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プロフィール

百地鷹之進
みなさん、こんにちは。 このブログは、もって生まれた発達障害(アスペルガー障害)が原因で、精神科に入院してした体験記です。 現代は本当に不安定で不安の多い時代です。 私のような発達障害のある人間はもっと生き辛い時代ですが そうでないかたも生き辛い時代でるがゆえ、精神的な疾患になってしまうこともあるかもしれません。 私の体験を書くことで少しでも皆さんのお役に立てたらと思います。
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2008年12月29日 Posted by 百地鷹之進 at 20:10 | 回顧録 | この記事のURL
精神科の貴重品
今日は、貴重品の話しをしましょう。





普通の人が考える貴重品・・・・とは
現金とか貴金属とかですが

精神科での貴重品といえばまず嗜好品です。

その中でもタバコとお菓子。

精神科の患者は何かに依存するタチの人が多いので
盗むなんて日常の話らしいです。

ワンカートンのタバコを鍵のないロッカーにおいておくと盗まれます。

ある人から聞いた話。
閉鎖病棟にいた時タバコを床頭台(しょうとうだい・キャスターがついて私物を入れる台)に入れてトイレに行った隙に、手ぐせの悪い人が入ってきて今盗むところをみられたらしい。

その人はしばらくタバコを禁止されたそうです。

閉鎖病棟でも開放病棟でもおんなじことですが
基本的にタバコはナースステーションの預かりだそうです。

一方のお菓子は。

お酒が飲めない病棟の中では甘いものの需要が結構高いです。

お菓子を大量に差し入れてもらうと面会室にたかりに来る患者がいます。
あと、社会なら必ずいる人がいるでしょうけど
『お山の大将』的な人がいて

おやつを食べていたら
「ちょこっとよこせー」なんていってきます。

W病院の病棟には、ナースステーションの目の前に食堂があり、おやつも食堂で食べるように言われているのですが

もうこうなったら隠れて食べるしかありません。

看護士もさすがに黙認しているようです。

2008年12月21日 Posted by 百地鷹之進 at 21:05 | 回顧録 | この記事のURL
精神科の一週間
すいません。
体験記を書くのを少しサボっていました。





自分がいたW病院の一週間は

閉鎖病棟ならば

月曜日 AM:売店で買い物の時間(単独行動ができない人)
    PM: 作業療法
火曜日 AM:男性の入浴
    PM:作業療法
水曜日 AM:女性の入浴 
    PM:作業療法はない
木曜日 PM:作業療法は女性の希望者のみ
金曜日 AM:シーツ交換・環境整備(ナースさんが清掃をする)
    PM:作業療法
土曜日 AM:男性の入浴
日曜日 AM:女性の入浴  
    PM:各人のコップの消毒


こういう流れであった。
作業療法は基本的に希望者のみだったので、行きたくない人は行かないでもOKだった。

開放病棟の場合
平日は基本的に午前中は作業療法
午後は前書いたとおり、昼間に体操の時間というのが
主なパターンだった。

そして、退院間近の人でドクターより退院したらデイケアに通えといわれている人に
(精神科のデイケアは不登校の子供が通うフリースクールのようなものだ。私もいまデイケアに通う日々が続いている。)
デイケアに慣れてもらう目的でプレ・デイケアという体験入学というものがあった。

プレ・デイケアにいっている人は終日デイケアにいることもできるんだけど、ほとんど午前中はほかの病棟の人と一緒に作業療法をやって午後はプレ・デイケアにいくというパターンが多かった。

私の場合、プレ・デイケアに関しては皆勤であった。
別に早く退院しようという気持ちじゃなくて
昼間の体操の時間がいやでいやでしょうがなかったのだ。

月曜日:環境整備・男性入浴
火曜日:話し合い(隔週)女性入浴
水曜日:男性入浴
木曜日:女性入浴
金曜日:シーツ交換・男性入浴
土曜日:買い物(近所のMスーパーへ何人かずつナースが引率する) 女性入浴、外泊ラッシュ
日曜日:コップ消毒・入浴はない

開放病棟になると
入浴のパターンがかなり変わった。
閉鎖の場合一通り入浴が終わると異性の人がシャワーを浴びることができた・・・実質週4回お風呂に入れたけど
開放病棟の場合そういうことができなかったので、週3回しかお風呂に入ることができなかった。

開放病棟に入ったとき、男性の場合週末はまったくお風呂に入れず、日曜日に親に頼んで迎えに来てもらい、帰宅してシャワーを浴びるという生活が続いた。

閉鎖病棟にいたときは一週間がやたら長く感じ
逆に開放病棟でプレ・デイケアにいたときは
一日の流れがやたらと長く感じた。

2008年12月16日 Posted by 百地鷹之進 at 23:49 | 回顧録 | この記事のURL
中と外のカラオケ
今回は、作業療法で一番多かったカラオケの話でもします。





今日、久しぶりにシャバでカラオケに行きました。
やっぱり通信カラオケはいいもんだ。
入院の後遺症か、最近の歌を忘れた自分が情けなく感じます。

平日にある作業療法の時間には、週に1回カラオケをやる日がありました。

カラオケは入院している患者さんたちには結構人気があるのですが、10年前のディスク式のカラオケです。
レーザーディスクではなくDVDなのがせめてもの救い。
カラオケの設備は映画鑑賞と共用というのが前提なのでDVD方式なのです。

