2023年02月13日
0才から50才までの人生。50才から100才までの人生。
もう実は、女性は完全に人生100歳時代になってしまってるんですよ。
現在は、0歳児平均寿命で88歳なんですが、この中には、幼児の時にお亡くなりになる人、小さい時にお亡くなりになる人が入ってるんです。しかし我々が一生を考えるには、だいたい20歳ぐらいを超えた方、もしくはもう少し成人、ある程度社会人になった人が何歳ぐらいまで生きるかっていうのは大切なんですね。
どうしかって言いますと、別に若い時にお亡くなりになる人を無視するんでは全然なくて、その人たちもぜひ何か病気を克服して長く生きていただきたいんですが、やはり人間っていうのは20歳、30歳ぐらいまでは夢中なんですよ。それで30歳か40歳ぐらいになってきたら、やっと自分の人生もどういう風にしたらいいんだろうなってことを考える時期になります。そのくらいの時期の人を考えれば、平均寿命はもう間違いなく100歳を超えるんですよ、実は。
今出てる正しい数字は50歳を過ぎた人で、平均余命が100歳ちょっと。女性の場合、そう言われてるんですが、これは現在なんですよ、実は。ですから、これ間違っちゃ困るんですね。こういう将来のこと考えるときは、将来のデータを頭に浮かべなきゃいけないんで、現在女性の平均寿命がある程度成人になった人で100歳としますと、例えば40歳の女性で言えば、そして100才っていうのはあと60年先なんですよ。そうすると今から60年先っていうと、まだ平均寿命が伸びてるんですよ、当然。今のところとりあえず、いろんな議論を、こんなことを細かくしてもしょうがないので、一応人生は2回来ると。0歳から50歳までの人生。これが昨日言いましたように、大正時代とか昭和の初めとかいうのは、実は第一の人生しかなかったんですよ。日本人の女性はですね。ですから女性は例えば結婚して子供を作って。その頃は、洗濯したり掃除したりっていうのを思い浮かべるわけですよ。
ところが50歳から100歳までの第二の人生について、なかったんですね。ですから女性解放とか女性を家庭に縛り付けるなとか、そういうこと自体がないんですよ。だって生きてないんですから。お墓の中に入っちゃってるんですからね。ですから女性は非常に難しい局面に入ります。っていうのは、これからの女性は、今ご存命の女性はですね、0歳から50歳までの第一の人生と、50歳から100歳までの第二の人生を、2つ考えなきゃいけないんですよ。
最初から非常にこう生物学的な厳しいことを言いますとね、我々哺乳動物のメスですね、女の人は赤ちゃんをお腹に抱えるもんですから、生まれる時に卵子をお腹の中に抱えて生まれられるわけですね。そして初潮期になりましてから、ひと月に1回ずつ卵子を放出しながら、やがて子供を産む年が終わりますと閉経されるわけですね。
閉経された後、閉経しなくても、だいたい50歳ぐらいになりますと、お子さんを産むっていう女性は非常に少なくなります。もちろんいますけどね。おられますけど、それは全体的な見通しを言う時には、まあこういうことには気を使わない方がいいんですね。
で、50歳から100歳までの第二の人生が始まるんですね。第一の人生って例えば女の人ですと、一所懸命成長して10歳から20歳ぐらいは高等学校なんか行って、一所懸命勉強して、友達を作ったりしてる時期ですね。思春期。で、20歳で例えば学校を出て就職をして、そして最初の頃は会社勤めたり自分でいろいろしたりして、夢中で働きますよね。現在ですと30ぐらいで結婚されますので。標準的ですよ。もちろん独身でも構わないんですが。結婚されますので、それから30歳から50歳までの20年間が、お子さんを産み、育て、家を作ったりローンしたり、もう大変だけど、それこそ人生の中心という時代を20年間過ごすわけです。そして昔でしたら、だいたい50歳で子供の手も離れ、立派になり、孫も少しできて、そしてまあそろそろ隠れになるっていう、こういう人生しか、おそらく、このひばりクラブをご覧の皆さんもですね、そこぐらいしか思ってないと思います。
しかし現在は、実は50歳から100歳まで、さらに50年あるんですね。50年という年の長さは、「まあいいや、老後は老後で過ごそう」というわけにはいかないんですよ。やっぱりあまりに長いんです。
