転職してちょうど1年になる。
この1年でリーマンからガテンに転身をしたのだから、今の日記とは別に1年前を振り返りながら、僕の体験談を書いてみることにします。

思い立って手帳をみたところ、一昨年の年末に失業して、住宅ローンの支払いが困難となった為、引越しを急いでいた。家賃が安いといえば、都営住宅を思いついたが、何年も申し込みをして待たないと入居できない。

区役所で話を聞くと「訳あり物件の臨時募集」があることを知る。
訳あり物件とは、現在空き室で前の住人がその部屋で不慮の死や自殺をした住宅のことで、
募集の資料には、およその家賃と間取りに加えて元住人の死亡理由や状況が書いてある。

多いのは高齢者の孤独死で発見が1ヵ月後とか時間がかかって見つかった例が多かった。
抽選会は、都庁であったが、そんな訳ありでも大勢の人が応募する為、倍率は高かった。

なるべく当たるように人が敬遠するような部屋を選択。
「死後2ヵ月後に発見」これもやはり孤独死のようだ・・

2週間後くらいに抽選結果が届く。残念ながらはずれ(*´д｀)=з
やっぱり、訳があろうが倍率は厳しいようだ。

昨夜は、雪の予報もあり、早々と仕事を切り上げて他の業者が帰ったため、僕ら電気屋のみの作業となり作業がはかどった。お陰で、今日は今年初のお休みです。(^◇^)v

電気工事の仕事を始めて3ヶ月と少し経ったのですが、この仕事に就いて驚いたのは、電気屋は電気のことだけ知っていればOKではないこと。
自分の会社がそうなのかもしれないけど、穴も掘れば、コンクリートも練らなきゃいけない！
去年の暮れにiphone4Sを手に入れたので、初めて見たものなんかは写真を撮るようになった。

この間は電線管（鉄パイプ）を曲げて加工する工事。
段差がある壁の間に電線を通す為に真っ直ぐなパイプをS字に曲げます。


もちろん、人力で曲がるものじゃないので、油圧ベンダーっていう工具で自転車の空気入れ
みたいにポンプをキコキコ動かして少しずつ曲げます。


それで、完成したのが下の写真のような感じ。
S字で綺麗に並ぶとなんとも言えない満足感("▽"*)


狭いコンクリ壁の間で2つの穴にピタリと通す、微妙な曲げは、職人技。
この中に外灯や別棟に電気を送る電線が通ることになるんですね。

初めましてさぶろうです。二人の子供と東京の下町に暮らす職人修行中の親父です。

1年前にIT会社営業マンをリストラになり、40過ぎで営業以外の仕事経験もなく、運転免許以外は資格も特になかったため、なかなか転職できませんでした。
夜勤が可能なガードマンのアルバイトをやりながら就活をしようとガードマンを始めたのですが、その時に東日本大地震に遭遇しました。東京でも震災の復旧工事を警備員の立場でかかわる事となりました。そのとき、自分の家族が地震で大変な苦労をしている中で不眠不休に活躍する青森や福島からの出稼ぎ職人さんが必死で工事をする姿を私はかっこいいと思いました。

そんなこともあり、安直ですが再びサラリーマンになることはやめて工事の仕事に就くことにしました。ガードマンから内装工事、雑工事のアルバイトを経て訓練学校にて電気・通信工事を勉強し、電気工事の資格を取得。現在、電気工事の会社で職人となり、もっか修行中です。

職人の毎日は、朝は早いし夜も遅い。職人というか電気工事は特に時間が不規則です。
おまけに休みもない為、曜日感覚がおかしくなります。やはり、電気がないと皆仕事にならないので、停電工事は、電気を使わない時間に工事してくれとなる為、深夜や徹夜での工事になるわけです。今日はまさにその徹夜工事で夜から出勤の為、やっとこのブログを始めようと思い立った次第・・・

そんな生活で継続が心配ですが、毎日の日記を兼ねながら、ガテンデビューしてからのエピソードを少しずつ振り返りながら、ご紹介できればと思っております。

宜しくお願い致します。 <(_ _)>