ハノイの夜で危険を感じた事はなかった。夜遅くまで店も開いているし、屋台もたくさん出ている。安宿の密集しているところはシクロ(自転車のタクシー)は入って来れない。これはシクロの運転手が安宿街で悪い事をしたのか渋滞を作らない為かは定かではないが、ギリギリの所まで来て、シクロの運転手は大声を出して客引きをしている。3人で夜を満喫して宿に帰ってきても、数名はまだ帰ってない。それでも夜の10時過ぎているのに。11時頃になったら全員部屋に集まった。自分よりも5才位年下の女性が1人で帰ってきた。彼女は、ベトナムに1人で来てハノイでベトナム人の友達を作っているとの事。まだ、20才ほどで朝早くから出掛けて夜遅くに帰ってくる。なんだか不思議だったけどスタイルも良く顔立ちもいいので日本人の彼氏を作った方がいいんじゃないか?と思ったが、彼女と話したのは、それっきりだった。日本には彼女を置いてきている自分には他の女性を好きになる事すらなかった。この時に日本に帰っていれば良かったのを後で後悔する事になる。自分は、どこの国でも生きていける自信が欲しかった。それが病気に勝てる唯一の事だとも思っていた。
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