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ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年08月19日

二百三十三話 お題:無敗(試合・戦いなどに負けたことがないこと) 縛り:なし

 会社の同僚の話である。

彼は異様に麻雀が強く、いつも2位に圧倒的な大差をつけて勝利していた。ある時冗談で、お前に麻雀で勝てるやつなんかいないんじゃないのか、と言うと彼は、
「いや、いるよ。しかも俺ボコボコにされたからな」
 と言った。私が、そいつプロだったのか、と聞くと、
「相手がプロだったとしてもあそこまでひどい負け方はしねぇよ。正直に言っちまえば、俺は自分の勘はちょっとした超能力のレベルだと思ってる。だからこそ今まで散々勝ってきたわけだしな。でもあの時は……人間と打ってる気がしなかった。本当に、何もかも見透かされてたんだ」
 彼は一呼吸置いてから、こう言った。
「俺をボコボコに負かしたやつな、勝負終わって出ていく時、人間にしてはよく頑張ったよお前、って言ったんだ」
 私は、多分冗談で言ったんだろう、としか言えなかった。


posted by ペン牛 at 10:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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