アフィリエイト広告を利用しています
ファン
Facebook                         スポンサードリンク
検索
<< 2016年10月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新記事
最新コメント
カテゴリーアーカイブ
タグクラウド
プロフィール
ペン牛さんの画像
ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


にほんブログ村 小説ブログ ホラー・怪奇小説へ
にほんブログ村                      
オカルト・ホラー小説 ブログランキングへ                                                   スポンサードリンク                                                                           

広告

posted by fanblog

2016年07月29日

二百十二話 お題:追い落とす(追って、下の方へ落とす) 縛り:なし

 ホストをしている友人から聞いた話である。

「俺、妹がいたんだけど自殺しちまってさ。まぁよくある話だよ。妊娠がわかった途端に彼氏に捨てられて絶望してってパターン。ただ俺は妹をそんな目に遭わされて黙ってられるほどお人好しじゃないからさ」
 彼は興信所に依頼して妹を捨てた男の居場所を突き止めると、その男の監視を始めたのだという。
「なるべく目立つ格好をして、そいつの視界に入る場所からじーっと見続けるんだよ。深夜になったらそいつの家によくも妹を殺したなって書いたビラを貼ったりして、嫌がらせも欠かさなかった。まぁ段々俺一人じゃきつくなっていったから、人を雇ってそれを一年間ぐらい続けたんだよ。そしたらそいつあっさりビルの屋上から飛び降りてさ。早く終わったのはいいけど、どうせならもっと長いこと苦しめてやりたかったな」
 私が妹さんは喜んでいると思うか、と聞くと、
「それはないな。優しいやつだったから……まず許しちゃもらえないだろう。まぁそうじゃなかったらわざわざこんなことはしないさ」
 話し終えると彼は何か偉大なことを成し遂げたかのように、満足げな笑みを浮かべた。


posted by ペン牛 at 11:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5290326
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。