専門医の勝手なつぶやき

プロスポーツ選手の医学部合格をめぐっていろいろな噂が飛び交っています。

医学部入試を経験した方なら当然わかりますが優秀な人が本気で長い期間にわたり継続的に一生懸命勉強に打ち込まないと合格はないです。

それをいろいろなことをしながら合格するということは論理的に可能なのでしょう。

具体的に言うと東大理３や京大医に下ね気で通るような頭脳の持ち主ならば順天堂大学医学部ならそれほど準備しなくても合格しますね。

しかしどうなんでしょう。

一般入試という枠組みで考えてみて今回の疑惑を考えると面白い点がいくつも出てきます。

本当に試験会場にいたのか？

合格してからの一連の流れがスムーズすぎているんでは？

そもそも私立医学部狙いで他の医学部は受けたんでしょうか？

実際の実力は模試の偏差値でわかるんですがいくらくらいでしょうか？

これらは全てプライバシー保護ということで明らかにできません。

しかし医学部受験生やその親御さんの気持ち考えたら白けますよね。

一般の馬鹿な層、特にスポーツをしているような底辺層はスポーツしてると本気で勉強したら医学部にもいけると勘違いするんでしょう。

お風呂で計算やりだすかもしれませんね。

まあその程度のオツムのマス層をマスコミは相手にしているので今回の騒動もおめでとうで締めくくるのがいいと思います。

本当の医学部合格の大変さを全く一般人は理解できないのですから仕方ないです。

正義感で医学部受験の大変さを医師、医学生本人が言ってしまうと部活、スポーツに打ち込んでいる多くの質の低い人間の反感を買うことになります。