翌日、幼馴染みにAさんが深夜にウォーキングをしていたことを話すと、
幼馴染み、「Aさん、この頃、良くウォーキングをしてるわよ」
私、「深夜以外もウォーキングをしているの?」
幼馴染み、「うん、どうやら噂では、Aさん鬱(うつ)になったらしい」
数日後、スーパーの駐輪場でAさんを見掛けたため声を掛けると、返事をしてくれたがメッチャシンドそうだった。
私、「大丈夫?」
Aさん、「病院に通っているのだけど良くならないの?」
私、「どこの病院に通っているの?」
Aさん、「〇〇(精神科系の病院)」
私、「他の病院では診てもらわないの?」
Aさん、「精神科系の病院は少ないじゃない」
私、「そうね」
Aさん、「不安解消にウォーキングをしているけど、ウォーキングをすればするほど不安になるの」
そう聞いたら、だったら、ウォーキングをヤメれば良いじゃないと思ったのだが、ヤメたくてもヤメられないのが精神疾患。
Aさんの精神は、ウォーキングに依存しているのだ。
ウォーキングなどの運動が、体に良いと考えるのは一般論でしかない、誰にも当てはまるわけではない。
Aさん、「病院が開いてないと思うと不安が増すの」
このような思考に陥るのは精神疾患に多いこと。
私、「24時間診てもらえる病院(精神科系)で、一度、診てもらったほうが良いよ」
Aさん、「そんな病院、近くにないじゃない」
私、「遠くても良いのよ、一度、診てもらっておけば、その病院の患者になるから、もしもの時は、診てもらえる」
24時間診てもらえる精神科系の病院は少ない、しかし、精神科系でも救急対応している病院はある。
いつでも診てもらえる安心感が不安解消に繋がる。
私、「連絡くれたら、いつでも病院に送って行くから。パート先でも良いから連絡をして」
翌日からは、幼馴染みを誘い、Aさんと3人でウォーキングをするようになった。
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