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2014年09月27日

ベトナムの旅5

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ハノイの朝ご飯は決まった店で食べていた。宿から近い屋台のおばちゃんが売っているバインミーと言うフランスパンに好きな具を入れてくれる美味しいサンドイッチだ。それと隣にある小さいパックの牛乳。メニューで価格のある所以外は、すべて交渉しないといけないのが面倒臭い。サンドイッチの屋台のおばちゃんも毎日値段が違った。通うにつれて安くなっていき行きつけになったのだ。夕方はビアホイと言うビールをピッチャーで飲むのだがビールの味は水っぽいが安い。ハノイで食事のハズレはなかったし、宿も楽しかった。あと数日で年も変わるので、自分達はちょっと浮かれていた。それは、宿に泊まっているバックパッカーも同じであり、夜にホアンキエム湖で飲もう!となった。夕方に街の真ん中の湖の畔で飲み始めた。物売りがいっぱい来るので、ツマミと酒は簡単に手に入った。だいぶ酔ってきたので、みんな帰ろうとした時に、宿の部屋が同じオッちゃんが叫んだりし始めた。あれ?酔い過ぎてるなこりゃあ。と思い、オッちゃんの両肩を2人でサポートしながら宿近くまで帰ってきた。ホアンキエム湖から宿近くまではオッちゃん1人にしておくと、泥棒に会う可能性があったので宿近くまで一緒に帰ってきた。オッちゃんを監視しながら、歩き飲みしているとオッちゃんが宿に走って行った。これで安心と自分達はオッちゃんが、ちょっと天然で面白いので笑いながら帰って行った。宿の1階はフロント兼レストランなので、またビールを買って飲んでいたら、上から人の声がした。部屋に行ってみるとトイレに入りっきりで出て来ないと他の同室者から言われた。宿の人も合鍵はなくて開けるに開けられない。ドア越しに話しかけても、オッちゃんがロレツが回ってないので、宿の主人が強行のドアのガラスを一部割って中に入った。オッちゃんはトイレの床で死んだように横になってガラスの破片まみれになっている。破片を綺麗に取って、オッちゃんをベッドに寝せた。宿の人たちに謝り、また1階で飲み直した。宿の人たちは、参ったお客さんだけど悪い人じゃないから。と言ってくれた。次の日の朝、オッちゃんはいなかった。そうだった、ハロン湾のツアーに行っているんだった。自分は二日酔いで夕方まで気分が悪かった。


ベトナムの旅4

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ハノイの朝は清々しく気温もちょうどいい。日中は暑くなるが嫌な暑さまで上がる日は少なかった。もう12月も終わりハノイで年明けを迎える事になるが街は、そんな雰囲気なし。ハノイに来て3日になるが市場に行ったり、ホアンキエム湖でボーッとしたり、そして郵便局の近くのおばちゃんたちに捕まりドルとドンの闇両替に手を出してやられたりした。郵便局に、てっちゃんが手紙を出すと言うので散歩していたら、おばちゃんたちが両替しないか?と言って来た。100ドルで140万ドンと交換と話すのでレートよりも10万ドン多い。早速、交換の為に先にドンを受け取ったが、数えてもやはり桁が多く札も多い。自分では数えて140万ドンあったように見えたが、すでに100ドル渡してしまったら後の祭り。実際は14万ドンしかなかったのだ。札の多さと桁が大きいので騙されてしまった。ときそば詐欺にあってしまったのだ!旅の序盤だったので慣れてない闇両替で、うかつにも詐欺に引っかかってしまった。他の2人も桁の多さに数えるのが面倒になりやめてしまった。それが正解だった。2人は、それからご飯や飲みに行ったりするとおごってくれたりした。この時、3人の絆が強くなった気がする。西森さん、てっちゃん、ありがとう!ベトナムも、まだまだ貧困国なので詐欺には注意しないと。と自分に言い聞かせた。


