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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年05月18日

百四十話 お題:北斗(北斗七星の略) 縛り:なし

 私の祖父から聞いた話である。

祖父がまだ少年だった頃、祖父の父――私の曾祖父と一緒に家の近くの山へ狩りに出かけたのだが、その日の狩りは予定よりも長引き、終わった頃には辺りはすっかり暗くなっていたそうだ。しかも山に深く入りすぎてしまったため、曾祖父と祖父は夜空に見える北斗七星から北極星を見つけると、それを頼りに家の方角へ下りていったという。しばらく歩き続け、ふと祖父は北極星のある北の夜空ではなく南の夜空を見上げた。そこには北極星よりも更に明るく輝く星があった。こんな星は今まで見たことがない、と曾祖父にその星のことを尋ねると、
「あれは見るな。罠だ」
 曾祖父はそう言ったという。祖父がどういうことだ、と聞くと、
「あれを北極星と間違えて進む馬鹿を捕まえるための罠だ。あれの方に進んでいって捕まったやつを何回か見たことがある」
 祖父は曾祖父に、捕まったやつはどうなるんだ、と聞いた。曾祖父は、
「苗床にされた」
 一言、そう答えたという。

posted by ペン牛 at 09:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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