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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年02月26日

五十八話 お題:不甲斐無い(情けないほど意気地がない) 縛り:紐(物を縛ったりするのに使う細長いもの)、精神鑑定(裁判所の依頼で、精神科医が被告の精神状態を調べ、心神喪失かどうかを鑑定すること)

 退職した元刑事から聞いた話である。

「世の中情けないやつってのはいるもんでなぁ」
 なんでも昔、ある男が一家心中を試みたそうだ。紐を使って妻と息子を絞殺してから自分は首を吊って自殺する、という段取りだったらしいのだが、
「女房と子供の首を絞めたはいいんだが、締め方が甘かったんだ。まぁ殺すのが怖かったんだろうよ。しかもご丁寧に119番に電話してから首吊ったんだと」
 救急車の到着が早かったこともあり、男とその家族は誰も死ななかった。だが、
「かわいそうに、女房も子供もどっちも障害が残っちまった。まぁある程度長い時間息止まってただろうからな。そのくせやった男はピンピンしてやがってよ。ただ言ってることが色々おかしかったんで精神鑑定受けさせて、結局責任能力ありってことにはなったんだが」
 裁判の際、男は反省している、本当は妻や息子にあんなことはしたくなかった、といった発言を繰り返し、また被害者である妻子からの嘆願もあって執行猶予になったという。
「ほんとどうしようもねぇよ。奥さんも子供も首絞められて体に障害が残ってよう。それでもそいつのことを許してやってくれって言うんだぜ? そんな家族がいるんならどうとでもなったろうに、くそっ」
 彼は話し終えると煙草を吸い始めたが、ひどくまずそうな顔だった。

posted by ペン牛 at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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