2014年09月26日

ベトナムの旅3

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ハノイの夜で危険を感じた事はなかった。夜遅くまで店も開いているし、屋台もたくさん出ている。安宿の密集しているところはシクロ(自転車のタクシー)は入って来れない。これはシクロの運転手が安宿街で悪い事をしたのか渋滞を作らない為かは定かではないが、ギリギリの所まで来て、シクロの運転手は大声を出して客引きをしている。3人で夜を満喫して宿に帰ってきても、数名はまだ帰ってない。それでも夜の10時過ぎているのに。11時頃になったら全員部屋に集まった。自分よりも5才位年下の女性が1人で帰ってきた。彼女は、ベトナムに1人で来てハノイでベトナム人の友達を作っているとの事。まだ、20才ほどで朝早くから出掛けて夜遅くに帰ってくる。なんだか不思議だったけどスタイルも良く顔立ちもいいので日本人の彼氏を作った方がいいんじゃないか?と思ったが、彼女と話したのは、それっきりだった。日本には彼女を置いてきている自分には他の女性を好きになる事すらなかった。この時に日本に帰っていれば良かったのを後で後悔する事になる。自分は、どこの国でも生きていける自信が欲しかった。それが病気に勝てる唯一の事だとも思っていた。


ベトナムの旅2

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ランソンは田舎だが、2日いても飽きなかった。ランソンの駅に行ってハノイ行のチケットを買いに行ったら、2日後のが取れたので2泊になってしまったが、宿も心地よく汚さがない。中国の安宿とは比べ物にならないほど、安くて綺麗な所が気に入った。ベトナムに入り、フォーを食べる機会が増えるのも安くて美味しいからだ。そんなランソンともお別れでハノイ行の電車に乗った。貧乏旅行なので、ハノイまでは木の椅子を選んだが、これが疲れる。およそ8時間の苦痛と戦いながら乗り切らなければいけない過酷の列車となった。外に見える景色は南国の風景、列車のスピードが早いと熱い風が車内に入ってくる。冷房もないクラスを選んだので、暑さとも戦う。ハノイ駅に着いた時は、午後の2時。きたぜ!ハノイ!まずは宿探し。地図も大雑把のしかなく、とりあえず道を聞きながら安宿街へ行く。一国の首都にしては高層の建物は見当たらない。これも国力、国政が弱いせいなのか低いビルばかり。でも、人のエネルギーは強く感じられた。宿はホアンキエム湖の北に集まっていた。駅から30分ほど歩いたら、一つの綺麗な宿を見つけた。8人1部屋で、1人2ドル!ベッドも部屋もめちゃくちゃ綺麗☆どうやら、オープンしたばかりらしい。3人は早速チェックインをして、外へと繰り出した。安宿街の周りは白人のバックパッカーが多く見られた。あとは日本人。カフェ、レストラン、インターネットと旅に必要な物は、この周りで済んでしまう。列車の疲れと無事にハノイに着いたのでレストランに入り乾杯!
レストランは2階にあって下を眺めているだけでも楽しい。中国には、こんな所はなかったので妙にテンションが上がる。ベトナムの通過(ドン)には中々慣れなかった。100円で13000ドンと言われても桁が多い。ベトナムではドンの信頼が薄い為にドル払いも可能だ。でも、レストランに入ったりすると130000ドンと書いてあると、ドキッとする。でも食べて飲んで、千円なのだ。この通過だけは慣れる事が出来なかった。


ベトナムの旅1

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ベトナムに入り、ランソンと言う北部の街に着いた。真っ先に宿を探したが、中国人経営の〇〇飯店などがあったが、さすがにベトナムに来たのだから、ベトナム人の経営している宿が良かったので、バイクタクシーを降りて、3人で歩いて探す事にした。歩いて10分ほどで宿を見つけて、部屋を見せてもらったら、なんと!綺麗で2LDKになっている。
ベッドもリビングにダブルベッドが一つ、ベッドルームにシングルが2つあった。一人3ドルと安い!
すぐにチェックインして、外へ出かけた。近くに市場があり、みんなノンラー(笠帽子)を被っている。
さらに、外人が珍しいのか、みんなが笑いながら自分たちを見て笑っている。
西森さんが言うには、自分の髪の毛が伸びており、それが面白いのじゃないのか?と言ってきた。
そうかも。。。旅に出ている間に髪の毛が伸びていて、ベトナム人からすると女に見られるかもしれない。
こんな所で、笑われるなんて恥ずかしいので、その夜に髪の毛をバッサリと西森さんに切ってもらった。