それまでの50年と、それから今からの第二の人生の50年。しかも、昔は60ぐらいになると、いわゆる言い方悪いんですけど梅干しばあさんっていうようなぐらいで、ほとんど社会で活動しないような女性を思い浮かべてたわけですね。
しかし今は60才の女性でも本当に元気で、顔のシワが一つもないという人、いっぱいおられますよ。70ぐらいまで現在でもお元気です。お元気っていうか、ますます綺麗になるっていうかね。
だから今、30、40の人が第二の人生を考える時は、80から90までは現在の60歳ぐらいの女性と同じ感じだなと。旅行にも行けるし、レストランに食べに行けるし、外も颯爽と歩ける。その頃はもう着物も、洋服もデザインがもうもっと良くなってきて、今の30代40代の人が着るような服装をしてると思うんですよ。
ですから今女性の方が考えている、50歳から100歳までの、いわゆる老後というのと全然違うんですよね。社会もそれを許しませんよ。だって50歳から100歳が人口の半分になるわけですからね。
少し働いてくださいよっていうのも入るし、また男女関係も、もう一回変わると思うんですね。
問題なのは、女性に特有の問題をちょっとここで、まず指摘するんですが、人間以外の哺乳動物は約4,500種類もいるんですよ。象とかキリンとか、それからネズミとかそういうのいっぱいいますね。そのメスは、閉経したら普通は全部死にます。病気で死ぬか、それとも自殺する。自殺は餓死っていうか、食べなくなるって事ですね。これは動物の場合は、餌が非常に無尽蔵にあるってわけじゃないんで、群れが30匹だとしますと、30匹の中で、獲得できる餌を分けて食べなきゃいけませんから、その意味では閉経した女性はちょっと生きづらいんですよね。だけど人間だけはやっぱり食料も十分にありますんでね。閉経した女性は自殺なんかしなくていいわけですね。
そして今のところ、いろんな研究ありますが、周りの男性が、もうちょっとおばあちゃん生きててねというシグナルを出しております。寿命というのは本人が元気であるとか、そういうこととは関係がなく、もっと根源的なことで決まります。例えば周りの人から好かれる人、周りの人が生きててほしいという人、そういう人が生き残ります。
そういう意味では、女性は、孫の世話されるとか。人間だけが閉経後の女性が生きているということは、どういうことを意味してるかって言いますと、人間社会というものがおばあさんを必要としてるということになりますね。
したがっておばあさんは現在でも男性よりか、かなり長寿であるし、それから早く100歳の人生になると思います。
女性の方は今2つ重要なことがあるんです。
一つは次回にちょっと議論しようと思うんですけども、まずはまあ、どなたかに相談してもいいし。
今ね女性の50歳から100歳までの人の人生をどう生きるかという風な、ちゃんとした積極的な本がないんですよ。普通だったら小説なんかを読んだらね、だいたい自分の人生というのはイメージが描けるんですけども、それがないもんですから。
今50歳から100歳の老後の本なんか読みますと、悠々自適でゆっくり暮らしてくださいとか、年金をもらってとか言ってますけども、年金もありませんしね。50年間もある。連れ合いも、いたりいなかったりする。お孫さんもいたりいなかったりする。もちろん独身の女性もいっぱいおりますし、それはそれで立派なんですよね。しかし少し病気がちである。そういう時に、どういう風な人生を描くかっていうことを、かなり真剣に考えとかなければいけないってことになりますね。それで男性に比べて、女性の方は大変なのは一般的にあまり財力っていうか、お金をね持っておられない場合も多いし、それからいろんなことを自分一人でしなきゃいけないという女性も多いし、そういう点から言って、かなり50歳から100歳までの女性の生き方が幸福になる、幸福にならなきゃいけませんから大変なんですね。
ですから私もついついと発信をしていこうと思うんですが、50歳から100歳までの人生をどうしようかということでは、女性の方が今よりか少し真剣に、お考えになる必要があるというふうに私は考えております。
武田邦彦 ヒバリクラブ
人生(6)「高齢者の女性も初めて」令和5年2月2日
https://youtu.be/b-1sbU3uxHc
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