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2022年01月22日

『題知らず』

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年01月06日投稿。




乾いた風を潤し 雲の上へ飛んでゆく
さよならは言わないよ 僕も君もここにいる


雨に濡れたそのノート
君が泣いた夏の午後
驚いた君の顔
そっとキスした右の頬

雨上がりの校庭 疲れ果てた顔で
それでも僕に 微笑んで、くれたから――

乾いた風を潤し 雲の上へ飛んでゆく
さよならは言わないよ 僕も君もここにいる


君の声が聞きたくて
でも声が届かなくて
走って追いかけてみたけれど
君はもう、帰ってこない?

届かない想いだけ
風に乗せて歌った
君のその瞳だけ
残像にすらならない

例えば悲しいとき 思い浮かぶのは君で
それでも僕は 忘れないといけないの――?

乾いた風を潤し 雲の上へ飛んでゆく
さよならは言えないよ 僕はまだここにいる


風は泣いて潤んでく 雲の上は晴れてるかな
さよならを残さないで 僕は君を愛してる

乾いた風を潤し 雲の上へ飛んでゆく
さよならは言わないよ 僕も君もここにいる

いつか君に会えたなら


名前も知らない花が 僕に向いて微笑んでる
君に再び合える日も
きっと きっと 近いんだろう











※高校時代の作品
タグ:高校時代 2011
posted by samanyanko at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | lylics
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