2022年10月04日
日本の防衛 日本だからできる提案
平和を直接願っても、何千年の歴史で何回も試みて失敗しているので、大切ですが、平和に対する祈りとか平和を訴えることは具体的な政策にはならない。
具体的な政策をする上では、世界が納得する、絶対に大義名分が通ってはいけない。その例として第1次世界対戦の後、アメリカのウィルソン大統領が、民族自決の原則っていうのを作りました。
誰もが反対できない、つまり国際的にあらゆる国で正義と認められているものは否定できない。それの第1段階は、丸腰を撃たないっていうことです。相手が丸腰、ピストルも刀も持ってないときに、こっちがその人を殺してはいけない。女子供を殺しちゃいけない、っていうのはちょっと差別的なんで、丸腰を撃ってはいけないっていう方が今ではいいですね。
丸腰を撃ってはいけないっていうのは、どういうことか。簡単には核兵器です。アメリカが広島に原爆を落とした。これは戦争ではない。これは今は日米戦争の中に入ってますけど、これは虐殺です。虐殺と戦争で何が違うか。戦争は相手が攻撃能力があるときに、こちらが攻撃していってことであって、軍服を着て野原で戦うのが基本です。戦争はルールのあるゲームですから。戦争はルールがないと思っている方が多いんですけれども、戦争のルールってきちっと決まってるんです、国際的には。それに反するとやはり罰せられる。それが戦争裁判です。東京裁判はちょっとインチキな裁判です。
で、第1に核兵器、第2にはミサイルです。命中精度の悪いミサイル、またはミサイルの先端に核兵器の積んだミサイル、これは最初から大量虐殺です。最初から丸腰を撃つ兵器です。ここに中国の沿岸部の、日本向けの基地を示しました。
※注1
中国の沿岸部には、日本の札幌から沖縄まで狙う核ミサイルがあって、そこからの照準がつけられている。これを国際的に非難するには、直接的に中国を非難するより、まずは国連に、丸腰を撃つことはやめようじゃないかと。戦争をなくすっていうことは難しいかもしれない。いろいろ紛争があって。相手が丸腰の時は撃たないという原則くらい決められるだろう。これはちょっと反論が出来ない。特にキリスト教文化圏では、反論出来ません。キリスト教文化圏では、相手が丸腰の時に撃つということは、非常に卑怯な事という風に考えられておりますので、これに反撃をするキリスト教国はありません。それからイスラム教国もこれには反対できません。ということはどういうことかというと世界の大半が、丸腰を撃つということを止めようじゃないかと。その時に第1段階の1で出すものは、化学兵器と生物兵器です。現在でも化学兵器と生物兵器は禁止されておりますが、化学兵器、生物兵器にかかわらず丸腰を撃つ兵器をあらかじめ準備しておくということは、禁止という一歩を踏み出すんです。
現在は生物兵器、化学兵器を戦場で使ってはいけないっていうのが基本なんですが、少なくとも国際的な認識なんですけども、国際条約は非常に複雑で、一見して例えば武器を使ってはいけないって国際条約があるとするじゃないですか。そうすると普通のこういう日常的な国内で生活してる人は、それは武器を使っちゃいけないっていう条約があれば武器使っちゃいけないんじゃないのっていうんですけど、国際条約ってのはそれほど簡単じゃなくて、見かけ上は武器を使っちゃいけないと書いてあるけれども、それから後にいろいろな条項があって、全部を見ると武器は使っていいっていう風に見える。そういうのが山ほどある。有名なやつでは、第1次世界大戦の後のいろんな条約なんかもそうです。国際条約っていうのは非常に複雑で、なかなか素人が理解できるって事はありません。だけどそのために外務省の専門家がいますから、外務省の専門家がそこを国民には丁寧に説明すればいい。なんだったら外務省から定例記者会見っていうのがあって、誰が聞いてようと、必ず外務省としては、日本の国益に即した話をする、もしくは、国民に対して国際条約の解説をするということ、ネットなんかを使って根気よくやっていく、ということが必要じゃないかと思います。
