2018年03月09日
Q.今一つ減価償却の意味が分かりません
分割して数年にわたって必要経費に計上
経理でも経験していない限り、
「減価償却」と言われても今一つ理解できないのは当然です。
自分も始めは、減価償却の概念を理解するのに苦労した記憶があります。
一般的には、減価償却のような概念はないですから。
例えば100万円するハイスペックのパソコンを買ったとします。
もちろん、それは必要経費ですが、一度に100万円を必要経費にすることはできません。
何年かかけて、分割して必要経費に計上することになります。
何年かはそのものによって決められていて(耐用年数)、
パソコンの場合は4年です。
つまり、年間25万円ずつを4年間で必要経費に計上していきます。
これが減価償却、毎年計上する必要経費を減価償却費と言います。
また、減価償却するものは固定資産として、固定資産台帳にリストアップすることになります。
「資産計上する」というのは、固定資産台帳に掲載するということです。
減価償却資産ともいいます。
どんなものが減価償却資産になるか
では、どんなものが減価償却資産になるかといえば、
それは、値段で判断すればオッケーです
青色申告の場合、少額減価償却資産の特例があり、
30万円未満のものは、全額一括で必要経費に計上できますが、
30万円以上のものは減価償却することになります。
フリーランスの場合は、減価償却資産はさほどないでしょう。
ITエンジニアの高性能パソコンぐらいでしょうか?
または、業種関係なくありそうなのがクルマ。
ただし、プライベートで使う分と仕事で使う分を考えて、
仕事で使う分だけということになります。
200万円したクルマがプライベートと仕事、3:7の割合の場合、
140万円を減価償却することになります。
また、マンションを買って3分の1は仕事スペースにしている場合は、
マンションの3分の1の値段を減価償却することができます。
ただし、鉄筋コンクリートの事務所の場合、耐用年数は50年とすごく長い。
そんなに長く仕事してられないし、、。
仮に1000万円だとしたら、たったの年間20万円、月にすると1.6万円。
賃貸で家賃の半分を必要経費にしていた場合、
8万円の家賃で、月4万年間48万円と、こちらのほうが必要経費としては節税できます。
決算処理で必要経費に計上すること
減価償却は、決算時に会計ソフトで計上するように処理します。
この処理を忘れないように。
決算書類の中に損益計算書が含まれていると思いますので、
それで計上されているか確認してください。
Take it easy!
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