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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年01月11日

十二話 お題:建つ(建物などが作られる) 縛り:豆炭(石炭に消臭剤などを混ぜて豆状にした固形燃料)、不体裁(体裁がよくないこと)、底冷え(体の芯まで冷えるように寒いこと)

 東北に旅行に行った際、泊まった旅館の女将から聞いた話である。


「この辺りではねぇ、昔は雪の日に豆炭を燃やしちゃいけなかったんですよ」
 燃やすとどうなるのか、と聞くと、燃やした家の前に雪の柱が建つのだという。ただの柱ならいいのだが、決まって表面には無数の顔が浮かんでいて、しかもどれも徹底的に燻されたような苦悶に満ちた表情をしていたらしい。流石にそんなものが家の前に建つのは不体裁だ、ということで自然と雪の日に豆炭を燃やすのはご法度になったという。
「今は石油ストーブとか電気のコタツとかずいぶん便利になってますけど、当時の人は大変だったと思いますよ、でも一体豆炭の何が嫌だったのか……今日みたいに底冷えのする日だとふと考えちゃうんですよねぇ」
 燃やした時の臭いではないか、と言うと臭いのほとんどしないコタツやあんかでも駄目だったとのことだ。本当に何が嫌だったのか。



posted by ペン牛 at 12:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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