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2023年02月09日

おかあさんという大切な存在と、日本を壊すヨーロッパかぶれ

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今日は女性の人生の2回目ですね。お母さん。

ということで、当然お母さんが一番人間の中で立派ですね。
なんで立派か。命を作る人ですから。それを育てる。
命を作るっていうことは、男はひっくり返ってもできませんね。
実は最初からちょっと露骨な話で恐縮なんですが、日本の、例えば縄文時代とか、そういう時代にも土偶であるとか、いろんな形で、男性とか女性の像っていうのはあるんですね。で、ほとんどの土偶の像は女性の像なんですよ。それもちょっと胸が大きくて、お尻が大きくて、いわば女性が命を作るということが、どんなに大切なことかということは、言わないでも分かってるんですけど。古い昔の人はそういうことがしっかり分かってたわけですね。

これに対して、男性の土偶みたいな、人形みたいな、ほとんどないんです。
男性の場合ちょっと言うのが憚るんですが、男性のシンボルですね、男性器だけが物体として示されることはあるんですね。
これは何かっていったら、男性は生きている意味では意味がないんですね。
だけど昔は女性だけでは畑も耕すことができないし、獲物も取ることができないんですよ。
これはいいことなんですね。男女が違うということがいいことなんですね。
そうじゃなかったらオスメス分けなくていいんですからね。
10億年とか12億年前に、生物はオス、メスに別れたんですね。
別れる前は、死ねないんですよね。
生物は有機物でできてますから、劣化していくんですけど、それでも死ねないんですよね。だって子供がいないんですから。
オス、メスがいない限り子供がいないんですからね。

よく、そういうことよく分かってない人が、「生きてるものは必ず死ぬ」なんて言ってますけど、生きてるものは必ず死んだわけじゃないんですね。
子供がいるから死ねるんであって、だからオス、メスができて、遺伝子を半分ずつ切ってくっつけると赤ちゃんが生まれるというのは、もう大変なことでね。
地球上に今生物が繁殖してんの、赤ちゃんが生まれるからなんですよ。だからどんなに環境が大切だとか言ったって、赤ちゃんが生まれなかったら、別に環境は大切じゃないんですよ。
もうこのまま何やったって構わないわけですね。
だから現在、なんかいかがわしい環境運動かなんか、騒いでる温暖化とかSDGsなんていうのも、お母さんを大切にするっていうことが前提なんですね、だからまあ。

それでこれは、気が付いたのは、世界で日本だけなんですよ、実は。日本だけが家庭に対する社会的な位置付けが違うんですね。社会的っていうか、人生の位置づけが違うんですね。
他の国は、自分が生活するということに中心が置かれてるんですね。ですから個性、個人を大切にしろとかね。自分が食べるのに困ったら隣の国を侵略していいとかね。全部自分本位なんですよ。

ところ日本だけ違ったんですね。
日本は先祖から私、私から子孫というふうに流れていく。これが人間にとって大切だっていう、全然大切さが違うんですね。
最近ではそういうのを集団主義とか言って非難する人がいるけど、アホっていう感じですよ、僕に言わせれば。 あなたよく分かってんのっていう感じですね。

それで結局、日本は家庭というものを非常に大切にした。家庭をもとにして、ばあさん、じいさん、親父、おふくろ、それで自分、子供、孫という風につながっていってるその中の一つである。
このつながりをもし切ったら、自分も生きている生きがいを感じない。生きてる意味がないってこと、よく分かってたわけですね。

それにはやっぱり家庭というのがどうしても必要なんですよ。
これをお聞きの皆さんも、絶対小さい頃、家庭あったと思うんですよ。家庭がなくて人生を送るってことは、実はできないんですよ。
今はそれが片割れになってますね。

昔は子供の頃と老人の時になった時と、2つが、自分はあまり貢献できないけど家庭にいると。そして中核となってお父さん、お母さんが頑張るという、きちっとした図式がありましてね。
これが先祖、私、子孫という風に流れていくということで、みんなで努力してやってきました。これはこれなりに欠陥はあるんですよ。
もちろん子供を育てる時は、教育費がいるじゃないかとか、おしめ替えなきゃいけないんじゃないか、とかありますしね。
それから、おじいさん、おばあさんがいると、養わなきゃいけない。それからいろいろ大変な世話もあるって事ですけども、それも含めて我慢してやってきたんですね。

それをちゃんと組織化するために、戸籍というのがありました。
これも皆さんよく知らないんですけども、ちゃんとした戸籍があるのは日本と韓国と台湾ですから。旧大日本帝国ですね。日本ですね。少し戸籍の範囲を広げても、制度を少し緩くしても、世界200カ国のうち、たった7か国しか戸籍がないんですね。

戸籍があるって事はどういうこと言ってるかっていったら、家庭を中心に社会を運用するってことなんですね。
それからもちろんお母さんすごく偉くて、お母さんは何にも保証がないんですよ。ちゃんとした保証がないですよ。国がね、なんか子供を産んだら6万円とか、そんなケチな話じゃないんですよ、この話は。
ちゃんとした戸籍を作って、お母さんの家庭の位置付けをちゃんとして。家庭大切ですからね。
もうヨーロッパの愚劣なね文明に侵されましてね。
この前私、なんか読んでましたらね、アメリカのアホな女性大学教授がいて、その文章を日本のアホな女性評論家が翻訳して、日本の男性は何にもしてないっていう、世界でなんか日本の男性が最悪だって書いてあるんですよ。

