2019年02月28日
2月28日は何に陽(ひ)が当たったか?
1953年2月28日は、吉田茂首相(任1946-47,48-54。自由党総裁任1950-54)が衆議院予算委員会で"バカヤロー"と叫んだ日です。
社会党右派の西村栄一議員(在任1946-71)は、首相が述べた国際情勢は英米の首脳が述べた意見に賛同していたことを批判し、"イギリス首相の翻訳か"と皮肉りながら問いただし、吉田首相は「日本の総理大臣として述べた」と返しました。西村議員はその返事に対し、「別に興奮しなくても」と首相に告げると、首相は「無礼だ」と激高、それに答えた西村議員も「何が無礼だ!」と反論し、質疑がヒートアップしていきました。言葉の投げ合いが続く中、吉田首相は着席した状態で、小声で"バカヤロー"とボソッと呟いてしまい、それをマイクが拾い西村議員が聞いてしまったため、余計に騒動がエスカレートしていきました。結局内閣不信任決議まで出され、自由党の一部が造反、脱党して賛成に回ることになり、決議は可決、吉田首相は衆議院を解散し、第26回衆議院議員総選挙へと向かうこととなりました。これが"バカヤロー解散"です。
ちなみに、閏年の2月29日も加えて話すと、2012年2月29日に陽が当たります。この日、東京スカイツリーが竣工し、日本に世界一高い自立式電波塔が誕生したのであります。
社会党右派の西村栄一議員(在任1946-71)は、首相が述べた国際情勢は英米の首脳が述べた意見に賛同していたことを批判し、"イギリス首相の翻訳か"と皮肉りながら問いただし、吉田首相は「日本の総理大臣として述べた」と返しました。西村議員はその返事に対し、「別に興奮しなくても」と首相に告げると、首相は「無礼だ」と激高、それに答えた西村議員も「何が無礼だ!」と反論し、質疑がヒートアップしていきました。言葉の投げ合いが続く中、吉田首相は着席した状態で、小声で"バカヤロー"とボソッと呟いてしまい、それをマイクが拾い西村議員が聞いてしまったため、余計に騒動がエスカレートしていきました。結局内閣不信任決議まで出され、自由党の一部が造反、脱党して賛成に回ることになり、決議は可決、吉田首相は衆議院を解散し、第26回衆議院議員総選挙へと向かうこととなりました。これが"バカヤロー解散"です。
ちなみに、閏年の2月29日も加えて話すと、2012年2月29日に陽が当たります。この日、東京スカイツリーが竣工し、日本に世界一高い自立式電波塔が誕生したのであります。
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タグ:日本史
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posted by ottovonmax at 00:00| 歴史