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ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年08月08日

二百二十二話 お題:月月(毎月) 縛り:ジャックナイフ(折り畳み式の大型ナイフ)

 お笑いの養成所の同期の話である。

彼はとにかく金がなく、しょっちゅう家賃を滞納しては大家に怒られるような男なのだが、ある時素晴らしい物件を見つけたと自慢してきたので、どんな物件なんだと聞いてみると、
「驚くなよ、なんと都内の1LDKで家賃が一万円なんだ」
 私が、お前騙されてるんじゃないか、と言うと、
「いやいや、本当にその家賃なんだって。ただ契約する時に不動産屋からどんなことがあっても責任は持ちませんって言われたけどな」
 曰くつきの物件なのか、と私が聞くと、
「いや、そういうのじゃなくてだな……何故か毎月十二日に、必ず強盗に入られるんだよ」
 私は意味がわからずぽかんとしていたのだが、彼は特に気にした様子もなく話し続けた。
「この前来たやつはバタフライナイフ持ってたな。その前は金属バットで、その更に前は斧だった。毎月必ず強盗に入られるからあの家賃なんだってまぁ納得したわな」
 お前、なんで無事なんだ、と私が聞くと、
「え? そりゃあ強盗全員ぶちのめしてるからに決まってんじゃん。結構スリルあるしストレス解消にもなるし、いやー、ほんと最高の物件だよ、マジで」
 彼が一体何者なのかは非常に気になるところなのだが、果たしてそれは聞いてもいいことなのだろうか。


posted by ペン牛 at 10:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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