ハノイの朝ご飯は決まった店で食べていた。宿から近い屋台のおばちゃんが売っているバインミーと言うフランスパンに好きな具を入れてくれる美味しいサンドイッチだ。それと隣にある小さいパックの牛乳。メニューで価格のある所以外は、すべて交渉しないといけないのが面倒臭い。サンドイッチの屋台のおばちゃんも毎日値段が違った。通うにつれて安くなっていき行きつけになったのだ。夕方はビアホイと言うビールをピッチャーで飲むのだがビールの味は水っぽいが安い。ハノイで食事のハズレはなかったし、宿も楽しかった。あと数日で年も変わるので、自分達はちょっと浮かれていた。それは、宿に泊まっているバックパッカーも同じであり、夜にホアンキエム湖で飲もう!となった。夕方に街の真ん中の湖の畔で飲み始めた。物売りがいっぱい来るので、ツマミと酒は簡単に手に入った。だいぶ酔ってきたので、みんな帰ろうとした時に、宿の部屋が同じオッちゃんが叫んだりし始めた。あれ?酔い過ぎてるなこりゃあ。と思い、オッちゃんの両肩を2人でサポートしながら宿近くまで帰ってきた。ホアンキエム湖から宿近くまではオッちゃん1人にしておくと、泥棒に会う可能性があったので宿近くまで一緒に帰ってきた。オッちゃんを監視しながら、歩き飲みしているとオッちゃんが宿に走って行った。これで安心と自分達はオッちゃんが、ちょっと天然で面白いので笑いながら帰って行った。宿の1階はフロント兼レストランなので、またビールを買って飲んでいたら、上から人の声がした。部屋に行ってみるとトイレに入りっきりで出て来ないと他の同室者から言われた。宿の人も合鍵はなくて開けるに開けられない。ドア越しに話しかけても、オッちゃんがロレツが回ってないので、宿の主人が強行のドアのガラスを一部割って中に入った。オッちゃんはトイレの床で死んだように横になってガラスの破片まみれになっている。破片を綺麗に取って、オッちゃんをベッドに寝せた。宿の人たちに謝り、また1階で飲み直した。宿の人たちは、参ったお客さんだけど悪い人じゃないから。と言ってくれた。次の日の朝、オッちゃんはいなかった。そうだった、ハロン湾のツアーに行っているんだった。自分は二日酔いで夕方まで気分が悪かった。
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