アフィリエイト広告を利用しています
ファン
Facebook                         スポンサードリンク
検索
<< 2016年10月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新記事
最新コメント
カテゴリーアーカイブ
タグクラウド
プロフィール
ペン牛さんの画像
ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


にほんブログ村 小説ブログ ホラー・怪奇小説へ
にほんブログ村                      
オカルト・ホラー小説 ブログランキングへ                                                   スポンサードリンク                                                                           

広告

posted by fanblog

2016年02月12日

四十四話 お題:思い出し笑い(以前あったことを思い出して、一人で笑うこと) 縛り:天秤(棒の中央を支え、その両端に品物を乗せる皿と重りを乗せる皿を吊るし、釣り合わせてはかるはかりの一種)

 職場の先輩と一緒に仕事をしていると、突然笑い出したのでどうしたんですか、と聞いてみた。


すると先輩は、
「ごめんね、子供の頃のこと思い出しちゃって」
 と言いながら詳しいことを話してくれた。当時先輩の家にはインテリアとして古い天秤があった。先輩はそれがお気に入りで触ったりものの重さを量ったりして遊んでいたそうなのだが、ある時天秤がひとりでに動くことに気がついた。
「天秤の皿の片側だけにものを乗っけておくと反対側の皿がガターンッ! て下がって乗ってるものを弾き飛ばしちゃうの。結構重いものまでいけて、お母さんの携帯電話が飛んでった時はちょっと感動したよ」
 先輩はそれでますます天秤を気に入り、家の中のものを片っ端から乗せて遊んでいたそうなのだが母親に見つかってしまい、思いきり叱られた。結局その天秤は気味が悪いということで売り飛ばされてしまったそうだ。
「子供ってほんとに怖いもの知らずだよね。自分のことながら面白くって、今だったらそんな天秤あったら怖くて近づけないだろうにね」
 そう言って楽しげに笑う先輩が個人的には中々怖かったのだが、職場での立場を考えて胸にしまっておくことにした。


posted by ペン牛 at 09:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/4725852
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。