2016年09月01日
二百四十六話 お題:司書(図書館で、図書の収集・整理・保存・閲覧などの専門的事務を行う職) 縛り:息む(息を詰め、腹に力を入れて力む)、マドラー(飲み物をかき混ぜる棒状の道具)
友達の家で飲み会をした時のことである。
飲み会には知らない女性が来ており、なんでも高校の図書館で司書をしているとのことだった。私は友達が作ってくれたカクテルを飲みながら彼女と話をしていたのだが、顔を赤くした彼女が突然、
「一発芸やりまーす!」
と言ってカクテルのマドラーを自分の腕に斜めに突き刺した。彼女が顔を歪めて息むと、マドラーはポキンと折れて床に落ちた。
「あ、あれ、失敗しちゃった。本当は折るんじゃなくて腕の中に吸い込むはずだったんだけど……やっぱり酔ってると駄目だなぁ」
恥ずかしさで顔を更に赤くした彼女に、私は恋をしてしまった。
飲み会には知らない女性が来ており、なんでも高校の図書館で司書をしているとのことだった。私は友達が作ってくれたカクテルを飲みながら彼女と話をしていたのだが、顔を赤くした彼女が突然、
「一発芸やりまーす!」
と言ってカクテルのマドラーを自分の腕に斜めに突き刺した。彼女が顔を歪めて息むと、マドラーはポキンと折れて床に落ちた。
「あ、あれ、失敗しちゃった。本当は折るんじゃなくて腕の中に吸い込むはずだったんだけど……やっぱり酔ってると駄目だなぁ」
恥ずかしさで顔を更に赤くした彼女に、私は恋をしてしまった。
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