2019年05月03日
「昭和を見つめる目 田沼武能と土門拳」を見てきた
今日はいい天気だったので、土門拳記念館に行ってきました。
この令和フィーバーの中で、あえて昭和の日々を見に行くのも乙かなぁ、と思ったので。
あと天気が良かったですからね。すごく気持ちよかったです。
今の展示品は「わが仏像10選」「昭和を見つめる目 田沼武蔵と土門拳」「今生天皇ご退位記念平成14年土門拳記念館行幸記念写真展示」でした。
■わが仏像10選
土門拳さんが好きだった仏像が色々と展示されていて、なんとなくありがたい気持ちになります。
土門拳さん曰く「仏像を思い返すのは恋人を思い浮かべるようなもの」とのこと。
その感覚はさすがにわかりませんが、そこまで言われるとなんとなく優し気に見える気がします。
■今生天皇ご退位記念
現在は天皇ではなく上皇ですね。
昔全国植林債に出席された上皇は、そのまま土門拳記念館にも訪れたとのことです。
やさしげな笑顔が印象的で、のんびりとした気持ちになれました。
■昭和を見つめる目 田沼武蔵と土門拳
昭和を生きた偉人・芸能人・文豪・落語家の写真や、東京の街並みが展示されています。
数は少ないけれど、江東の写真もありました。
テーマは昭和の街並みであり、敗戦から復興までの光景がありありと写真に収められています。
偉人などの写真は本当に幅広く、生き生きとしています。
若いころの黒柳徹子さんとか、とってもキレイでしたよ。
街並みの写真に関しては、敗戦から五輪に至るまでの復興の様子がテーマ。
今も残る光景や、今はない光景が写真になっています。
首都圏高速道路の建設中や車が走りはじめた時期が収まっているし、船の上で水上生活をしているおじいさんなんて写真もありました。
楽しい写真ばかりではありませんが、引き込まれてしまいます。
白黒だというのに、なぜか妙に色鮮やかで、胸にくるものがありましたよ。
路地裏を走る戦災孤児の写真は、元気だけれどもなんだかもの寂しく。
けれど、奥まで進むとあった「笑う子」という写真は特に印象に残りました。
写真館は機会がないと中々こないけれど、ゆっくり歩くとなんとなく楽しいです。
今度は年間パスを買おうかな。
そんなことを思う午後でした。
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