心は、もちろん御所。大通り、普通の通り、小路と通り名を聞くとだいたいこの辺りと場所はわかります。住所を聞かれたら、京都独特の言い方が「〇〇通り上ル」「〇〇通り下ル」「〇〇通り西入」「〇〇通り東入」、初めて聞かれた方は、？？？やと思います。例えば、四条河原町上ルと言えば、四条河原町の交差点の北側になります。上ルは北、下ルは南。よく住所を〇〇通り上ルと言われることがありますが、上がってどこなん？と思うことばかりです。
じゃあ、東西南北はどうやったらわかる？となれば、東西は、太陽の位置でもわかりますが、京都にはお盆に五山の送り火があります。その山が見えたら、〈大〉の字なら、東です。南北は、京都タワーが見えたら、そっちが南です。

京都に越してきたばかりの頃、自分がどこにいるかわからなくなったら、大文字の方向に歩いたら、家の方に帰れると言われました。大文字とは、五山の送り火の際、〈大〉の字に火を灯す山のことです。

私、今でも、飲み会が終わった、外に出て、どっちに帰ればいいん？と思った時は、京都タワーを探すんです。
街中から、私の家は北の方角。京都タワーを背中にしたら、何とか帰り着きます。