スマホには行動経路履歴が保存されます!
スマホには、検索やサイト閲覧などのアクセス記録が保存されますが、スマホを携行して外出した場合などの行動経路や移動手段・距離がGoogleマップ上に記され、訪れた時間や訪問先名、滞在時間などが履歴として残り、後で履歴を振り返ることができます。
このため、過去の行動履歴を確認したり、振り返える場合に役立ちます。一方、履歴は、同じGoogleアカウントを共有している他者がいる場合は、見られることがあるので削除や制限などで管理できることが必要です。
この記事では、Androidスマホを携行して行動した場合の行動経路履歴(「タイムライン」と言う)を見る方法と、削除やより便利に使いこなせる管理の仕方についてご紹介します。
T.スマホに残る履歴の種類と見る方法
スマホには、検索やサイト閲覧などのアクセス履歴が保存され、後で履歴を確認したり削除したりできるようになっています。
Androidスマホでは、Googleアカウントごとに履歴が保存され、どのデバイスからでも同じアカウントにログインすれば履歴が確認でき、また、管理ができます。
1.スマホに保存される履歴情報の種類
スマホ操作の一切のアクセス履歴がスマホに保存されます。(保存される情報の制限などの設定もできます)
スマホに保存される履歴情報には、以下のような種類があります。
主な履歴情報の種類
履歴の種類 | 情報の内容 |
スマホの操作履歴 | スマホ操作(その他を含む全て)記録 |
サイトの閲覧履歴 | 閲覧したWebサイトなどの記録 |
アプリの利用履歴 | 利用したアプリの利用記録 |
訪問の経路履歴 (=タイムライン) | スマホを伴って移動した経路記録 |
電話の発着信履歴 | 電話の受発信記録 |
検索キーワード履歴 | 検索窓で入力した検索キーワード記録 |
2.それぞれの情報の履歴を見る方法
Androidスマホの履歴を見るには、「どの種類の履歴を見たいか」によって、方法(手段)が異なります。
「見たい履歴」の種類によって見る方法は、通常、以下の通りです。
なお、検索や閲覧等の全ての履歴は、「Google アカウント」にアクティビティ(活動)として保存されるので、履歴を見たり、削除や管理を行うためには、まず、「Googleアカウント」にアクセスする必要があります。(重要)
見たい履歴 | 履歴を見る方法(アプリの種類) |
サイト閲覧履歴 | ・「Googleアプリ」の『検索履歴』 ・「chromeアプリ」の『履歴』 ・「Googleアプリ」の『データーとプライバシー』 |
アプリ利用履歴 | ・「設定アプリ」の『アプリ』 ・「Googleアプリ」の『データーとプライバシー』 |
訪問経路履歴 =タイムライン | ・「マップアプリ」の『タイムライン』 ・「Googleアプリ」の『データーとプライバシー』 |
スマホの操作履歴 | ・「Googleアプリ」の『データーとプライバシー』 |
電話発着信履歴 | ・利用中の「電話アプリ」 |
検索キーワード 履歴 | ・それぞれのアプリの「検索窓」をタップ |
※ Googleアプリ= chromeアプリ= 設定アプリ=
U.「タイムライン=行動経路履歴」を見る方法と削除方法
スマホでは、各種の履歴が保存されますが、ここでは、「行動経路履歴を見る方法と削除の仕方等」についてご紹介します。
なお、念のため、「行動経路履歴が保存される設定になっているかを次の手順で確認しましょう!(初期設定ではオンになっているので、基本、何もする必要はありません。)
確認方法 @「Googleマップ」アプリを開き、右上の○のアカウントアイコンをタップする A「設定」を選択し、「個人的なコンテンツ」をタップする B「ロケーション履歴がオン」になっていれば、OKです。 もし、オフになっていれば、これをタップして「有効にする」をクリックします。 |
行動経路履歴(=タイムライン)を見る方法には、次のような方法があります。
1.「Googleアプリ」の『データーとプライバシー』から見る方法
2.「Googleマップアプリ」から見る方法
簡単に見たり管理するには、「Googleマップアプリ」からがオススメです。
なお、削除の場合、Google アカウントに保存されている履歴を元に戻すことができなくいなるので注意が必要です!
