社会福祉士　最短合格への道のり

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この科目は全科目の中で最も出題範囲が広く、難易度も高いと思います。
たまに０点科目をとったという方もちらほら聞きます。

先述したようにとっつきにくい科目でもあると思います。

今までは高齢者・障害者・児童といった対象別の制度や分離別理論でしたが、最近では総合的に関連付ける地域福祉の役割が重視されているので出題範囲の限定化は難しいといわれています。

●よく出題されているもの（ほとんどの試験に問題とされている）●

地域福祉の基本的考え方分野　
定義
地域福祉の発展過程

地域福祉に携わる組織、団体及び専門職や地域住民分野　
地方自治体、社会福祉法人、特定非営利活動法人、共同募金、社会福祉協議会、ボランティア、農協など
社会福祉士、認知症サポーター、介護相談員、その他の者の役割など

この科目も現代社会と福祉科目とともにやっかいな科目だと思います。
人名、地域福祉の源流など歴史が問われます。

また、社会福祉協議会、地方公共団体の役割、専門職（認知症サポーター、民生委員etc）など
ごっちゃになりそうな事が問われます。

この機関ではこの専門職が活躍するなど整理することが大切です。

この分科目は他の科目と相互に出てくることが学べるので（例えばイギリスにおける地域福祉の発達過程,歴史）
他の科目と重複する部分は重点的に勉強したほうが良いといえます。



ちなみに管理人はコミュニティ理論が不得意です。
理由は、
コミュニティ理論の考案者
理論の名前
理論の内容

を覚えなければならないので、心理学と違いコミュニティ理論は理論の内容が似ていたり、一言では説明しにくい複雑なものだったので頭の整理がつきませんでした。非常に聞いたことの無い名前ばかりでしたので避けていたのも事実です。。

そのためにも白紙に名前を書き、グループ分けして書いて暗記しました。

この科目は、大項目である”相談援助活動と法との関わり”から毎回３，４問と多く出題されます。
そのほか成年後見制度と日常生活自立支援がよく出題されます。両者の違いについて気をつけましょう。
また基本的人権の判例についてはいくつか覚えておいたほうが良いと思います。

●よく出題されているもの●

相談援助活動において想定される法律問題分野
福祉サービスの利用と契約、消費者被害と消費者保護、自己破産、借家保証、行政処分と不服申し立て

意思能力、行為能力、契約、不法行為、親族、親権、扶養、相続・遺言


大項目　成年後見制度
法定後見、任意後見、被成年後見人の行為能力、成年後見人の役割、被保佐人の行為能力、保佐人の役割など

日常生活自立支援事業分野
専門員の役割、生活支援員の役割、日常生活自立支援事業の最近の動向

この科目は福祉政策を中心に据えた内容が出題されます。
福祉政策といっても、概念や理念、福祉原理の理論、歴史的発達過程、諸政策など幅広い知識が求められる科目となっています。広範囲にわたり出題されるので高得点が難しいと思います。


●よく出題されているもの●

福祉制度の発達過程分野
社会保険、社会保障の発達、福祉国家成立、慈善救済事業、社会事業の発達
第二次世界大戦後の社会と福祉、ポスト産業社会、グローバル社会、リスク社会、福祉多元主義

福祉政策の課題分野
貧困、孤独、失業、要援護者について、偏見と差別、社会的排除、ヴァルネラビリティ、リスク

福祉政策の構成要素
効率性と公平性、必要と資源、普遍主義選別主義、自立と依存、パターナリズム、エンパワメント、ジェンダー

新制度になって以降この科目では
現代社会の理解
生活の理解
人と社会の関係
社会問題の理解
から万遍なく出題されます。

問題数が多いのは現代社会の理解です。
産業構造、職業構造や雇用、労働環境の動向、社会集団の主な分類と提唱者、官僚制やネットワーク組織の特徴、ライフサイクルとライフコースの概念はたくさん勉強しましょう。

●よく出題されているもの（ほとんどの試験に問題とされている）●
万遍なく出題されているのであまりありませんでした。。。

現代社会の理解分野
社会集団の概念、第一次集団、第二集団、ゲマインシャフト、ゲゼルシャフト、アソシエーション、組織の概念、官僚制

生活の理解分野
ライフステージ、生活時間、消費、ライフスタイル、生活の質