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2013年11月25日

エンジン異音について考察


エンジンオーバーホールにより異音は直ったが
「これが原因だったのか」と、はっきりした原因が分からない。

主な交換した部品
・ピストン×4
・ラッシュアジャスター×8
・バルブスプリング×16
・リテーナー×16
・ウォーターポンプ×1
・オイルポンプ×1
各種パッキン類、各種ボルト類

ピストンスカート部に傷が入っていたが、明らかに異音は
タペットカバー周辺だったので違うと思われる。

ラッシュアジャスターは、エンジンを降ろす前に交換してみて
異音は直らなかったので、これも違う。

一番可能性が高いのがオイルポンプ。
油圧計を見てみると、エンジンオーバーホール前と後では
アイドリング時の油圧からして違う。
オイルの銘柄、種類は同一の物を使用、及びオイル交換直後。
(TRUST GReddy F2 15W-50)

前は油温75℃、アイドリング時2kgf/cm2
後は油温75℃、アイドリング時3kgf/cm2である。

とは言っても、オーバーホール前でも、きちんと油圧は出ているし、
回転を上げれば6kgf/cm2まで上がっていた。
なのでオイルポンプが原因とは言い切れない。

次の可能性は、オイル流路が詰まっていて、洗浄したことによって、
きちんとラッシュアジャスターへ油圧が掛かるようになり、
結果、異音が直ったというもの。これも可能性の一つ。

カムシャフト、クランクシャフト、各種ベアリング、全て正常値。
素人にはここまで推測するのが限界である。
プロならば経験からエンジン内部を見れば、
何が原因だったのか分かるのであろう。

ピストンスカート部がなぜあのような傷が入っていたのか、とかね。
私には分かりません。異物でも噛んだのか?ぐらいしか。
所詮素人ですからね。

ま、今回分かったのは、素人がエンジンをオーバーホールするのは
かなりの覚悟と、根気が必要だということが分かりました。
他には、手先の器用さ、横着をしない正確さ、信頼性のある作業工具、
分からないことは何日かかってでも調べてから作業する粘り強さ、
色々必要なようです。

特に普段の仕事で横着をするような人は、エンジンを組むべきではないと感じました。
信頼性のないエンジンでは、とてもアクセルを踏めないですからね。

今回は楽しかったけれど、とても勉強になるいい経験をしました。
願わくば、エンジントラブルはこれが最後になりますように。
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