1.Google『データーとプライバシー』で「タイムライン」を見る方法と削除の仕方
1)Google『データとプライバシー』から『タイムライン』を開く手順
Googleアプリの『データとプライバシー』ページから「タイムライン」ページを開く為には、次の2stepが必要です。
step1.Googleアプリの『データとプライバシー』ページに行く手順
(このページには各種履歴への「タブ」や「ボタン」が配置されている)
step2.「ロケーション履歴」又は「マップのタイムライン」からエントリーする手順
step1.『データとプライバシー』ページへ行く手順
@「Googleアプリ」をクリックして、右上の「○」のアカウントイニシャルマークをタップする。
A自分のアカウント名の下にある「Googleアカウント」タブをタップする
B「ホーム」タブと並んで右にある『データーとプライバシー』タブをタップする
すると、『データとプライバシー』ページが表示される。
@ | A | B |
※なお、以下のように、ホーム画面の「設定」アプリから開く方法もあります。
@ホーム画面の「設定」アプリをタップ A「設定」画面の下の方にある『Google:サービスと設定』をタップ B「Google」画面のアカウント名の下の『Googleアカウントの管理』をタップし、「ホーム」タブと並んで右にある『データーとプライバシー』タブをタップする。 すると、『データとプライバシー』ページが表示される。 |
Cこの『データとプライバシー』ページを下の方へスクロールすると、「履歴の設定」項目があり、その下に、次の通り各種履歴ページへの「入り口ボタン」(タブ)が用意されています。
「履歴の設定」の箇所には、
◎「ウエブとアプリのアクティビティ」タブ
◎「ロケーション履歴」タブ
◎「YouTubeの履歴」タブ
が配置されています。
その下側には、
◎「マイアクティブ」ボタン
◎「マップのタイムライン」ボタン
◎「YouTubeの視聴履歴と検索履歴」ボタン
が配置されています。
step2.「タイムライン=行動経路履歴」ページにいく手順
「タイムライン」ページにいく方法には、
「ロケーション履歴」か
「マップのタイムライン」
のいずれかを選択します。(どちらもほぼ同じ履歴画面に変遷されます。)
なお、「ウエブとアプリのアクティビティ」タブから「アクティビティー管理」経由で『ウエブとアプリのアクティビティー』ページに行き、全ての履歴管理の中で、行動経路履歴(=タイムライン)を見に行く方法もありますが、全ての履歴の種類が混在するため、行動経路履歴管理にはオススメできません。(後述「補足」をご覧ください)
《「ロケーション履歴」から「タイムライン」ページへ》
「ロケーション履歴」タブをタップすると、『アクティブティ管理(ロケーション履歴)』ページに入ります。
(※実際には、『アクティビティ管理』の下に「ロケーション履歴」の表示があります。)
ここでは、行動経路履歴の設定変更が行えます。
そして、その下の方にある「履歴を管理する」タブをクリックすると、『タイムライン』ページにに移り、全ての行動経路の履歴が並んでいます。 ここで、日々毎の履歴や各種条件毎の履歴が見られる様になります。
《「マップのタイムライン」から「タイムライン」ページへ》
「マップのタイムライン」ボタンをタップすると、『タイムライン』ページに入ります。
このページには、全ての行動経路履歴が記録されており、日日別履歴や各種分類別に履歴を見ることができます。
2)削除や編集等の管理方法
@経路履歴ごとの横にある アイコン「︙」をタップする。
A選択できるメニュー画面(「編集」「削除」「場所の詳細表示」など)が表示される。
ここで、希望するメニューーを選択していろいろな編集ができるようになっています。
2.「Googleマップ」アプリで「タイムライン」を見る方法と削除の仕方
1)「Googleマップ」アプリの『タイムライン』を開く手順
行動経路履歴を見たい場合は、「Googleマップ」アプリの『タイムライン』を開くことになります。
@Android スマホのホーム画面にある「Googleマップ」アプリ「 」をクリックしてマップ画面を開く。 (「Googleマップ」アプリがホーム画面になければ、インストールする)
A右上にあるプロフィール写真「 」または、イニシャルマークをタップする。
BGoogleアカウントページのメニューの中から、「タイムライン」タブをタップする。
すると、行動経路履歴が保存された『タイムライン』ページが表示され、日々毎の履歴や各種条件毎の履歴が見られる様になります。
2)削除や編集等の管理方法
@経路履歴ごとの横にある アイコン「︙」をタップする。
