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ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年03月15日

七十六話 お題:棒立ち(棒のようにまっすぐに突っ立っていること) 縛り:なし

 知人に海外で傭兵をやっている男がいる。


知り合った当初は怖い人かと思ったのだが、話してみると思いの外気さくで面白い人だとわかった。そんな彼がこの間戦場で迷惑なやつらに会った、というので詳しいことを聞いてみると、
「小さな街での戦闘だったんだが、隠れてる敵の兵士に攻撃をしようとしたら射線上にいきなり人が現れて、しかも棒立ちしてたんだ」
 その人物がどこから現れたのか彼には全くわからなかった。彼が棒立ちしている人物の様子をうかがうと、
「よく見たら体に穴があいてて、あぁ、こいつはもうこの世のものじゃないと思って攻撃を再開したんだが、どうも視界に入ると意識しちまってやり辛いったらありゃしなかった」
 そこでの戦闘は数日間続いたらしいのだが、その間何人ものこの世のものでない人達を見たという。
「まぁ戦場にその手の話はつきものだが、あそこまで集中して現れたことはなかったな。厄介だったのはどいつもこいつも銃を持ってて、しかも棒立ちなんだ。見る度に一瞬気を取られるから十分命取りになる」
 生きてた時銃持って戦ってたんなら自分のやってることが迷惑だってわかりそうなもんだけどな、と彼は呆れたように呟いた。

posted by ペン牛 at 12:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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