トラリピインフルエンサー ついに強制ロスカットに
トラリピ又はリピート系FXの運用をしているなら一度は目にしたことのある2大インフルエンサーの内の1人がついに強制ロスカットの憂き目にあいました。
「朝起きた瞬間、頭が真っ白に…」 円安ショックで“4000万円超のロスカット”、有名FXトレーダーが明かす“GWの悪夢”
彼はユーロ円を中心とした多数の通貨のトラリピで儲けてきましたがユーロの利上げで潮目が変わってしまいました。
運用が好調だった時は「チャリンチャリン♪」と儲かっている様をSNSで盛んに投稿して自身のブログに誘導し口座開設を煽っていましたね。
好調時はSNSのコメントもモノマネ設定で運用していた方々の感謝の言葉で溢れていました。
しかし状況が変わってしまい含み損が増え始めると資金的に耐えきれず撤退する方も徐々に増え始めます。
この頃からSNSでは彼の運用に警笛を鳴らす人が増え始めました。
それでも信者のような方もいて擁護する声も多かったように思います。
明らかに状況が変わったのにも関わらず「いつか戻る」と楽観的な様子はアフィリエイトで儲けた莫大な資金力があったからでしょう。
しかし資金力のないモノマネトレーダーは耐えられるわけがありません。
本当は資金が無いなりにポジションを減らすなど自分の頭を使うべきだとは思いますが、そのままパクってしまう人も多く昨年のシリコンバレーショックあたりからロスカットされる人が続出しました。
このあたりで見切りをつけるのが正解だったと思いますが、含み損を抱えながらも損失を確定させたくないという心理が働いてしまいジリジリと焼かれていく人も多く見かけました。
FXで予測を全くしない運用は不可能
彼は「予想しても外れるから」と過去のレートのほぼ全包囲仕掛けのトラリピ運用をしていたようです。
しかしトラリピはFXです。
レバレッジ取引では闇雲にポジションを増やすべきではありません。
ポジションと反対方向に一方的に動く展開になってしまうとあっという間にロスカットの憂き目にあいます。
仕組み上塩漬けにするのは事実上不可能なのである程度の予測と見通しが外れた場合の早めの損切は不可欠だと思っています。
ロスカットされてからでは挽回はほぼ不可能ですからいくらトラリピがナンピンして耐える手法であっても「早めに逃げる」ことは悪手ではありません。
莫大な資金力があるなら別ですが、数千万の資金を持ってしてもこの有様なのですから庶民がほったらかしにしていいわけが無いと思います。
やはりトラリピは自分で考える力が無いのならやるべきでは無いです。
状況が変化したらどう対処するべきか判断ができないのならいずれロスカットで退場は不可避です。
もし簡単で安全でほったらかしOKな投資だと思っているなら全力で「やめておけ」と言いたいです。
またそのように誤認してしまうような書き方をしているブログやネット記事も問題だと思いますが、安易に字面通り受け入れてしまう人が多いのもまた問題です。
最後に言っておきますが「投資は自己責任」です。
自分の資金を自分の意志で運用しているのだから自分で責任をとるのは当然だと思います。
彼の真似をして大損したとしても誰も責任は取ってくれません。
彼は詐欺師でもないし責めたり訴えたりしても何も還ってきません。
自分で考えることができないのなら「投資なんかやめておけ」と強く言いたいです。