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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年09月21日

二百六十六話 お題:蛭(ヒル綱の環形動物の総称) 縛り:そそける(髪などが、ほつれる)、フットライト(主に廊下や階段などに使用する足元灯のこと)、同調(他に調子を合わせること)、脱力(体から力が抜けて、ぐったりしてしまうこと)、鏡(人の姿や物の形を映し見る道具)

 私は主人の両親と同居しているのですが、正直あまり上手くいっていません。

義父も義母も、私のことをどうしようもない嫁だ、と罵るのです。主人も私をかばうどころか、義父と義母に同調して私を罵ります。私はどんどん体調が悪くなりました。立っている時に突然脱力して座り込んでしまい、そのまましばらく立てなくなることが増えました。身だしなみが乱れていると罵られるので、髪がそそけるのが怖くてたまらなくなりました。鏡を見るとやつれて肌がボロボロになった私が映っていました。階段の上り下りがうまくできなくなりました。ある時階段のフットライトに蛭が貼りついているのを見つけました。その蛭を自分の肌に貼りつけると、血と一緒に苦しみが吸い出されていく気がしました。私は蛭に自分の血を吸わせるのに夢中になりました。家の側の川に行って蛭を捕まえて、自分の血を吸わせました。それを繰り返すうちに義父も義母も主人も気味悪がって私のことを罵らなくなりました。私はやっと安らぎを手に入れました。そして疲れました。この安らぎが失われないうちに、私は死んでしまおうと思っています。

posted by ペン牛 at 13:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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