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ペン牛
ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年06月10日

百六十三話 お題:土用波(夏の土用の頃、海岸に打ち寄せる大波) 縛り:なし

 中学生の頃に体験した話である。

当時私は歩いて中学校に通っていたのだが、ある日の朝、登校するために海沿いの通学路を歩いていると、二人の主婦らしき女性が立ち話をしていた。私がおはようございます、と挨拶をすると、女性達はおはよう、元気がいいね、と挨拶を返してくれた。私はそのまま歩いていこうとしたのだが、何気なくその女性達の会話を聞いた瞬間、足が止まってしまった。
「もう夏の土用なのに今年はあんまり波が激しくならないねぇ。もっとどんどん人飲み込んでもらわないと困るのに」
「そうだよねぇ。地球温暖化とか異常気象とか言ってるけど、全然大したことない。昔は今の倍は死んでたでしょう?」
「そうそう。そのくらい死んでた。もっと人が波に飲まれて死んでくれないと、寂しくなる一方だもんねぇ。あぁ、困った困った」
 思わず私が女性達の方へ顔を向けると、そこには誰もいなかった。それ以来私はその通学路を避けて遠回りをするようになったため、通学が大変不便になった。

posted by ペン牛 at 14:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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