2016年09月13日
二百五十八話 お題:嫌味(あてつけや皮肉。また、それによって不快感を与えるさま) 縛り:なし
女友達から聞いた話である。
「職場にすっごい嫌味なお局がいたのよ。ちょっとでも遅刻すると、ずいぶん早い出勤ねぇ、私も見習わなくっちゃ、とかネチネチネチネチ言ってくるの。それで、ある時中途で見た目が可愛くて性格もおっとりした子が入ってきて、あぁ、これは絶対ターゲットにされると思って心配してたんだけど」
彼女の予想通りお局は中途で入ってきた女性を執拗に攻撃したという。だが、
「ほんとどこ吹く風っていうか、ちっともこたえてない感じなのよ。それでまぁ、お局も流石に癇に障ったんだろうね。人が怒ってるのにその態度はなんなの! ってキレたのよ。そしたら」
中途で入ってきた女性が、
「子供三人堕ろしてる女がずいぶんと偉そうだな」
と言ったのだそうだ。
「そしたらお局の顔がさーって青ざめてね。すぐに早退して、結局その後一度も会社来ないで辞めちゃったんだよね」
なお、お局を辞めさせた女性は職場の皆から感謝され、今も人気者だという。
「職場にすっごい嫌味なお局がいたのよ。ちょっとでも遅刻すると、ずいぶん早い出勤ねぇ、私も見習わなくっちゃ、とかネチネチネチネチ言ってくるの。それで、ある時中途で見た目が可愛くて性格もおっとりした子が入ってきて、あぁ、これは絶対ターゲットにされると思って心配してたんだけど」
彼女の予想通りお局は中途で入ってきた女性を執拗に攻撃したという。だが、
「ほんとどこ吹く風っていうか、ちっともこたえてない感じなのよ。それでまぁ、お局も流石に癇に障ったんだろうね。人が怒ってるのにその態度はなんなの! ってキレたのよ。そしたら」
中途で入ってきた女性が、
「子供三人堕ろしてる女がずいぶんと偉そうだな」
と言ったのだそうだ。
「そしたらお局の顔がさーって青ざめてね。すぐに早退して、結局その後一度も会社来ないで辞めちゃったんだよね」
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