2014年09月25日

中国の旅51〜またよ、中国!〜

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てっちゃんに南寧の街の見どころをガイドしてから、これからの計画を立てた。中国国境の街・中国・憑祥(ピンシャン)〜ベトナム・ドンダンに入るのだが中国・憑祥(ピンシャン)で一泊して早朝にベトナム・ドンダンに入れば日中のうちにベトナムで宿を見つけられるとの判断であった。夜に国境を渡るのはトラブルに巻き込まれる可能性が高い。次の日、ピンシャンへと向かった。ピンシャンには、すぐに着き宿も簡単に探せた。かなり小さい街であったので宿探しには不自由しなかった。中国最後の一日と言う事で、食堂の外でカンパ〜イ!いよいよ明日はベトナムだ☆3人とも陸路の国境を渡るので興奮していた。次の日の朝に、宿をチェックアウトして、中国側の出国審査を終えて、道の真ん中に線が書かれている国境を示すラインがあった。おきまりの足を2本使い、今2国間をまたいで写真を撮った。ベトナム側の入国審査もあっさりと終わりついに、『中国サヨナラー!』と告げて、ベトナムのドンダンと言う街に入った。ベトナムに入った所から周りはバナナの木が増えてきた。ドンダンまでは歩いてすぐだった。その街は、中国の影響を全く受けてなく、みんな顔も浅黒く東南アジア人へと変わっており、ベトナムの田舎の家の作りとなっていたが、ドンダンで泊まるには早すぎるし宿がほとんどなく、ここに止まるのはやめようと、次の街のランソンに行く事に決めた。ランソンへはバイクタクシーを使った。南下するにつれて温度は上がっており、バナナの木に囲まれた風景とバイクの風に当たっているのが心地よかった。


2014年09月24日

中国の旅50

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西森さんと嬉しい再会が出来て、南寧での数日が楽しかった。そろそろ、ベトナムに向けての準備をしようとしていた時に、どこかで見た顔が?あー!てっちゃん!!てっちゃんもビックリ!てっちゃんは、今日着いてチェックインしていた。自分の事を海南島で探したけど見つからなくて、南寧に入った。海南島であった出来事を話して、てっちゃんも広州から南寧までの話をして盛りに盛り上がった^ ^
これでベトナム組の3人が集まった。しかも、オーストラリア人は、その日にチェックアウトしたので、フロントに言って、てっちゃんを一緒の部屋にしてもらった。気の合う人達といるだけでも楽しい☆てっちゃんは南寧の街を見たいと言うので、住み慣れてきた南寧を案内した。自分は南寧が長くなってきて飽きており、てっちゃんに明後日には南寧出ない?と告げた。今日来たのに、もう出るの?と言われたが、てっちゃんは優しく『いいよ!』と言ってくれた。西森さんもベトナムに早く行きたくて仕方ない。みんなの気持ちが一緒になるのは気分がいい。いつも行っている弁当屋も教えて、なんだかんだで安く美味しいのは、ここの弁当屋しかないと思った。他に冒険して高い値段出すなら、この弁当屋がいい。しかし、広州でバラバラになって、ベトナムで会おう!と言っていた仲間が南寧で再会とは思わなかった。