A選択できるメニュー画面(「編集」「削除」「場所の詳細表示」など)が表示される。
ここで、希望するメニューーを選択していろいろな編集ができるようになっています。
3.補足:Googleアプリの『マイ アクティビティ』から「行動経路履歴」を見る方法について
「行動経路履歴」については、Googleアプリの『データーとプライバシー』から「ウエブとアプリのアクティビティ」タブを選択して、「アクティビティー管理」経由で『ウエブとアプリのアクティビティー』ページに行き、全ての履歴管理の中で、行動経路履歴を見る方法があります。
しかし、全ての履歴の種類が混在するため、行動経路履歴管理にはオススメできないので、上記ではご紹介を割愛しました。
なお、興味のある方は、以下をご参考に願います。
スマホでは、全てのアクセス履歴は、「アクティビティ」(活動)として『マイアクティビティ』ページに記録保存されます。 従って、『マイアクティビティ』ページでは、「サイト閲覧履歴」、「アプリ利用履歴」、「訪問情報履歴」、「その他アクセス履歴」等の全てのアクセス履歴を見たり、制限や削除などの履歴管理ができます。 『Googleマイアクティビティ』ページへのアクセス方法は以下の通りです。 1)「Googleマイアクティビティ」へのアクセス方法『Googleマイアクティビティー』画面を開くには、【ホーム画面の「設定」から開く方法】と、【Googleアプリのアカウントボタンから開く方法】の2方法があります。なお、次のURLをクリックすれば「Googleアクティビティー」画面に変移します。 ◎Android スマホ又はタブレット⇒ 「myactivity.google.com 」をクリック ◎パソコン⇒ 「myactivity.google.com 」をクリック 【ホーム画面の「設定」アプリから開く方法】@スマホホーム画面の「設定」アプリをタップする。(設定がホーム画面になければアプリ一覧から) A「設定」画面の下の方にある『Google:サービスと設定』をタップする。 B「Google」画面のアカウント名の下の『Googleアカウントの管理』をタップする。 Cアカウント名の下に並ぶ『ホーム』『個人情報』『データーとプライバシー』タブの中から『データーとプライバシー』タブを選択してタップする。 D「データーとプライバシー」画面を下の方にスクロールすると、『マイアクティビティ』タブがあるので、このタブをクリックする。 E「Googleマイアクティビティー」画面(こちら)となり、画面の下の方には、全ての履歴が新しい順番に履歴されているので、見ることができます。 【Googleアプリのアカウントボタンから開く方法】@Googleアプリをタップすると、右上にある「アカウント」ボタンをタップする。A「Google」画面のアカウント名の下の『Googlアカウント』をタップする。 Bアカウント名の下に並ぶ『ホーム』『個人情報』『データーとプライバシー』タブの中から『データーとプライバシー』タブを選択してタップする。 C「データーとプライバシー」画面を下の方にスクロールすると、『マイアクティビティ』タブがあるので、このタブをクリックする。 D「Googleマイアクティビティー」画面(こちら)となり、画面の下の方には、全ての履歴が新しい順番に履歴されているので、見ることができます。 なお、履歴を日付や項目で表示内容を絞り込みたい場合は、「日付とサービスでフィルタ」をクリックし、表示したい期間を入力した後、「検索」をクリックし「適用」をクリックします。 2)『マイ アクティビティ』で管理できる項目や削除方法
『マイ アクティビティ』では、それぞれのアクティビティの確認や削除などの管理ができます。 |
V.最後に
Androidスマホでは、スマホを所持して外出した場合などの行動経路や移動手段がGoogleマップ上に記され、さらに詳細な移動手段や距離、訪問先名、滞在時間などの履歴が保存され、後で履歴を見ることができます。
このため、過去の行動履歴を確認したり、振り返ったりする場合に役立ちます。
しかし、同じGoogleアカウントを共用している人がいれば、見られることがあるので削除などの管理方法を知っていると安心です。
是非、行動経路履歴の見方、管理方法を知っておかれることをオススメします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ーーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーー
スマホ画面をテレビに無線で映す接続機器
