アフィリエイト広告を利用しています
ファン
Facebook                         スポンサードリンク
検索
<< 2016年10月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新記事
最新コメント
カテゴリーアーカイブ
タグクラウド
プロフィール
ペン牛さんの画像
ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


にほんブログ村 小説ブログ ホラー・怪奇小説へ
にほんブログ村                      
オカルト・ホラー小説 ブログランキングへ                                                   スポンサードリンク                                                                           

広告

posted by fanblog

2016年10月19日

二百九十四話 お題:添え状(人を遣わしたり物を送ったりする時に、用向きなどを書いて添える手紙) 縛り:連れ戻す(連れて元の場所へ帰す)、悪辣(情け容赦もなく、質が悪いこと)、ナイロン(ポリアミド系合成繊維の総称)、代物(人や物を、価値を認めたり、あるいは卑しめたり皮肉ったりするなど、評価をまじえていう語)

 妹の友人の話である。

彼女は最近まで呪いのバッグに悩まされていたのだという。
「呪いのっていっても見た目はどこにでもあるナイロン製のバッグで、そこがまた悪辣でしたね」
 そのバッグを持っていると無意識に余計なことをしてしまうようになるらしく、彼女はそれによって結構な被害を被ったそうだ。
「転職しようと思って気になる企業に応募しまくったんですけど、全く面接に進めなかったんです。何がいけないんだろうと思って応募書類のデータ見直したら、添え状の文面にいつの間にか、こんな会社さっさと潰れちまえって入力してあって。他にも色んな余計なことをしちゃって人間関係ガタガタになりました」
 そんな彼女を危機から救ったのはなんと私の妹だという。
「呪いのバッグを一目見て、これヤバい代物だからさっさと捨てなって言ってくれて、本当に助かりました」
 なお妹によれば彼女は呪いのバッグに半ば取り込まれかけていたそうで、完全に取り込まれる前に連れ戻すことができてよかった、と真剣な顔で言っていた。

posted by ペン牛 at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5549249
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。