あなたね、少し勉強してから。学問というのはどんな意見持っててもいいんですよ。今の意見だっていいんですよ。日本の男性が世界で最悪だって言っても構わないんです。だけども、戸籍ということすらその教授知らないんですよ。

それから平安時代になぜ、紀元千年に、なぜ紫式部とか清少納言っていう女性の、いろいろな文学書く人がいて、それから700年遅れないとヨーロッパにそういう人たちが現れなかったのはなぜか。
女性の活動範囲は日本の方が700年も先行してるって事も書いてないんですよ。
単に、何にも勉強しないで先入観だけで、日本の男性は最悪だって書いてある。それをまたこの日本語に翻訳して宣伝してるアホ女性日本評論家がいるんですよ。困っちゃうんですよ。

でね、お母さん、その他に、24時間365日労働ですよ。時間外労働ですよ。サービス残業。これを1回僕ね、そういう関係の役所に聞いたんですよ。そしたら労働契約はないって言うんです。それは労働契約やめちゃったんです。契約をやめちゃったんですよ。 契約は日本では戸籍なんですよね。それだから戸籍に基づいて家庭を作り、家庭の中心はお母さんであり、男はお父さんは外に働きに出て。これ派遣労働者ですね。お母さんから派遣されて、あなた家をやっていくためにはお金がいるから、ちゃんと外で働いてきなさいねって言われて、働きに出て、帰ったら給料を全部お母さんに渡す。こんな国は日本しかないんですよ、世界で。まともですよね。お母さんの価値を認めてるわけですから。
これもさっきのアメリカの女性教授は知らないんですよ。
自分が幸福な家庭っていうのを作ってないんですよね。

で、今僕は問題あるのはね、私はこう思ってるんですよ。
やっぱり人間は、子供を作って、未来があるからこそ生きていると、こう思ってるんですね。
自分だけが人類の最後で、もう次には人類がいないって言うと、やっぱり生きていく気力が湧かないですね。
それからまた、子供とか孫とか見ると、子供とか孫って自分の子供とか自分の孫じゃなくても、公園で遊んでいる保育園の子たちを見ると本当に、心が温かくなりますよ。力も湧いてきますね。他人の子供であるとか、自分の子供であるとかいうことは関係なく、やはり当たり前です。あまりに当たり前で、もう言うのもちょっと恥ずかしいって感じなんですが、人間にとってはやっぱり子供たちがいるって事は大切だ。その標準的な人間ですね。もちろん結婚のご縁がなかった人とか、結婚したけども子宝に恵まれない人とか、それからLGBTの人とかいろいろおられますよ。その人たちが劣るとか、そんなこと全然関係ないですね。だけどこういうのが普通だっていうのあるんですよ。これは別に普通は大切なんですよ。普通の人間っていうのが大切なんですね。

例えばある程度読み書きそろばんができる。それから、走ったらある程度走れる。ちょっとピアノとか絵とか、若干できるとかね。人情に熱いとか。そういう普通の人間っていうのが大切なんですよ。
だけど普通じゃない人もいます。生まれつき足がなんか少しうまくいかないとか、物覚えが悪いって人もいます。その人が、人間として劣ってるとか、人間じゃダメだって、全然言ってないんですよ。
ただ、標準を大切にするっていうのは、世の中をまともにするのに大切なんですよ。

だけど最近、それも言えない世の中になってきたんですよ。
標準は大切ですよと。当たり前のことをみんなでやりましょうね。当たり前のことができない方もおられるし、その人はみんなでいろいろ手伝ってね。あのその人も同じく幸福になるように、社会を運用していこうじゃないですか。それが社会ですというわけね。
個人個人で生きてるわけじゃありません。社会で生きてます。社会の一番大切な単位は家庭ですと。家庭あってのこそなんですねと。
それからまあ家庭が持てない人とか、体の悪い人とか、いろいろいますとね。それはそれで社会で守っていきましょうということなんです。

だから家庭と社会が必要なんですね。今言ってるその教育基本法とか、憲法で言ってる個性、個人っていうのはヨーロッパの劣った文化であるということ、はっきりとここでね、やって、再びお母さんというのが立派であるということと、お母さんの地位の保全ですね。
法律的な保証、これをきちっとやっていく。法律的っていうか社会の習慣でいいですよ。今までのように、お母さんは大切だという認識。それから家庭が基本なんだって認識。戸籍を作るっていう制度。それから24時間365日働いてるお母さんにありがとうという心。これはやっぱり取り戻したいと思いますね。

戦後1960年ぐらいには、結婚した人の離婚は約1割でした。これは普通ですね。1割ぐらいうまくいかないことありますからね。 それが今3分の1になってます。この1割の離婚を30%、1/3にした張本人。これは知識人っていうか、ヨーロッパかぶれなんですよ。
これが我々を今苦しめているんですね。苦しめてる人が大きな顔してるっていう社会は、まともではありません。

お母さんありがとう。

武田邦彦 ヒバリクラブ
人生(2)「女性の人生 おかあさん」令和5年1月29日
https://youtu.be/iTNC5Nz0ot4


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