デーンと数百枚のDVDを内蔵した大型のキャビネットのような
DVDチェンジャーがあるのですが
チェンジャーでも電源が入っていないので、作業療法士さんが手作業でお望みの曲が入っているディスクを探し出してかけるのです。
メモをとるためにホワイトボードがあって、曲名と番号と歌う人の名前がびっしり書かれています。

当然、倖田來未とかEXILEの歌を歌いたいと入っても
10年前は彼らはデビューしていないので当然レパートリーにありません。
GLAYやaiko、SMAPはギリギリありましたが
最近の曲はほとんどありません。

具体的にどんな漢字かというと・・・・

ほとんど演歌!。
80%は演歌です。

たまーに90年代のJPOPとか
70年代に流行ったフォークソングがある程度。

当然、私は90年代のJ-POPを歌わざる得ませんでした。
チャゲアスとかオリジナル・ラブとか好きだったから
結構歌っていました。

なかには、何度かカラオケやっても
いつもその曲しか歌わない
そういう人もいました。

病棟にいたとき仲良くしていた友達は
竹内まりやの『駅』しか歌わない人でした。
『駅』以外の歌を歌ったのは1度しか見たことがありません。

あとは、美川憲一の『柳ヶ瀬ブルース』とか
尾形大作の『無錫旅情』ばっかり歌う人とか

何かその歌に思い入れがあるんですかとか
その歌しか覚えていないのか
自身もって歌えないのか
自分にはわかんないけど

ずーっとおんなじ歌を歌う人はかなりいたような気がしました。

それでも、病棟の中ではなかなか大きな声を出せないから
カラオケはストレスの解消になったのは確かでした。


2008年12月14日 Posted by 百地鷹之進 at 22:14 | 回顧録 | この記事のURL
一日の流れ
今回は、精神科での一日の流れを。





開放病棟の場合(平日)

起床    6:00 
ラジオ体操 7:30
朝食    8:00
検温    9:00
(体温の測定と排泄の回数を聞かれた)
作業療法  9:30〜11:30(だいたい)
昼食    12:00
人数確認  13:00
ラジオ体操・歩行運動(廊下を延々と歩く)13:3014:00
入浴    15:30(20:00まで自由に入れる)
人数確認  16:00
夕食    18:00
ドア・窓施錠 19:00
人数確認  19:00
眠前服薬  20:20
就寝    21:00

こういう風に一日が過ぎていった。

平日の午前中にある作業療法と昼にある運動の時間は
基本的に参加を義務付けられていて
それ以外の時間は割とゆっくり過ごすことができた。

この昼にある運動の時間というのは
ラジオ体操1・2両方と
古めかしいユーロビートをBGMにして
延々と病棟の廊下を歩くというもので
最初はフツーに歩いていっても
だんだんと精神的に参ってしまい

確かに肉体の運動にはなるが精神的にはもっとおかしくなってしまうであろう運動であった。

土日祝日はそれがないので、むしろ暇で暇でしょうがなかった。

テレビは2台しかなくてどっちか一台は必ずNHKになっていて
新聞もみんなで回し読みしていた。

病院の中で暇をつぶすのに役になったのは
FMラジオと携帯電話のゲームだった。
そして、週に1回一時的に帰宅したときに近所の旅行代理店へ行き
せっせと旅行のパンフレットを集め
それを読んでいると癒しになった。

そのせいか、退院したときにはパンフレットで段ボール箱が
いっぱいになってしまった。

アルコール依存症で入院してきた人は
週に一度勉強会や断酒会などがあるらしく
作業療法も精神疾患系の人たちと別のメニューになることもあった。

それでも、暇でたまらないらしい。

時間の流れが遅いので
みんな嗜好品に手を出すから
タバコやお菓子の消費量は半端じゃなかった。

私の場合は本やパンフレットを眺めているか
病棟にあったバルコニーに行き
そこで日光浴をしてたか寝ていたかのどっちかであった。

おかげで、もともとせっかちだった私の性格は
すっかり矯正されてしまいました。

2008年12月13日 Posted by 百地鷹之進 at 17:14 | 回顧録 | この記事のURL
ラジオ体操で始まる。




精神科の体験記をぼちぼち書いていきます。

精神科には、閉鎖病棟開放病棟と二つの病棟がある。
そして入院するときも強制入院と任意入院と二通りある。

最初から開放病棟に入る人もいるらしいけど、それはうつ病などといったまれなケースなので
ほとんどの人はまず閉鎖病棟に入ることになる。

閉鎖病棟でも開放病棟でも
朝はラジオ体操で始まる。
第1も第2も両方やります。

私のいたW病院には
食堂とフリースペースを兼用した場所(ホールと呼んでいた)で
そこでみんな輪になって体操をしていた。

閉鎖病棟では1日1回でラジオ体操は終わりなんだけど
開放病棟では、作業療法で体を動かすときや
昼の1時半に昼寝防止のために
ラジオ体操をすることがあり

下手すると一日3回もラジオ体操をするのだ。

誰かに「ちょっとうんざりしないかい?」と言ってみると
「やっぱりうんざりするねぇ〜。」

健康のためとはいえ1日何回もラジオ体操すると
やっぱりうんざりするものなのだ。




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