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子供の歯磨き粉はいつから?どんなものを?【歯科、子育て専門家の回答−まとめ】

2016年08月22日

子供の歯磨き粉はいつから?どんなものを?【歯科、子育て専門家の回答−まとめ】

子どもの歯磨き粉はいつから?どんなものを?【歯科、子育て専門家の回答−まとめ】


歯磨き 子供.jpg


お子さんに
初めて歯が生えたとき


成長を実感できて
親として嬉しい気持ちになります。




初めての歯磨きは
慣れるために水でちょこっとだけ。

ガーゼなどで、かわいくて小さな歯を拭きながら

『虫歯になんかさせない!』

そして、
あるとき、ふと思うのです。


『え〜と・・・、歯磨き粉はいつから使うの?』


そこで、歯科や子育ての専門家の意見を参考にまとめました。

目 次

 1. 幼児の歯磨き粉はいつから
 2. 使う量の目安
 3. 日本小児歯科学会が推奨する使い方
 4. 歯磨き粉のタイプは
 5. フッ素は虫歯予防に効果がある
 6. フッ素の危険性は





幼児の歯磨き粉はいつから?

1001504001.png


歯磨き粉の使いはじめの目安は、うがいができるようになった頃です。
出典:マーミー
赤ちゃんの歯磨き粉の使用時期は「歯の本数が6本になった頃」「歯の汚れが気になる1歳前後」が目安です。歯磨き粉なしでもしっかりと磨けていれば、もう少し後になっても問題ありません。
出典:子育てハック

泡が立つタイプの「小児用歯磨き粉」
これは少量の発泡剤や研磨剤を含むので
いつもごっくんと飲み込んでいたら、ちょっと心配。


「うがいができるようになってから」と
昔はよく言われていました。


・・・じゃあ、2歳くらい?

それも正解。

最近では1歳前後とする専門家もいます。



※うがいが上手にできない赤ちゃん(1歳前後)の場合

もし使うのであれば

安全な成分の歯磨き粉(歯磨きペースト)

がおすすめです。




結論:いつから?

・ 時期は「1歳前後〜2歳くらい」

・ うがいが上手くできないときは水でもOK

・ 赤ちゃんに使うならば、安全な成分のもの


これが始めるときの目安です。

使う量の目安

適正な量(厚生労働省より)
 年 齢  使用量 
 歯の萌出〜2歳*  切った爪程度の少量 
 3歳〜5歳  5mm以下 

*仕上げ磨きに保護者が行う。
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット[情報提供]


1歳までは
歯ブラシの束の1列分のごく少量


2歳
2列と増やしていく



のが適量です。



赤ちゃん
すすぎはできませんので、

軽くガーゼなどで拭きとってあげてくださいね。


出典:歯医者が教える歯のブログ


うがいができないときは
ガーゼで拭き取るようですね。

その後、
水を口に含んで

ぶくぶく
ぺっ

の練習もできたら完璧。


「ジェル状の歯磨きペースト」から

「子供用歯磨き粉」へ
 ←泡立つもの = 発泡剤や研磨剤含まれることが多い




もしもシフトするとしたら、

お子さんが
上手にうがいできてからがおすすめです。


もちろん
子供用の歯磨き粉
のなかには、探せば
発泡剤、研磨剤を含まれていない(=あまり泡立たない)
歯磨き粉もあります。








結論:量の目安は?

・ 1歳まではごく少量(切った爪程度)

・ 2歳になったら徐々に増やす





1967005017.png
exclamation×2注意exclamation×2
大人用の歯磨き粉(発泡剤や研磨剤を含む)を赤ちゃんに使うのは危険です。

間違わないように注意しましょう。



日本小児歯科学会が推奨する使い方

少なめのペーストをつけて、しっかりみがくように指導する。理想的には、先ず歯みがきペーストをつけないでみがき、その後で歯みがきペーストをつけて仕上げみがきをすることを推奨したい。

出典:日本小児歯科学会





歯磨き粉のタイプは

赤ちゃんや幼児には子供用の「小児用のジェルタイプ」の歯磨き粉がおススメです。

出典:WELQ ココロとカラダの教科書
小児用のジェルは誤飲しても安全なように発泡剤や研磨剤が入ってないものとなっています。

出典:歯医者が教える歯のブログ
むし歯予防のフッ素が配合されているのものを選ぶようにしましょう。

出典:WELQ ココロとカラダの教科書








フッ素は虫歯予防に効果がある

1667062001.jpg
歯磨き粉に含まれるフッ素の種類
 フッ素の種類 
 モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP) 
 フッ化ナトリウム 

出典:中川駅前歯科クリニック



歯磨き粉の成分表示には
「フッ素」と書いてないのでわかりにくい。


「モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)」
「フッ化ナトリウム」

この表示がフッ素のことです。

効果はほぼ同じです。

フッ素の効果(その1) 初期むし歯修復の促進

初期の虫歯では、むし歯菌の出す酸によって歯のカルシウムが唾液の中に溶け出します。唾液中に少しフッ素イオンが存在すると、このカルシウムを再び歯のエナメル質に取り込む再石灰化が促進されます。
再石灰化.png
フッ素の効果(その2) 酸に強い歯にする

エナメル質を変質させて酸に強くします。歯の表面を覆っているエナメル質はとても硬い物質ですが、酸に弱いです。
エナメル質の96%はハイドロキシアパタイト結晶でできており、これにフッ素が作用するとフルオロアパタイトに変わります。このフルオロアパタイトは酸に強い性質をもっています。

フッ素の効果(その3) むし歯菌の活動抑制

フッ素イオンには細菌の活動を抑制する作用があります。

フッ素の危険性は?


副作用が心配との声。

たまに聞きます。

耳にするのが、
フッ素の大量摂取による「中毒」症状(吐き気や腹痛)

さらには、慢性的に大量摂取したことによる「斑状歯」の症状
のようです。


な、なんだってー!

本当だったら、大変だ!

今、日本で市販されている歯磨き粉には、ほぼフッ素入っているので
これは気になる。

ということで、
検証している記事から内容をまとめました。


1504410105.png
自然の海産物などで普通に口にしています

ちなみに、

フッ素って日本では、歯磨き粉にしか入っていない
特別な薬品というイメージがありますが

海産物とか、お茶とかにも含まれているようです。


急性中毒になる量は?

※ フッ素配合の歯磨き粉について。日本では薬事法にかかる承認基準で、フッ化物イオン濃度は1,000ppm以下に定められています。950ppm程度が殆どで、子ども用として500ppmのもあります。
※ フッ素の急性中毒を起こす量は2mg/kgと言われています。

体重が約20kgの6歳児であれば、歯磨き剤のチューブ(フッ素濃度950ppmの60gの歯磨き粉)を2本弱を一気飲みしなければ中毒を起こすことが考えられません。

この数字通りの歯磨き粉を体内に一度に取り入れるという事は、現実的に不可能だという事がわかるので、急性中毒が起きる危険性はないといって良いでしょう。

出典:WELQ ココロとカラダの教科書


海外では水道水にフッ素が入っている国があるので、
そこで起きた問題が日本に伝わったかな。

日本では市販の商品を
適量、普通に使っていれば
大丈夫そうですね。

フッ素配合の商品は、薬事法にかかる承認基準というのがあって
濃度を厳しく決められているのです。


急性中毒になることも、ましてや班状歯になることもなさそうですね。


ただし
赤ちゃんが、大人用の歯磨き粉をチューブごと
丸々1本飲んでいたら
病院に行きましょう。



大切なお子さんのことですので、

念のために
使用を控えているお母さんもなかにはいるというのが現状でしょうか。










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