スマホ画面をテレビに映す方法には、有線による方法と無線(WiFi)による方法がありますが、手軽で利用するには、無線による接続が便利です。
それには、「Fire TV」「Chromecast」「Apple TV」「Miracastレシーバ」などの接続機器が必要になります。
〈おすすめの接続機器〉
YouTubeなどの無料の動画サービスやAmazon prime videoやNetflixなどで配信される動画配信サービス(ストリーミングサービス)が充実しているAmazonの「Fire TV Stick」がオススメです。
「Fire TV Stick」の優れた特徴 1)安価で利用できる Fire TV Stickを購入すれば、端末に対する月額利用料は発生しません。 利用料金が発生するのは、月額利用料が設定されている動画配信サービスを利用する場合で、YouTubeなどの無料配信サービスしか視聴しなければ、お金はかかりません。
2)プライム会員特典が受けられる Amazon Primeに加入(月額税込500円、または年間税込4,900円)すれば、追加料金を払わずにAmazon Prime Video(映画やアニメ、バラエティなど幅広いコンテンツ)が視聴できるほか、以下の様な特典が受けられます。
・プライムビデオでの対象動画見放題
・Prime Musicの音楽視聴 ・クラウドのPrime Photoへ画像保存 ・Amazonでの購入品が送料無料 ・Amazonでのお急ぎ便利用が無料 3)各種動画を見られる
ストアからアプリをダウンロードすることで、以下のインターネット動画が視聴できます。・YouTube(無料) ・AbemaTV(無料) ・TVer(無料)
・Netflix ・Hulu ・dTV ・U-NEXT ・DAZN 4)ネットができる
ブラウザアプリ「Silk Browser」をインストールするとテレビでWebサイトの閲覧ができます。
5)音楽が聴ける
Amazon Primeに加入すれば、Prime Musicで音楽再生が可能です。
6)音声検索ができる
Fire TV Stickリモコンには音声入力機能があり、音声で動画サービスやWebサイトでの検索がおこなせます。
7)ゲームができる
Fire TV Stick用のアプリストアでは、ゲームも配信されおり、ゲームを楽しめます。
8)スマホの画面をテレビに映せる
今回のテーマですが、「Fire TV Stick」では、「ミラーリング機能」を利用してAndroidのスマホ画面をテレビに映すこともできます。
なお、今回は、この「ミラーリング機能」を利用せず、スマホ画面を「Fire TV Stick」を使ってテレビに写す方法をご紹介します。
9)Amazon アレクサとの連動
「アレクサ」とは、Amazonが提供する音声サービスで、「Amazon Echo」へ話しかけることでFire TV Stick操作ができたり家電等が操作できるようになります。
10.自宅以外での利用も可能 Fire TV Stickは、自宅外でもインターネット環境があれば、テレビに接続して自宅と同様に利用することができます。 |
〈おすすめFire TV Stick〉
◎Fire TV Stick(第3世代)
Fire TV Stick(第3世代) | ||
Fire TV Stickの第3世代。HDRとDolby Atmosに対応、新プロセッサ搭載。Fire TVシリーズでは最も価格の安い機種。 4K映像の出力に対応していないが、使える機能は他のモデルと変わりなし。 Alexa対応音声認識リモコンも付属。 |
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|
◎Fire TV Stick 4K Max
Fire TV Stick 4K Max | ||
Fire TV Stick 4K、1.8GHzクアッドコアプロセッサーを搭載。 4K・HDRに対応、音響もDolby Atmosをサポート。 最新規格Wi-Fi 6にも対応。 | ||
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◎Fire TV Cube(第3世代)
Fire TV Cube(第3世代) | ||
シリーズ最上位モデル。 Fire TV Cube本体に音声アシスタントのAlexaを搭載、操作がハンズフリーでこなせる。 HDMI出力ポートを搭載し、レコーダーやゲーム機などと接続してAlexaを利用できる。 オクタコア2.0GHzプロセッサで、Fire TV Stick 4K Maxの2倍パワフル。 |
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