2020年09月16日
【助産師】必要な資格
【助産師とは】
助産師の主な仕事は、妊婦への保健指導、育児相談、分娩時の介助などです。
妊娠や出産にかかわり、女性の妊娠、出産、産後の各時期において必要な監督、ケアおよび助言を行います。
また、分娩時の介助をし、新生児及び乳児のケアを行うことも助産師の仕事。
このケアには予防的措置、母子の異常な状態の発見、医学的援助を得ること、医学的援助が欠如している場合の緊急措置の実施なども含まれます(異常分娩の場合は医師によります)。
助産師は女性のためだけでなく、家族および地域社会のなかにあっても健康カウンセリングと教育に重要な役割を担っています。
産前産後教育や親になるための準備など、妊娠や出産にかかわるケアを行います。
日本では、昭和20年代はじめまで、お産を介助する人は「産婆」という職業名で人々に頼りにされていました。
その後「助産婦」という名称や教育・免許制度を経て、現在は「保健師助産師看護師法」のもと、国家試験に合格して厚生労働大臣の免許を受けた人が「助産師」と認められています。
海外では男性の助産師も活躍していますが、日本では助産師になれるのは女性のみです。
【助産師になるには】
まず看護師国家試験に合格していることが必要です。
その上で、文部科学大臣の指定する学校で1年以上助産に関する学科を修めるか、厚生労働大臣の指定した助産師養成所を卒業することなどが、助産師国家試験の受験資格となります。
受験資格を得るための教育課程はさまざまで、大学の助産コース、大学院、大学別科、専修学校などがあります。
実習も非常に重要で、助産所や病院はもちろん、小中学校の思春期教育、不妊や更年期などの身体の変化や不調に対するケアなどの実習が課される場合もあります。
実習が必須なことからも、独学では受験資格は得られません。
助産師国家試験の合格率は、例年95%以上となることが多く、99.9%となる年もあります。非常に高い合格率ですが、難易度が低いわけではありません。
助産師国家試験の受験資格が得られる学校への入学、入学後の学習や実習、レポートなどが非常に難しいといわれており、むしろ国家試験を受験するまでのほうが困難であると言えるでしょう。
試験は毎年1回、2月に行われます。
厚生労働省によって施行されるため、試験の詳細は厚生労働省のサイトを確認してください。
厚生労働省:助産師国家試験
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