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2018年06月18日
6月18日は何に陽(ひ)が当たったか?
1982年6月18日は、イギリスのロック・グループ(当時は英米混合)、Fleetwood Mac(フリートウッド・マック)の13枚目のスタジオ・アルバム、"Mirage(邦題:ミラージュ)"がリリースされた日です。
1980年の2枚組ライブ盤"Live(邦題:フリートウッド・マック・ライヴ)"以来2年ぶり、また1979年に実験的要素を取り入れたロック色の濃い"Tusk(邦題:タスク)"以来3年ぶりのスタジオ・アルバムとなりました。"Tusk"のワールドツアーや、メンバーのLindsey Buckingham(リンジー・バッキンガム。gtr,vo)とStevie Nicks(スティーヴィー・ニックス。vo)らのソロ活動により、グループとしての活動は抑えていましたが、1981年にフランスのエルヴィル城に結集、"Mirage"を完成させました。
収録された12曲中、リード・ヴォーカルのパートはリンジーが5曲、スティーヴィーが3曲、Christine McVie(クリスティン・マクヴィー。key,vo)が3曲、そして残りの1曲はリンジーとクリスティンの共同リード・ヴォーカルで仕上がり、コンパクトにまとまったアルバムとなりました。その共同で歌声を聞かせる1曲が、先行シングルで選ばれた"Hold Me(邦題:ホールド・ミー)"でした。この曲はイギリスUKシングルチャートでは不発に終わり(94位)、ドイツも小ヒットに終わるなど、ヨーロッパでは苦戦しましたが、アメリカでは不動の地位を示し、Billboard HOT100シングルチャートでは4位までかけ上がりました。カリフォルニアのモハーヴェ砂漠で撮影されたプロモーション・ビデオも話題になりました。
第2弾の"Gypsy"は、スティーヴィーの美しい歌声とソフトなメロディーで全米12位を獲得、第3弾のクリスティンが歌う"Love in Store"も22位と健闘しました。イギリスでは"Hold Me"、"Gypsy"はチャートでは失敗しましたが、"Oh Diane"がシングルとしてリリースされると前2作を大きく抜いて全英トップ10入りを果たしました(9位)。イギリスではこれに続いて"Can't Go Back"もリリースされました。
アルバムのサウンド面は前作"Tusk"よりは落ち着きがあり、より洗練されたポップ・ロック集となっております。シングルに選ばれなかったですが、リンジーの歌う"Empire State"はフリートウッド・マックとしては"可愛さ"も感じられる心地良い曲であり、一方スティーヴィーの歌う"Straight Back"は、ポップな中にも重厚でドラマティックさを感じさせるナンバーです。
前作"Tusk"では、音の冒険に馴染めない聴衆もおり、高価な2枚組も災いして、全米1位の獲得はなりませんでした(Billboard200アルバムチャート4位)。"Live"を挟んでの"Mirage"の登場でしたが、"Live"と"Mirage"との間には前述のソロ活動があり、とりわけスティーヴィー・ニックスのソロ第一弾アルバム、"Bella Donna(邦題:麗しのベラ・ドンナ)"が全米アルバム・チャートで1位を記録した効果も手伝い、"Mirage"は"Tusk"以上の成功を収めることになりました。
7月17日付でアルバムチャート50位にエントリーした"Mirage"は、翌週9位にジャンプアップ、次に3位まで駆け昇り、8月7日付で、通算で9週間1位を続けたAsia(エイジア)のデビュー盤、"Asia(邦題:詠時感〜時へのロマン〜)"を蹴落とし、1位を獲得したのです。そして5週間、首位の座を守り抜き、45週間チャートインし、全米チャートの上では"Tusk"を上回るチャート成績を収めました。
しかしフリートウッド・マックはこの成功後に再び沈黙期間に入り、14作目のスタジオ・アルバムである"Tango in the Night(邦題:タンゴ・イン・ザ・ナイト)"がリリースされる1987年まで待つことになるのでありましした。
1980年の2枚組ライブ盤"Live(邦題:フリートウッド・マック・ライヴ)"以来2年ぶり、また1979年に実験的要素を取り入れたロック色の濃い"Tusk(邦題:タスク)"以来3年ぶりのスタジオ・アルバムとなりました。"Tusk"のワールドツアーや、メンバーのLindsey Buckingham(リンジー・バッキンガム。gtr,vo)とStevie Nicks(スティーヴィー・ニックス。vo)らのソロ活動により、グループとしての活動は抑えていましたが、1981年にフランスのエルヴィル城に結集、"Mirage"を完成させました。
収録された12曲中、リード・ヴォーカルのパートはリンジーが5曲、スティーヴィーが3曲、Christine McVie(クリスティン・マクヴィー。key,vo)が3曲、そして残りの1曲はリンジーとクリスティンの共同リード・ヴォーカルで仕上がり、コンパクトにまとまったアルバムとなりました。その共同で歌声を聞かせる1曲が、先行シングルで選ばれた"Hold Me(邦題:ホールド・ミー)"でした。この曲はイギリスUKシングルチャートでは不発に終わり(94位)、ドイツも小ヒットに終わるなど、ヨーロッパでは苦戦しましたが、アメリカでは不動の地位を示し、Billboard HOT100シングルチャートでは4位までかけ上がりました。カリフォルニアのモハーヴェ砂漠で撮影されたプロモーション・ビデオも話題になりました。
第2弾の"Gypsy"は、スティーヴィーの美しい歌声とソフトなメロディーで全米12位を獲得、第3弾のクリスティンが歌う"Love in Store"も22位と健闘しました。イギリスでは"Hold Me"、"Gypsy"はチャートでは失敗しましたが、"Oh Diane"がシングルとしてリリースされると前2作を大きく抜いて全英トップ10入りを果たしました(9位)。イギリスではこれに続いて"Can't Go Back"もリリースされました。
アルバムのサウンド面は前作"Tusk"よりは落ち着きがあり、より洗練されたポップ・ロック集となっております。シングルに選ばれなかったですが、リンジーの歌う"Empire State"はフリートウッド・マックとしては"可愛さ"も感じられる心地良い曲であり、一方スティーヴィーの歌う"Straight Back"は、ポップな中にも重厚でドラマティックさを感じさせるナンバーです。
前作"Tusk"では、音の冒険に馴染めない聴衆もおり、高価な2枚組も災いして、全米1位の獲得はなりませんでした(Billboard200アルバムチャート4位)。"Live"を挟んでの"Mirage"の登場でしたが、"Live"と"Mirage"との間には前述のソロ活動があり、とりわけスティーヴィー・ニックスのソロ第一弾アルバム、"Bella Donna(邦題:麗しのベラ・ドンナ)"が全米アルバム・チャートで1位を記録した効果も手伝い、"Mirage"は"Tusk"以上の成功を収めることになりました。
7月17日付でアルバムチャート50位にエントリーした"Mirage"は、翌週9位にジャンプアップ、次に3位まで駆け昇り、8月7日付で、通算で9週間1位を続けたAsia(エイジア)のデビュー盤、"Asia(邦題:詠時感〜時へのロマン〜)"を蹴落とし、1位を獲得したのです。そして5週間、首位の座を守り抜き、45週間チャートインし、全米チャートの上では"Tusk"を上回るチャート成績を収めました。
しかしフリートウッド・マックはこの成功後に再び沈黙期間に入り、14作目のスタジオ・アルバムである"Tango in the Night(邦題:タンゴ・イン・ザ・ナイト)"がリリースされる1987年まで待つことになるのでありましした。
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posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