2014年09月23日

中国の旅49

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昨夜のビールは相当効いたのかな。起きるのが遅くなってしまった。右奥のオーストラリア人は?と思ったら、真ん中のベッドに??!!広州で一緒だった、西森さんが!!ビックリやら嬉しい気持ちで、何でベッドにいるのかも訳が分からなかった。朝にチェックインして部屋に入っている自分を見つけたけど気持ちよく寝ているので起こさないで起きるのを待っていたらしい。久々でもあるし、気が合う人が突然いるとテンションが上がりまくった!弁当屋はレストランもしており、弁当を買ってレストランで食べる事も出来るので、西森さんと今までの話をしながら、朝昼食を取った。西森さんは、広州に暫くいたが、やはりベトナムに向かいたく南寧を目指してきたとの事。自分は南寧に飽きも来ていたので、見どころの場所を案内しながら色んな話に花が咲いた^ ^結局、海南島でてっちゃんと待ち合わせしていたが会えなくて海南島を出てきた話もした。街には飽きたが、西森との再会で盛り上がった嬉しい一日を過ごす事が出来た☆


中国の旅48

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中国人女子大学生2人は、ここ南寧の大学に通っており日本語を勉強していると言う。まだ片言しか話せないが、南寧で日本人に滅多に会えないので話しかけてきた。旅でTシャツも黒ずんできているのに、どこでも日本人とばれてしまう。暇なので、30分ほど日本語青空勉強をしてみたら、今度パーティーがあるので来ないか?と誘われてしまった^_^;
そこは丁重に断った。いつ、この街を出るか分からないし、中国人の日本語教師にされてはたまらない。そんなやり取りがあって2時間ほど話しこんで、住所の交換をしたのだが旅のどこかで無くしてしまった。とても優しい女性達で、どこか日本人に似ている思いやりみたいのも伺えた。こんなに長く外にいるとは思わなかったので、久々の太陽の下は気持ちよかったが喉がカラカラになってしまい、宿の方に折り返してメインストリートにあったレストランに入った。あとはウィンドウショッピングをして宿に帰った。
未だ、オーストラリア人が外に出るのを見た事がない。弁当屋に行ったくらいだけだ。オーストラリア人に、外に行かないのか?と聞いてみたら、興味がないと言うので、ベトナムを目指した方がいいんじゃないか?と更に突っ込んでみたら、行くのもダルイと言う。この先はベトナム。行けば何かしらの刺激はあるはずだが、何をしたいのか分からないが南寧に留まっている。本を読むのがいいのかな?と思ったら、他の部屋から彼女らしき人がやってきた。なんだー、彼女連れだったのか。。。話を聞くと、ここで知り合ったカナダ人の女性だった。彼女ではなくお互いにベトナムを目指しているらしく、いつ行くのかは、これから決めるらしい。ベトナムに入って、ハノイまで一気に行くのか、ランソンと言う街で一泊するか迷っているとの事。そんなのは行ってみないと分からないが、自分みたいに行き当たりバッタリではなくて綿密に予定を立てている。
それが普通かと思い、弁当屋で弁当とビールを買ってきて、その日は終わった。


中国の旅47

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南寧は小都市だが、日本では中都市になる。宿の下が陰気臭い電気屋になっており、コピー商品や偽物が売っていた。まだカセットテープの時代だったので、アメリカのヒップホップのカセットテープとSONYのウォークマンを買ってみた。電池もついでにSQNY!完全にパクリ。どれも偽物なので全部で千円ほどでGET!ここの国には著作権も知的財産権も存在しない、ある意味フリーなのだ。一応、買う前に動作確認してもらい購入。ファミコン、時計など全部偽物。自国ブランドなんかなくて、日本のブランドを無許可で使っているだけの電気屋。バックパッカーにはもってこいの場所だが、旅の最後には捨てて帰らないと税関で没収される。没収される前に旅の途中で壊れるとは思うが店内を見ているだけでも面白い。店を出るとそのままメインストリートに出る。中国のどの街でも見る事が出来る喧嘩をしている人がいた。その周りを野次馬が見ている。中国の喧嘩は、口論、殴り合い、どっちかが倒れた、転んだで終了。そして公安が悪い方を連行する。日本の場合は殴り合いの前で止めるのだが、中国は終わったら終了となる。よく見かける光景に慣れてしまった。メインストリートにはデパートや公園、決まりきった店が連ねている。メインストリートを抜け切ると大きな公園に出たのでベンチで座っていると若い大学生くらいの女性2人が日本語で話し掛けてきた。


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