ブログ更新出来ずだったな。毎日忙しすぎる。
誰か読んでくれてるのかなぁ、、ブログ移動しようかな笑

（当時の旦那の話です）
あれから検査、検査、検査、、検査の日々でした。
でも旦那は本当に運が良かった。色々な運の良さが重なり今がある。周りの先生方に感謝ですね。
結果がわかったのです。その道の権威と言われている先生がわずかな心電図の異常を見つけ出してくれました。
『ブルガダ症候群』
初めて聞く病名。えっ？何これ！？
どんな病気かはここでは割愛させていただきます！
（気になる方はGoogle先生にお願いしてください）

旦那は奇跡の人。心停止って5分経過すると致命率25%くらいらしいです。8分経つと極めて厳しいらしい。旦那は、、6.7分。現在、脳の異常なく健常時と同じ生活が出来てます。ドクターにはこんな事はほぼありません。ブルガダは非常に難しい病気なので、今回元気でいれる事は本当に稀と思って下さい。奇跡です！とはっきり言われました。
調べれば調べるほど本当にその通りなんです。
（が、、旦那は障害者になりました。その話はまた後日）

私は医療関係者でもなんでもないので知識は聞いたこと調べて理解したことしかありません。
下手な情報を書くと誤解されてしまうので、病気詳細や検査詳細は伏せておきます。
あくまでも旦那の状態の記録として読んでくださいね♪

もう5カ月。いや、まだ5カ月？健診が月一なので不安。つわりは落ちついてきたぞ。でもなー、まだ完全じゃないんだよなー。スッキリしたい。

旦那の話、簡潔に書こうと思ったけど、記憶が強すぎて長くなりそう（笑）

最近のドラマで4分間のマリーゴールドってありましたが、4分間の意味知ってますか？
4分間が命が助かるための大事な時間。人って10分くらい心肺蘇生されないと、亡くなってしまうって聞きました。合ってるかな？

ちなみにうちの旦那、心停止7.8分くらいかな。先生には命は助かったけど、目は覚めるか覚めないか、、いや、覚めたとしても脳障害は残るかもと。
心室細動を起こして倒れたんです。致死性不整脈。もう助かるためにはAEDしかなったんですよね。私、初めての言葉ばかりでチンプンカンプン。テンパってるし、理解できない。
まず、心臓が動き出せば、もう大丈夫と思ってました。脳障害なんて考えてなかった。。後々考えれば、酸素がいかないんだもんなーとか血流止まってるしとかわかるんだけど、その時は全く。初めての救急車に同乗したのに、全く覚えてない。イマイチ状況飲み込めずでしたね。
結局、もちろんICUにお世話になりました。先生に部屋に呼ばれ、病状の説明。もう完全、ドラマです、ドラマ。
ICUに入れば、重病患者もたくさんだし、ドクター、ナース、点滴、機械音、部屋の雰囲気、もう他にも沢山…ドラマですよ、ドラマの世界。でもたくさんの管と呼吸器に繋がれてベットに寝ていたのは、私の旦那だった。泣いた。泣きまくった。もう話せないんだ、この先どうすればいいんだ、もうとにかく自分を責めた。
私達夫婦は同い年夫婦で、カカァ天下より家庭でありまして…笑
まぁ喧嘩も沢山しました。去年は結婚10周年。色々ありましたよ、10年間。旦那は基本穏やかだけど、不満も沢山ありまして、死ねばいいのに…なんて罰当たりな事を考えたり…。いざ本当に生死を彷徨う状況になると、あり得なくて。私の発言やそんな事を思っていた自分をぶん殴りたくなりましたー。

旦那は脳障害リスクを減らすために低温療法だったかな？体温を34度くらいまでに下げて脳に熱がいかないようにしていたんです。辛い治療で無意識でも身体は震えるらしく、筋弛緩剤も使ったり、麻薬級の薬で治療し続けました。睡眠薬も使っているのでずーっと寝たきり。身体中管だらけ。目は半開き。口はカサカサ。もうなんとも言えない。悲しい感情しかなかった。

30代の働き盛りの俳優さんなど、国内外含め突然死のニュースをよく目にします。私が気になって見てしまうのか…死因が気になるんです。きっと旦那がこんな事にならなければ、正直こんなに気にしないと思います。
目の前で人が倒れ、その人が亡くなる。こんなに切ないことはないですよ。ご家族の気持ちを考えるとなんとも言えない気持ちになります。
旦那は救急隊が来た時には心停止してました。うちにはAEDなんてないから、必死で心肺蘇生しました。いや、その時は心停止するなんて思いもしなかった。本当に苦しむでもなく急に倒れてそのまま…
あとで聞いたら結局１回目のショックでは心停止したまま、２回目のショックで戻ってきてくれました。あーこれで安心だなんて、そんなこと言っていられる状態じゃありませんでした。ドクターも救急車で駆けつけてくれ
ましたが、そこで言われたのは。。。
この先どうなるかわかりませんとのこと。
え？なに？意味わからない。
とりあえず、一緒に奥さん救急車に乗ってと。

そうです、私には2人の子供がいます。
長男は当時年長さん。こんなに成長したのかと思うほどわたしの指示に的確でした。
心臓マッサージしてる間、実家に電話をかけさせて、すぐに来てもらいました。
実家近くて良かった…うちに両親いてくれて良かった。長男は私の両親を見て少し安心したのか初めて涙を流しました。私はそれ以外のことに必死で、しっかり様子を見てやれなかった。あとで母に聞いたら、こわくて唇が震えていたと。そりゃそうだよね、頑張ったよ。
我が家、わかりづらい道に面してるんです。救急隊も近くに来てたのですが迷ってしまって。。マッサージで手が離せない私を見て、長男が玄関の鍵を開け救急隊を呼びに言ってくれたんです。初対面が苦手な恥ずかしがり屋な長男。ほんと息子に感謝してますよ。

私、何分間心臓マッサージしたんだろ？でもさ、知識ないから…正解だったかわからない。もっともっと力を込めなきゃダメだったんだと思う。
医療番組やドラマが大好きだから、見よう見まねですよ、完全に。
色々と後悔しましたよ。あーすれば良かったんじゃないかなとか、色々。
でもね…後々、医師と看護師に、奥さん医療従事者ですか？と聞かれ。心臓マッサージよく頑張ったねと言ってもらえたんです。あれがあったから今があるんだよと…
その一言に報われたのです、私。

つわり再燃したのでしょうか…
毎日気持ち悪い…3歩進んで2歩下がる。
こんな感じ。

実は我が家、この1年色々ありました。
そして命について考える、家族について考える、そんな1年を過ごしました。

ちょうど1年前の今日、朝9時20分
旦那は前触れなく私の前で倒れ、そのまま心肺停止で4日間眠り続けました。
私はあの時何が起きたのかわからず、まずは119番し、言われるがまま必死で心肺蘇生し続けました。今もあの状況、あの顔、あの息遣い、全てを忘れる事は出来ないし、今でも思い出します。救急車2台、消防車1台、レスキュー隊も来て、うちの中は一気に人だらけになりました。本当に本当にドラマの世界。
倒れる寸前まで、笑って話してました。そのすぐあと倒れるなんて。人の命って儚いものだと感じました。人の命って簡単に終わるんだとも感じました。
あの日から我が家は色々と変化しました。