早くもトラリピのユーロ円で失敗した人が別の投資に手をだそうとしている
もう私は何度も見てきた光景なので慣れてしまいましたがトラリピで失敗した人の一部が「高金利通貨スワップ投資」への乗り換えを検討し始めています。
一時は「めがねこ」とかいっていたのに面倒くさくなってしまったのでしょう。
だいたいこういう人は楽に大金を手にしたいという思考が抜けないので投資対象を変えたとしても必ず失敗します。
モノマネ→モノマネ→モノマネ…
いくら損したら気が済むのでしょうか。
「儲かる」と世に知られだした投資は大概「旬をすぎている」
大体そうなのですがネットニュースでその投資対象が目立ち始めると「天井」と言って良いです。
仮想通貨なんか歴史が浅いのに何度このサイクルを繰り返したかわかりません。
昨年のインデックス投資もそうでしたが大挙して庶民が群がったところが天井でした。
各国が利上げ基調であると同時にもはや緩和マネーも頭打ちなのでこれ以上大幅な上昇は期待できません。
天井で掴んだ上に3月のシリコンバレー銀行破綻ショックでかなり痛手をおった人も多いハズ。
今年は昨年と違いトラリピにとって地合いが良くなかったせいかあまり話題にはなっていませんね。
投資はみんなが騒いでいない時に仕込むのが鉄則です。
高金利通貨、とくにペソ円勢が大騒ぎしていますがもう利上げ停止フェーズどころか利下げも時間の問題です。
米国が利下げしたら他国も追随するでしょう。
早めに仕込んでいた人は怪しい展開になったらさっさと逃げればいいだけですが今から乗っかる人はただ損するだけになる可能性が高いです。
今から「高金利通貨スワップ投資」を始めるのはかなりヤバイ
ユーロ円ショートでトラリピ撤退となった人は
・為替差損→大
・マイナススワップ→大
・マイナススワップ→大
でやられてしまいました。
高金利通貨の場合現状インフレ対策の利上げで相当な利上げをしているので
・為替差益→そこそこ
・プラススワップ→大
・プラススワップ→大
ですが高金利通貨は流動性が極めて少ない「新興国通貨」がほとんどなので
これが利下げというトリガーが引かれた途端
・為替差損→甚大
・プラススワップ→小
・プラススワップ→小
あっと言う間に今までのスワップが消し飛ぶレベルの下落とスワップポイントの減少に見舞われてしまいます。
この辺の怖さをわかっていないのでしょう。
恐らく安易に今から手を出して来年には大火傷する人が多数出始めると思います。
何が悪かったのか 良く見つめ直してから次の行動に移すべき
結局こういう人たちは全く反省せず次の対象を探し始めます。
悪かったのは真似した投資対象や手法が悪かったのであって自分は悪くないと思っているのでしょう。
それから派手に飛び交う情報に安易に乗っかりすぎです。
少しは「自分」に至らない点がなかったか思い直してみてください。
といってもそういう人は元々思考回路がそうなのか言って聞いてくれるとは思えませんけれども。
もし1ミリでも「自分が悪いかも」という考えがあるのならすぐに飛びつくのではなく「今手を出すべきなのか」立ち止まって考えてみる、そしてよく調べてみる事をおすすめします。
ただただ損失を繰り返すカモネギになる人が少しでも減ってくれればと願っています。