2018年03月09日
Q.所得控除と税額控除の違いが分かりません
所得控除の節税効果は、必要経費が増えることと同じ
確かに「控除」の意味が分かりにくい。
単に"引かれる”という意味。では何から引かれるかが、その違いです。
「所得控除」は所得から引かれることを意味します。
確定申告書の左の下に赤い帯の欄があると思います。
赤い帯には「所得から差し引かれる金額」とあります。
これが所得控除です。
基礎控除から社会保険料控除、生命保険料控除、医療費控除、などなど。
また、となりのピンクの帯「その他」の中に、
青色申告特別控除があります。
これも所得控除の一つ。
所得控除は、必要経費と同じ節税効果。
所得控除が増えれば、必要経費が増えると考えて構いません。
例えば、青色申告特別控除65万円は、65万円必要経費が増えるのと同じ。
中には税金そのものが65万円安くなると勘違いする人もいるので、要注意です。
税額控除は税金から引ける金額
税金そのものから引けるのが、「税額控除」。
こちらは、難しい計算は必要ありません。
税額控除が10万円なら、所得税は10万円安くなります。
確定申告書の右の上にあります。
代表的なのが、住宅ローン控除。
あと、計算がややこしいふるさと納税もそう。
かつては、電子申告すれば税額控除5千円とかあったけど。
税額控除は、ときどき短期間の特例として、発生することがあるので、
税制改正に注意しておくこと。
といっても、その情報はなかなかフリーランスには回ってこない。
こまめに、ニュースを見るしかないんだよね。
Take it easy!
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