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ペン牛といいます。子供の頃から怖い話が好きで、ブログを始めたいけどネタがない、と悩んでいたところ辞書からランダムに選んだ言葉を使って怖い話を書けないかと思いつき、やってみたら案外できることが判明、気がついたらブログを開設していた。こんなですが、どうぞよろしくお願いします。なお当ブログはリンクフリーです。リンクしてもらえるとすごく喜びます。にほんブログ村アクセスランキング、人気ブログランキング、アルファポリスに参加中です。 


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2016年03月28日

八十九話 お題:日和下駄(主に晴天の日に履く歯の低い差し歯下駄) 縛り:斑点(表面にまばらに散らばった点)

 知り合いの女性の話である。


なんでも彼女は奇妙な日和下駄を持っているのだという。
「明日の天気を当ててくれるの。といっても晴れかそれ以外かしかわからないからかなり大雑把なんだけどね。晴れだと全体に斑点が浮き出るからすぐわかるんだ」
 日和下駄による天気予報は100%当たるため彼女はそれを便利に使っていたのだが、ある時恋人と海に遊びに行くことになり、前日の夜に日和下駄を確認してみると斑点が浮き出ていなかった。
「斑点が出てない時点で曇りか雨なんだよね。曇りだったらまだ海には入れるけど、晴れてる方が当然盛り上がるし、なんとかならないかなぁと思って」
 彼女はふと、あることを思いついた。日和下駄に斑点が浮き出ていないのなら、自分で書いてしまえばいいのではないか、と。
「もちろん落ちやすいように水性のマジックを選んだよ? で、いざ書こうとしたら」
 すさまじい轟音と衝撃が彼女を襲った。家の庭で何かが爆発したのかと思い、彼女が慌てて確認すると、
「庭の木に雷が落ちてたの。その時雲一つない夜空だったのに」
 以来彼女は日和下駄の扱いに細心の注意を払うようになったそうだ。

posted by ペン牛 at 13:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 怖い話
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