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ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年10月09日

二百八十四話 お題:乱数表(0から9までの数字を全く無秩序に、しかも出現の確率が同じになるように並べた表) 縛り:妾(正妻の他に、愛し養う女性)

 釣り仲間の話である。

彼は中央競馬に個人で馬主登録をしているほどの資産家で、奥さんの他に妾が何人もいるのだが、最近その妾達の様子がおかしいのだそうだ。
「心ここにあらずというか、何を言っても反応が薄いんだよ。旅行に誘っても行かないって断られるし、欲しいものを聞いても何もないって返されるし……一人だけならまだしも、妾全員がそんな調子だからなぁ」
 彼は妾達の態度が変わった原因を探るべく、妾達の持ち物を漁った。すると、
「全員、数字がびっしり書かれた表を持ってたんだよ。気になったからこれはなんだって一人一人問い質したんだが」
 誰もその数字が書かれた表がなんなのか答えなかったという。私が、君の妾達は実はスパイでもやってるんじゃないか、と言うと、
「スパイ? いやいや、馬鹿な……うーん、でもそうか、もし、万が一そうだとしたら……恰好いいなぁ」
 彼の能天気さに若干腹が立った私は、側でとぐろを巻いていた愛猫の背中を少し乱暴に撫でた。

posted by ペン牛 at 22:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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