その第一段階の1が終わったら、第2段階として具体的な例として、ミサイルの先に核弾頭をつけて、その命中精度が市民に及ぶような命中精度であり、相手国の都市を狙っているものは禁止と。これもまったく誰も反対できない。このことによって、もしこれが国連で議論されて適用されれば、中国はこの図に出したミサイル群を、全て撤去せざるを得なくなります。その理屈としては、日本は理由がある。この前の戦争は理由があると。これはマッカーサーがアメリカ議会で証言したものを使えばいい、国連で。要するに敵国の最高司令官も言っているように、日本の戦争は防衛戦争であった、自衛戦争であった。これは敵将が言ってる。日本が言ってるんじゃない。日本はもちろんそう思ってるけど、敵の将軍が、司令官がそう言っている。だからこれはそうだ。だけどもその結果として、悲惨な結果を招いたのは確かなので、日本としては平和憲法を持っている。それで、もう侵略はしない、戦争のための軍隊を持たない、自衛のためしか持たないという約束をしている。その日本だからこそ、提案ができるんだって言ったら、国際的にこれも皆さん反対できない。一歩一歩崩していかなきゃいけないわけですね。20年ぐらいかかるでしょう。それを根気よくやる。外務省がそれだけの意志をを持ってるかどうかってことが問題で、外務省の役人もやっぱり役人ですから、あんまり辛い思いはしたくないし、東大出て公務員試験に受かって、外務省に入れば、あとはもう人生は楽々ですから、そういう気持ちもある。これはまあ人間ですから。政治で、国会で議決をして、役人がそれに従わなきゃならないような体制をつくるということをまずしなきゃいけない。
それには国会議員側が、利権があったらいけません。自由民主党が悪いって訳じゃありませんが、自由民主党も古くなったんで、少し難しいだろうと思います。本来はこれは平和を守るわけですから、立憲民主党とかがするべきですが、立憲民主党なんか昔から、中国は悪くない、中国がいくらミサイルを日本の都市に向けてても、それが核弾頭を積んでても、中国のやることだから正しい、中国は親分だから、日本は中国の子分だから、っていう認識ですからね。現在の立憲民主党とか、野党には任せることはできない。だから、新しい政党でやっていかなきゃいけないと思います。具体的にはそういうことです。
本当に具体的に、この丸腰を撃つという単純なことを禁止する。化学兵器、生物兵器があり、核があり、ミサイルがあり、ここら辺まで、丸腰を撃つということを、みんなで禁止しようじゃないか。誰もが反対できないことで、できます。こういうことをやり続けていれば、日本は国際的にもある程度評価されることになります。日本人は、男は黙ってサッポロビールですけど、日本以外の、中国から中東、ヨーロッパ、アメリカは、口に出して勝負なんです。主語、述語がはっきりしてます。目的語がはっきりしてます。以心伝心で人を説得することは、できません。継続的な提案と継続的な努力。この継続的な努力を評価する。(私もアメリカ、ヨーロッパでは随分生活しましたが、)努力を認めるんです。個人で一所懸命努力することが、その人の意志の強さを示し、社会に対して影響がある。それは賛成しようじゃないかっていうことなんですね。私のこのブログも、一所懸命毎日やってるんですけれども、人間ていうのは一所懸命じゃなくちゃ、やっぱり人の賛成を得られないと思うからですね。
※注1
長射程ミサイル攻撃による中国の威嚇(北村 淳著『尖閣を守れない自衛隊』宝島社新書より)
http://nipponmaru.jpn.org/data/which_is_superior_.pdf
武田邦彦 ヒバリクラブ
【武田邦彦のブログ】2022年2月11日 日本の防衛・・・(付録2)丸腰を撃つとは? 国際社会に響く提案は?
https://youtu.be/1VPMFaZIOCc
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